2015-05-01から1ヶ月間の記事一覧

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『奥底の』*No.2175

ないけれど あるんです あるけれど ないんです ・ ・ ・

『広がる朝』*No.2174

底知れない言葉が 眠っている 晩春の 朝 ・ ・ ・

『眠る言葉』*No.2173

それはまだ 生起しておらず じっと 待っている 奥の奥で ・ ・ ・

『未来の自分』*No.2172

どこか 奥底で つながっていて いま 何かが 生み起こされている ・ ・ ・

『 わが畑 』*No.2171

もうそろそろ 食べられそうな 春野菜 わが畑 今年はねんごろ 愛しんで ・ ・ ・

『べったりべちょう』*No.2170

べったりべちょう 内では見えないものは外からは見える べったりべちょう 内では気付かないものが外から見ると気付く べったりべちょう 中にいてはできないものが他所から来た人はできる いま必要なのは 外からの視線と 適当な距離 ・ ・ ・

『自慢話』*No.2169

つい自慢話をしてしまう それがどうしたと 言われるほどの 空虚さ ・ ・ ・

『必死』*No.2168

なぜこのひとは そんなに必死になって やっているのか わからない どう考えても わからない ・ ・ ・

『夕酌』  *No.2167

夕酌はここで一杯 五月のMARGA庭 花呼吸花をつまみに ・ ・ ・

『せんぜん7』*No.2166

せんぜんの どん底にいるときこそ 希望を望み 希望を叶える そうでなくっちゃ * ・ ・ ・ ・

『せんぜん6』*No.2165

少数になったときこそ 周縁から 外から 自由に ものが言え 小回りがきいて なにかを生み出す 「新しいやり方がきっとある」 源一郎さん、いいぞ!! * * ・ ・ ・

『せんぜん5』*No.2164

ガチガチで せんそう好きオタクの せいふの 幼児的な人たちに この島のみんながぞろぞろ こぞって ぞろぞろ ぞろぞろ 連いて行くのは なんだか滑稽で 怖い ▼ ▼ ■ ・ ・

『せんぜん4』*No.2163

負けて 何もかも失って やっと 気付いた 空気に乗って 流されていたことに 完璧に騙されていたことに 信じきっていたことに・・・そのトラウマ 死ぬまで続いた 戦前世代 いったい私の人生何だったのか ・・・ あれから 70年 ・ ・ ・ ・ ・

『せんぜん3』*No.2162

こんなあなたに誰がした こんなしゃかいに誰がした こんなくにに誰がした こんなわたしに誰がした ・ ・ ・ ● ・

『せんぜん2』*No.2161

後で 騙されていた と知っても 後の祭り もうすでに もともこも無くなっていた 消えないのは 夥しく流された 血 と 自失 ・ * ・ ・

『せんぜん1』*No.2160

なにも気付かないまま あちらから こちらから じわじわと忍び寄り ただよう いや〜な空気 ~ 〜 ■ ・

『起床』   *No.2159

チィチィ ケキョケキョ 鳥たちの鳴き声がする ゲロゲロゲロゲロゲロ 蛙も鳴き出した 嗚呼 いい朝だ 庭には色とりどりの花が 嬉しそうに咲いている 朝日は山を目覚めさせ 木々が挨拶を交わしている 嗚呼 いい朝だ 路傍の草が 心地よい欠伸をする これはぼくの…

『笹の根っこ』*No.2158

畑のジャガイモがすくすくと大きくなっている そこへニョキッと笹 引っ張って取ろうと思ったけれど かたくて取れない そこで鍬を入れて掘りだしたら 長いのなんの 深くもぐり 畝横の笹群生地に続いていた こりゃ、元を断たなきゃ 畑はやがて笹原になると 危…

『藤の花』*No.2157

「今年は藤の花がよう咲いてまんな」 早朝ぼくは草を引いていると、後ろから突然、 近所のミウラさんが自転車で通りすがりに声をかけてきた ぼくは思わず、適当に返事した 「雨ばっかり降った後、晴ればっかりになった気候で おかしくなったせいやろか」 で…

『5月』*No.2156

久々に降った雨 土を 草を 木を 潤わせて くっきり緑が浮き出た山は 初々しく笑っている あたりいちめん何もかもに 春が溶け込んで 喜びが私の中にも入ってくる 未来にも 少し ・ ・ ・

『昼酌』*No.2155

朝は緑をながめて花呼吸 昼酌はここで一杯 つまみは満開とりどりの花々 5月のわが庭 ・ ・ ・

『春の蛙』*No.2154

土の中から もそっと 蛙 びっくりするにも あまりにも太陽がまぶし過ぎる まだじゅうぶん眠い 春の午後 〜畑を耕していたら 土の中から蛙が現れた〜 ・ ・ ・

『この詩人をみよ 2』*No.2153

たった一人の 熱烈な読者がいる 1,2編の詩ではなく全ページが好きだと言う 何度も何度も 詩人の詩集を読んで こころよいため息をつき 読み返しては またホッとして目を瞑る まるで恋人のように ・・・・・ 詩集は辛く苦しく 困難なときの良薬となり 彼女…