2019-11-01から1ヶ月間の記事一覧

『柚子』 No.3600

おおらかに でんと台所の流しの上にひとつの柚子刺刺の枝と深い緑葉を冠に表面は健やかなひだひだ緑から黄色へ熟れてはいるが酸っぱい未熟さがたっぷり内包されている幾度となく恋のため息艶っぽい張り まばゆく光る汚れなき純な存在感は凄い ・ ・ ・

『夜の彼方』 No.3599

あの時のようにぼくたちは満月の夜空の下で夜の冷えから身を守るようにずっと寄り添いあたため合っていた 星はわずかきらめいて見え遠い遠い未来を想う善意だとか 正義だとか 競争心だとかそれが何になるというのだろう じっと夜空をながめていると新しい何…

『まんまるお月さん』 No.3598

まんまるいお月さんがくっきりと紺色グラデーションの夜空に張り付いていました 都会の空に 田舎の空にまんまるお月さんはどこへ行っても付いてきます あのこと二人で見るお月さんは格別にきれいです 今は山のシルエットの上をあがっていきます ・ ・ ・

『日本のアートの発信地にー宝塚』 No.3597

ただ今、「宝塚現代美術てん・てん」を開催中。と言いましても、もうすでに宝塚文化創造館(旧宝塚音楽学校)では終了し、友金アパートやソリオ屋上では明後日終わる予定です。 この「てん・てん」は今年で8回目。宝塚においての現代アート展ですが、阪神淡…

『土の人、風の人、水の人』 No.3596

土のうえにうまれそだち もくもくと土をさわり 土とかくとうし土をあいし 土にめぐんでもらう土の人 フー~ フッとどこからかやってきてよごれたくうきをおいだししんぷうをいれヤマやノラやムラをつないでいくそしてあるひ ふわっとさってゆく 風の人 スイ…

江戸時代中期ぐらいの茅葺屋根の田舎家・東家(現、宝塚自然の家内)で、夜、いろんな影たちが遊んで楽しみました。10月に、東京から来ていただいた影絵アーチスト川村亘平さんをお呼びして、影絵ワークショップをひらきました。参加した子どもたちはキャッ…

『指』 No.3593

コップをわたしたときそっとふれあった指あたたかな感触いっしゅんのときめきふれあうよろこびやわらかなゆびがふれあっただけのしあわせ あの少年の日々が忘れられずに ・ ・ ・

『逆境のときに』 No.3592

人は 窮地におちいったときにひととなりがわかる品格がわかる 自分が苦難のときに他者がわかる助けてくれる真の友だちや家族がわかる 逆境のときに人生がわかる 乗り越えよ おまえの信念と元気と志と愛とアイディアで ・ ・ ・