2006-01-01から1ヶ月間の記事一覧

『さようなら、私の本よ!』〜大江健三郎(2)

大江健三郎の『さようなら、私の本よ!』を読んだ。前半は老人の繰り言を聴いているようで読むのを放棄しようかなと思ったけれど、後半は断然面白くなって飯を食べるのも忘れて読んでしまった。「チェンジング3部作」の完結編である。ぼくは、『取り替え子…

大江健三郎(1)

あの阪神大震災の年(11年前)に書いた大江健三郎に関するレジメが出てきた。懐かしく思えたのでここに載せておく。 あの時はまともに大地震をくらったのでたいへんだった。ものすごい揺れの衝撃は未だに忘れられない。ぼくの家は新築で1年も経ってなかっ…

ギャラリー「R・P」(あーるてんぴい)のgoukoママさん

今日は、仕事帰りに梅田の本屋「旭屋」に寄った。そして、また本を買ってしまった。 ★「ネット社会の未来像」(春秋社)宮台真司、神保哲生、東浩紀、西垣通、池田信夫〜サイバー世界には何でもある。だけど、人の心だけはない。〜 ★「ファスト風土化する日…

「at」クォータリー[あっと]2号(大田出版)

面白くてためになる雑誌、発見!! 執筆者の面々は、大西巨人、柄谷行人、高橋源一郎、上野千鶴子、吉田忍、吉田司、梁石日、・・・である。骨のある雑誌みたいだ。「批評空間」以来かもしれない。 さっそく買って読むことにした。 でも酒が回っていたので、…

命を「いただきます!」

「いただきます」ってのは、ただ食事をいただきます(もらいます)ってのじゃない。 ましてやそれは、現世的なカネに絡んだもんじゃない。 当然、権利でもないし、自己表現でもありません。 それは、命を「いただきます」なんです。 衣食住の「食」は命を維…

飛来もの展

箕面市桜井の古市場(阪急桜井市場)の道に敷かれた100メートルの青いじゅうたん(写真〜夜写す)には驚かされた。 ギャラリー内に入ると、その道から続いている青いじゅうたんが、壁から、天井から、床から所狭しとばかりに張り巡らされ、折曲がり、交差…

真夜中の道

「寒いわ」と何度も言う 「寒いなぁ。雪が降るそうやから」 午前3時 Nさんとぼくは背中を丸めて歩く プルコギ、トライアングル、白木屋、デニーズと ついさっき4次会を終えての帰り道 酔いが残っている 9人が6人になり、3人になって 今は真夜中の道を…

日々 手を洗い 顔を洗い 心を洗う

*** 日々 手を洗い 顔を洗い 心を洗う *** 人生、山あり谷あり ときたま崖っぷちまで行く時があるなぁ 平坦な道ほどこわいものはない 棘の道はこれからの人生のステップ *** そんなに格好つけんでもええやん そんなに見せたいとこあるんか そんなに…

「桜」シリーズ音楽CD

今晩は時間にゆとりがあったので、音楽CDを作った。 最近はやりの歌だ。 1.粉雪(レミオロメン) 2.青春アミーゴ 3.桜(コブクロ) 4.さくら(ケツメイシ)ついでに「桜」シリーズで次の歌も入れた。 5.さくら(森山直太朗) 6.桜(河口恭吾)…

浮沈の激しい時代

上がっているなとおもえば 急降下 よく出ているなとおもえば もう降板 ちやほやされているなあとおもえば 急に黙殺 時代は目まぐるしい速さだ 「ホリエモン」も「堀江貴文容疑者」に 変わってしまうのかな 奢る者久しからずだけはは変わらない 「改革者小泉…

武庫川に浮かび上がった「生」、そしてライブ

>おはようございます。 > 昨日はお疲れ様でした。僕は職場では書籍を大量に運ぶことはあっても,石を運ぶことは無いので,お力になれたかどうか非常に怪しいですが,草を大量に抜いて現れた土で,「生」が昨年以上にハッキリ浮かび上がったので,これは感動です。…

武庫川で石積み  〜宝塚の影の名所・武庫川中州「生」修復!〜

>おかきさん、明けましておめでとうございます ☆メール有り難うございました!m(_ _)m2006年が明けていきなり! 本当にエネルギッシュですね〜!!「宝塚現代美術店・展」は展示規制の問題ですか?宝塚のどこかで「宝塚現代美術店・展」を開ける場所を探して…

「生」鎮魂ライブ〜宝塚現代美術店・展”再生”「番外編」〜

こんな呼びかけをした。 ++ 明けましておめでとうございます 2006年を迎えまして、また新たな希望を抱かれていることと存じます。 さて、今年も第8回目「宝塚現代美術店・展」”再生”(サンビオラ30店舗での美術展)を予定していたのですが、管財人…

ねがい

1まいの紙に描いた 新しい私の絵を風にあげよう 隠れていよう この時代が通り過ぎるまで あなたにあげます 水にきらきらかがやく太陽 + + +

公衆便所の臭い便器の前に ぐったりへたりこんで 反吐をはいている俺 風がきつく吹いて 過去だけが残った何杯飲んでも 渇きはとれず 夜空がカランカランと笑っている離れたときにはじめてわかる 生温い根拠地 不安、不安、また不安 ***こんなものだった …

蒲鉾

::::::::::::::::::風がそよと吹いて胸を震わす 未だ見ぬ虹を追って迂曲転回 茫洋とした時の光は折重なり ここから共に歩み出す新蒲鉾 ::::::::::::::::::

堀尾貞治による「まねしん―紙破り」

堀尾貞治による「まねしん―紙破り」 紙破りはド迫力で山崎つる子氏や松谷武判氏、村上知彦氏一家、 堀尾家一同それに山本、藤巻氏はもちろん芦美博の加藤さんも 駆けつけてくれまして、超満員!大成功でした。 ※写真は1昨年の「第2回宝塚あーと寺子屋」 で…

ゴミの部屋

どうもぼくの家系はモノをよう捨てない者が多いらしい。 今日の昼からカミさんとぼくは、大学生になった下の息子といっぱいの荷物をクルマに積んで中国縦貫道路を通って、療へ荷物を運んでやったが、かれの4畳半と炊事付きの部屋に入ってびっくり。ゴミ屋敷…

新年会が連チャンで頭がイタ〜イ!!

そういふ人間になりたい〜2006年の抱負〜

今年の抱負、いやこれからのぼくの後半生になる生き方を七つ考えてみた。なんと言ってももう50代である。ぼくらの世代は、団塊の世代とも全共闘の世代とも言われているのだが。 その一つ 誰も見ていない所でもゴミが拾える (人の評価よりも自身の評価で)…

過渡期のネットコミュニケーション

正月で暇なので、ネットサーフィンをしているうちに「2チャンネル」に行きついた。3年ぶりぐらいに訪れるインターネット匿名掲示板サイト「2チャンネル」である。!!!!????・・・ はてさてこれはもう、なんと言ったらいいのか、子どもの弁に子ども…

お正月

朝、寝坊したかなと目覚めてみると雨が少し降っていた。女房と母は二人で中山寺へお詣りに行くと言う。中山寺までは家から歩いて15分くらいの所であるが、79歳の母は足を悪くしているため女房が車椅子に乗せて押していくという。クルマで手前まで送ろう…

はてさて、新年が

また新年がやってきた。 この「また」という言葉には、「えっ、もうこんなに速く」という時間経過速度の速いことへの驚きと「やれやれ、しようがないなぁ」という歳をとることの諦めが交錯している。歳はとりたくないが生き物である以上、仕方のないことであ…