2015-02-01から1ヶ月間の記事一覧
つぎはぎ 修理の後だらけ カッコ悪いどころじゃない 性能が低く 使い方がまだ分からない おもいおもい なんじゃこれは 役に立たないどころか邪魔になるみたい でも それはこれから いつになるかは分からないが 何かの役に立つはずだ きっと そういう直観がし…
雪見酒 月がゆらゆら 湯に浮かぶ ・ ・ ・
夕暮れになると ポツリ ポツリと 灯っていくまちの灯 夜中は賑やかに灯って 見事な光景 やがて真夜中 プツリ プツリと 消えて家も眠りに入る 生きとし生ける物もかくのごとし わたしもやがて・・・としんみり ・・・眠りの中・・・ 夜明け前 あっちにポツリ …
はっとして 一日一日 死に近づいて行く 自分に気づいた ふだんは 日常に埋没して すっかり忘れているけれど ふと気づいてしまった ついこの間までは忙しい忙しいと走り回っていたのに ついこの間は若かったはずなのに ・・・・・ 近づいて行く 一歩一歩 どこ…
かならず出る まいにち出る からだからの水 ちょっときいろくなって ちょろちょろ あるいはいきおいよく ジャーッ 入れたからには出なきゃならん水 あたしのからだでつくった水なのに じぶんではのめない水 しょっぱいだろうなあ 今日も元気に出てほしい あ…
冷たい風が吹いている 冬の朝 おやっ こんな枯れ地に可愛い黄色い蕾 道の隅っこに 人知れず咲こうとしている幸せの花 アドニス、 永久の 幸福 見つけたぞ 新しい春を祝う花を 今日は何かいいことがありそう ・ ・ ・
にぶい冬の光 青いキャンパスに 幾重にも線描された土色の毛細血管 見事に浮き立って 失くしてしまったものを想いながら 蕾がひそんでいるのも分からず 遠くからぼんやり眺めている 見え隠れする都会の喧騒に魑魅魍魎 やがて 白雲の背景に移り変わり みょう…
変な色を出したばかりに 上手く行きそうだったことも命取り 場に応じていろんな色を出せば 八方美人で優柔不断と言われ 色を隠せば 鬱々と鬱陶しい とかく色を出すのは難しい だから十人十色 自分のために自分の色を 自分に向けて出すのが一番いい ・ ・ ・
こんなステキなネーミングはない 魅力があふれだして落ちこぼれ ちからが余って落ちこぼれ 余裕綽綽 豊かさが落ちこぼれて 彩りを加える 寿司のネタたくさんの落ちこぼれ とっても美味しそう ぼくは人生に落ちこぼれて いま花盛り と 言うことにしよう ・ ・…
朝、パッチリ目が覚めた が 寒い 窓外は少しずつ明るくなりつつある が 寒くて布団から出られない もう少し あともう少し まだ居よう 外でカラスが笑って 早う起きんかえ アホウ アホウ ・ ・ ・
雪のちらつく古宝山 登る人間様5人とお犬様 ロンはここで野生に戻る ・・・ 首輪を外して 隔離を外して ペットを外してもらった犬のロン 自由に 奔放に 冬の山を駆けずり回る そのいきおい そのよろこびといったら ロンは野犬に戻り 犬として喜び 犬として…
冬のしぐれ 冷たいしぐれ 追われに追われて いる間もしぐれ 切れ切れにしぐれ 一日中しぐれ しぐれにしぐれて 善きことみっつ ・ ・ ・
軒下で クモさんと出会った あいさつしよう 今朝もはよから おはようさん ステキな蜘蛛の巣 ひっかかった虫を食べるのですね クモさんクモさん、蜘蛛の巣で 毎日じっと動かずごくろうさん ひっかかる虫を待っているの こんにちは クモさんクモさん、蜘蛛の巣…
クモといっしょに暮らしている とYさんは言う クモは廊下の隅っこの上で 蜘蛛の巣を張って住んでいる いつもあいさつをします 犬や猫が家族の一員なら クモも家族の仲間入りしてもいいはず クモさん、おはよう 今日はいい天気になりそうだよ ・ ・
