2015-05-01から1ヶ月間の記事一覧
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ないけれど あるんです あるけれど ないんです ・ ・ ・
底知れない言葉が 眠っている 晩春の 朝 ・ ・ ・
それはまだ 生起しておらず じっと 待っている 奥の奥で ・ ・ ・
どこか 奥底で つながっていて いま 何かが 生み起こされている ・ ・ ・
もうそろそろ 食べられそうな 春野菜 わが畑 今年はねんごろ 愛しんで ・ ・ ・
べったりべちょう 内では見えないものは外からは見える べったりべちょう 内では気付かないものが外から見ると気付く べったりべちょう 中にいてはできないものが他所から来た人はできる いま必要なのは 外からの視線と 適当な距離 ・ ・ ・
つい自慢話をしてしまう それがどうしたと 言われるほどの 空虚さ ・ ・ ・
なぜこのひとは そんなに必死になって やっているのか わからない どう考えても わからない ・ ・ ・
夕酌はここで一杯 五月のMARGA庭 花呼吸花をつまみに ・ ・ ・
せんぜんの どん底にいるときこそ 希望を望み 希望を叶える そうでなくっちゃ * ・ ・ ・ ・
少数になったときこそ 周縁から 外から 自由に ものが言え 小回りがきいて なにかを生み出す 「新しいやり方がきっとある」 源一郎さん、いいぞ!! * * ・ ・ ・
ガチガチで せんそう好きオタクの せいふの 幼児的な人たちに この島のみんながぞろぞろ こぞって ぞろぞろ ぞろぞろ 連いて行くのは なんだか滑稽で 怖い ▼ ▼ ■ ・ ・
負けて 何もかも失って やっと 気付いた 空気に乗って 流されていたことに 完璧に騙されていたことに 信じきっていたことに・・・そのトラウマ 死ぬまで続いた 戦前世代 いったい私の人生何だったのか ・・・ あれから 70年 ・ ・ ・ ・ ・
こんなあなたに誰がした こんなしゃかいに誰がした こんなくにに誰がした こんなわたしに誰がした ・ ・ ・ ● ・
後で 騙されていた と知っても 後の祭り もうすでに もともこも無くなっていた 消えないのは 夥しく流された 血 と 自失 ・ * ・ ・
なにも気付かないまま あちらから こちらから じわじわと忍び寄り ただよう いや〜な空気 ~ 〜 ■ ・
チィチィ ケキョケキョ 鳥たちの鳴き声がする ゲロゲロゲロゲロゲロ 蛙も鳴き出した 嗚呼 いい朝だ 庭には色とりどりの花が 嬉しそうに咲いている 朝日は山を目覚めさせ 木々が挨拶を交わしている 嗚呼 いい朝だ 路傍の草が 心地よい欠伸をする これはぼくの…
畑のジャガイモがすくすくと大きくなっている そこへニョキッと笹 引っ張って取ろうと思ったけれど かたくて取れない そこで鍬を入れて掘りだしたら 長いのなんの 深くもぐり 畝横の笹群生地に続いていた こりゃ、元を断たなきゃ 畑はやがて笹原になると 危…
「今年は藤の花がよう咲いてまんな」 早朝ぼくは草を引いていると、後ろから突然、 近所のミウラさんが自転車で通りすがりに声をかけてきた ぼくは思わず、適当に返事した 「雨ばっかり降った後、晴ればっかりになった気候で おかしくなったせいやろか」 で…
久々に降った雨 土を 草を 木を 潤わせて くっきり緑が浮き出た山は 初々しく笑っている あたりいちめん何もかもに 春が溶け込んで 喜びが私の中にも入ってくる 未来にも 少し ・ ・ ・
朝は緑をながめて花呼吸 昼酌はここで一杯 つまみは満開とりどりの花々 5月のわが庭 ・ ・ ・
土の中から もそっと 蛙 びっくりするにも あまりにも太陽がまぶし過ぎる まだじゅうぶん眠い 春の午後 〜畑を耕していたら 土の中から蛙が現れた〜 ・ ・ ・
たった一人の 熱烈な読者がいる 1,2編の詩ではなく全ページが好きだと言う 何度も何度も 詩人の詩集を読んで こころよいため息をつき 読み返しては またホッとして目を瞑る まるで恋人のように ・・・・・ 詩集は辛く苦しく 困難なときの良薬となり 彼女…