2020-10-01から1ヶ月間の記事一覧
睡眠から逃れてぼくは遠い果ての旅に出た果てしない青空にポカンと 鍋が浮いている道連れだ と言うとポカリポカリ 流れ出し流れに流れて 秋が落ちているぼくはそれを踏んで台所という駅に辿り着き 青空の鍋でみそしるをつくる朝はまだ来ない みそしるはクツ…
通の人たちから ものを見るとそれが いいもの かどうか がわかる 大多数のいっぱんの人には全くわからなくてもわかる人にはわかる ものをジ―ーッと見る目とものとの長いつきあいと奥の深みからものを見ると 観える人には観える それがほんまもんかどうか観え…
緑、緑、緑の里山の中で子どもやおとなたちが三十数人、集い里山の音楽会をする 歌声は歩き、走り、はずむ三味線、太鼓が鳴って踊りだすギターの美しい調べはうっとり山中に音楽は響き流れる ああ、楽しい子どももおとなもおおはしゃぎ笑顔、笑顔、笑顔 青空…
辛いときや苦しいときあなたはぼくのそばにいていつまでもこんなことは続かないよと言って ぎゅっと抱きしめてくれる 悲しいときあなたはぼくのなかに入っていっしょに泣いてくれる あなたはいつも凛としていてぼくがしりごんだときはポンとぼくのお尻をたた…
里にある ある家に夢が訪ねて来て玄関に立ってあいさつをするおはようございます 朝陽がまぶしく当たり戸を開け 中に入ると夢が居て あいさつをするおはようサン また別の夢がやって来てまたまた別の夢が訪れ夢同志が ちょっといっぷくそしてみんなお茶をの…
刻々と変わり流れる時間 時が流れるって何だろう 時計はなぜ時を刻むのだろうおっ、5:55時 間 よ 止・ま・れ いま、今この瞬間を つ か ま え ろ嗚 呼できない 流 れ て し ま う時間は有るのか無いのか ・・・・・ かくして過ぎゆく時間を酒の肴にして…
秋の里 一日のほほんと ひとり占め 今日は秋のよき一日だった。一日中独り、家やその周りで、ボーっと過ごした。読書をしたり畦一杯に咲くコスモスを愛でたりコーヒーを味わいながらのんだり日記やブログを書いたり空想したり畑に来られたKさんに黒豆3株をあ…
『ネックスト ステップ』 No.3696 それはあたりまえのものとしてゆるぎなく見えない強固な殻があり日常のものとなっていたこれまでずっと ところがだ それが小さな微さなものによっていともかんたんに崩されてしまった脆いもんだ ヒトの創ったものなんて時代…
たまってきて散乱するゴミとしかいいようのないモノささいな営みの中にひそんでいる大切な事を 忘れ のほほんと日々をおくっている 何してるんだろ、ぼく あっちへこっちへ 寄り道ばかりああ、道から逸れてどこ行くの 身辺を片付けていたら忘れ去っていた化…
詮索好きでおせっかい屋になってなにげなく それとなくみまもろう ひとりぼっちのおとしより迷惑をかけ合おう つつましくプライバシーなんてほどほどに助け合いこそだいじなのよ ご近所さんテレビばかり見て 引きこもらないで家から出てらっしゃいよおしゃべ…
秋の夜のしじまにお月さんがポカァーン わがおもいわがよくはるかにこえてポカァ~ン いにしえのせかいじゅうの人たちのけいけんがドドドーッとながれてくる 言葉の向こうに言葉にならないものがひそんでいるポカァン ・
このごろ朝方、ネコがいつものように屋根からやってきてぼくの寝ている二階の部屋を知っていてとても高く可愛い声でミュアーンとなく ぼくは知らんふりネコは窓の戸をガリガリして鳴き続けるミューン ミュアオーンぼくは入れない ミューンミューンミュアーン…
ひとっこひとりいない山路すみっこに ひよわに はじらうように咲いている だいじょうぶだよここが居場所里山 巷はあちらもこちらも嘘っぱちのごうまんな盗人ばかりそばを通るとひっつき虫でズボンもシャツも手袋も台無しだ 人里離れた里山にひっそりと暮らし…
ゆれるゆれている秋の風に 青空のもと大地へ愛をそそいで自分のために自分にかたりかけゆれている しんけんに けんめいに 大地にへばりつきゆれているコスモス 秋につつまれてたった一りん 多くの一りんが 幸せそうにゆれている *************…
この秋に 立ち往生してあ~あと 深いため息をつくわたしたちはたいへんな過ちをしているのではあるまいか 遠いさきにみえる廃墟 聴こえるよわよわしい歌いまは壁の向こうから内輪だけの賑やかな声が 途切れ途切れに聞こえてくる細胞に流れ込む宇宙 寛容の免…