6つの扉があった 1つ目の扉を開けた う〜ん、何か わけがわからない 2つ目の扉を開けた つまんない 3つ目は あっ おもしろいなー もう扉を開けるのを止めてしまおうと思ったが 開いてみよう 4つ目の扉を開ける なんだか楽しくなってきた やさしい気持ち…
あのひとに出逢えてほんとうによかった 出逢ったときは何にも感じなかったが 何回か会って心に焼き付いてしまった でも 学校を出てからあのひとのことを何十年間か すっかり忘れていた それがこの辛い時に 突然 あのひとがあらわれた そしてもう駄目かなと思…
誰かが話しかけてきたような気が 後ろだったか 空の方からだったか 「どこから来たの?」 えっ 確か聞こえたような 見渡しても 誰もいない 空耳かしら 「あなたはこれから どこへ行くの?」 ああ、やっぱり誰かが私に訊いている だれだろう いったい 声だけ…
アフリカの 夢と ほろ苦い 恋が 溶け合う ほっと する 珈琲色の至福の ひととき 福は 喉を通り 体内に沁み渡る 奥深くから聴こえてくる 懐かしい あたたかな 歌 目を瞑れば 映ずる 異国の山と空 やすらかな 朝の 独りっきりの贅沢 さて、今日は畑仕事だ ※も…
ここには あるのに ない ないのに ある 無と有の うっすらと 混ざり目 あるいは解け目 空洞なのか いっぱい詰まっているのか ● ・ ・
悩んでいるひとに 弱っているひとに 苦しんでいるひとに 絶望しているひとに 詩は そっと 親身に語りかける 気付いてくれたらいいな ・
道脇に止めたクルマから ある中年が空き缶を捨てました それを見ていた別のクルマの ある若者が ゴミ袋を捨てました それを見ていた ある老人が 捨てられた空き缶やゴミ袋を拾って 「落ちましたよ」 と ふたりに届けに行きました ・ * ・ ・
ああ、また棲みついているんだな 夜明け前の眠りの中で聞こえてきた 野ら猫の異性を呼ぶ声 きっと 納屋の奥の 30年前から積まれたままの藁のなか ・・・ 10年程前にそこへ行ったとき バッと 黒いものが飛び出て来た 4匹の赤ちゃんを残して ・・ おかあさん …
「言葉が出ません」 と言いながら次から次へと めったやたらに言葉が飛び交い 言葉があふれるだけの 何かが失われてしまった てれびのがめんを消して 目を向こうの窓に移してみる 沈 かに 黙 ったまま 眺めてみる 人の暮らす家々に山、その上の空 耳を澄ませ…
眠りのなかから ふと 目覚め 枕元の読まれたがっている書物を 手に取りページを繰る 深夜に すこし少しずつ読みすすめるカラマゾフ 生の問いを辿る 眠りから眠りへの旅 巻き込まれないように 慎重に やがて 時間が 途 切 れ 文字の輪郭が ぼやけて ・・・・…
白くうすっぺらい 花びらに見守られ やわらかな黄色の部屋で 静かに寄り添う女しべと男しべ この世にこうして咲き合っている奇跡 儚い美しさ まわりはひっそりと 静かな昼下がり 寒気ただよう 久方ぶりの穏やかな晴れの日 春が立つ ・ ・ ・
寒い寒い冬の朝 出られない寝床で聴く 遠くの 小鳥の鳴き声が 春を連れてくる天使の 歌声に思えてくる ● 今朝、畑で ・ ・ ・
これだけ人は残酷になれるのだろうか かつて人はそうだった これが普通 いまなお これからも あちこちで きっと 普通という 暴 には暴というくるった 力 背後にみちて 積極的の中で蠢く恣意から 死入へ 普通に吸い取られ無くなって初めてわかる反省と理想の…
非出獲手呂愚留 ー腐惰世界二狂 怖汚餓付婁為乃 理不尽那処刑堕 留三血萬可区流 蛇宗凶火混奈忍 減我居留孤屠煮 捕喪詐碑炎棲乃 恐露死詐悪感汁 嗚呼恐露死亞悪 狙露死亞難屠火 拿羅那威喪乃禍 ※*・I am 後藤・*※ ・ ・ ・