2019-01-01から1ヶ月間の記事一覧

『持っている』No.3443

持っているがゆえに どうもこうも がんじがらめ 持っているがために くるしめられ あがきつづける 持っているから 時間をとられ 自分をとられる 持っているので 持っていないことがわかる ・ ・ ・

『あなたへ』No.3442

あなたはあそんなにしてまで したいの もう遅いのよ なんにもしないあなたは あなたといても ちっとも安らげないの 楽しくもないわ 狭くて閉じられた夢ばかり見て あなたはとてもえらそうに 口汚く罵るように言っているけど あなたがこわくなるときがある そ…

『あのときの あの 「生」』 No.3441

1年に一度 冬日の寒いこの日に 宝塚南口の武庫川中州で 想い出しに来る 積んだ石たちを懐中電灯の灯で照らして 「生」 あのときの あの 生 何億年もの石の記憶 宇の宙の 地の球の 生の命の 生成と死 あのときの あの ・ ・ ・ ・

『BUTUZO』No.3440

しっそでしんぷる かざりはなんにもない ほほえんでいるようで かなしんでいるようで いとおしんでいるようで わたしは ぶつぞうを見てるんじゃない ぶつぞうから観られている ・ ・ ・ ・

『膝の上のネコ』No.3439

ひざにのっかってきたネコを なぜながら 本を読む ゴロゴロゴロゴロ♫ からだぜんたい かなでる音楽 つたわるあたたかさ やわらかく やさしく ゆったりとした時間 つたわる いのち ゴロゴロゴロゴロ♫ ・ ・ ・ ・

『懐かしい火』No.3437

火はどうして懐かしいんだろう 火になぜ惹きつけられるんだろう めらめら 燃える ゆらゆら ゆらぐ炎 ちぎれる炎 天へ昇る めらめら 燃え上がり 山のふもとの大堂に ここらの村のもんが寄ってきて 木や竹やお正月の飾り物を組み 百年以上毎年秋にかついできた…

『おしりふりふり ひらひら』No.3437

ひらひら おしりふりふり みわくにふりふり ひらひら ひらひら こっちへきて ひらひら ひらひら ひらひら すぐにあっちにいって ひらひら あなたって・・・ あたいは金魚 ・ ・ ・

『よりあい ー地域に愛されて』No.3436

・・・・・・ よりあい ・・・・・・ 地域に愛されて 冬の薄暗くなった寒空の下にある田園地帯。黒い家影が点々と並ぶ境野の道沿いに、妙に懐かしく、つい魅き込まれそうなほの赤い灯りがともっている。その灯りに誘われてのれんをくぐると、そこは、楽しい…

『相互扶助』No.3435

お店を36年間も続けられるなんて凄い。それに店が燃えて、「やめよう」と思っていたのに地域の人たちが「やめたらあかん!」と言ったのはもっと凄い(no.3436)。 この西谷には、まだお金以外で人が動いてくれるあたたかい「相互扶助」が残っています。 よ…

『冬のとんがり三日月』No.3434

冬の寒空に描かれた三日月 凍てつく寂しさのなか しんとひびきわたり とんがりまがってさきっちょするどく 暗がりで 泣いてる私によりそって 冬の星空にいこえる三日月 ふかい宙で スラッとかがやき とんがりまがってさきっちょするどく いっしゅん光る いの…

『時の足音』No.3433

気長に待つしかないんです 何事も きながに いつしかそれがやってきてもいいし 来なくてもいい けっきょくは どうなろうと成り行きに任すしかありません 足音がちょっとゆっくりと聴こえるようになりました 軽快に はずんでもいます もどかしさは常に吃りま…

『「志」*「旅立ち」』No.3432

「志」 空に右手を入れる 左手は大切な心を持ち続けようと 太古も 現在(いま)も *** 青空に手をさしのべて入ってきた やわらかな雲 わが胸のなかに *** 「旅立ち」 朝陽に 土から生まれたおちゃわんがかがやきだす 少年は まだ見ぬ新しい旅に出る ・…

『待ちぶせ』No.3431

じつは待ち伏せているんです あなたを いつかあらわれるあなたを 出会うんです いつの日にか あなたと ぼくはその出会いのために、出会いを呼び込むために ていねいに コツコツと ぼくなりの準備をしています 出会うんです きっとあなたと あなたのなかのあ…

『正直に』No.3430

相性が良くてぴったり合う人がいるかとおもえば なんだか悪くて合わない人がいる 何かいやな感じがしてどうも気がすすまない なんだかいただけないような・・・ 少し前までは、身についてしまった職業病 どんな嫌な人ととでも良い所を見つけて付き合おうと心…

『幸せなひととき』No.3429

きみは毎日ぼくの膝のうえにきてくれるね そしてまるまってぐるぐるとよろこぶ あったかくてきみの息づかいがして なんだか生きている幸せを感じるよ 長くいるから、用があって立ちたいときも立てない ねえ、もうそろそろこのへんで ごめんよツバキ よっこら…

『妙な懐かしさ』No.3428

あのあたりで届けたいのだが 届かない かけめぐるさまざまな懐かしさとかなしみが いつか消えるもの とつぜん消えるもの ふかくふかくもぐる よれよれの服でいい 傷だらけのくるまでいい よぼよぼのからだで あぶなっかしくていい このあたりには てんでだめ…

『一瞬、笑顔を切り取る』No.3427

さまざまな笑顔があります。 楽しいなあ、面白いなあと感じる時の笑顔。誰かと歓びを分かち合う笑顔。幸せだなあと感じる時の笑顔。自然の中で癒された時の笑顔。分からなかったことが分かった時の学びの歓びの笑顔。共に在って共に励まし合い、助け合う時の…

『動物は人を裏切れへん』No.3426

もう何度よっちゃんは同じことを言うたか。 「犬(動物)は人を裏切れへん」 元日の夕方、何十年も会わなかった竹馬の友がまた親交が復活して愛犬を連れて来訪した。「今日おまえの車があったんで来た。・・・明日から仕事あるし」。「そうか、新年からよう…

『元旦に想う(2019年)』 * No.3425

初日の出はやさしく 多様性はしんみりと * 新年! 元旦の朝、晴れて 風無し と啄木がかつて詠ったような気がします。 今日もそんな朝でした。 * 今年はさらに「わたしの更新」をし「わたしを創り変えよう」とおもいます。 やりたいこと、やること数多あり…