2012-03-01から1ヶ月間の記事一覧

『3月31日』言葉の展覧会1290

3月の 後ろめたさを 残して 風の色が変わっていく *

『瀬戸内海』言葉の展覧会1289

遠い海の さざ波 昔を見ているのではない 浮かぶ小さな島は 青い空に溶けてしまいそう しばし 幸せな日常を垣間見る ●

『お見舞い』言葉の展覧会1288

病床のベッドの上で 項垂れる 寝ていてもしんどい 食べていてもしんどい もう早く死にたい 苦渋の顔で 途切れ途切れに話す 91歳の義父 ぼくはただ背中をさすってあげるだけ ・

『遅れている春』言葉の展覧会1287

寒さに耐えていた 蕾が ふくらみ やがて 梅の花が咲き始めました それはそれは えもいわれぬ ぴんくのいろです 春はまだ遅れています *

『わくわく』言葉の展覧会1286

ただなんとなく からだがひかれていく それがまっとうなものかどうかは わからないけど わくわくと こころうきたち からだがふるえ むねがさわぎだす なにがおきるかわからない わくわくとむちゅうになる でぃーえぬえーにくみこまれた どこかみかいで やせ…

『ほこら』言葉の展覧会1285

この田舎には 小高い山のふもとに ほこらがある ほこらの中は奥へ奥へ深く 山全体に至る ほこらの外はそれは見事な自然 横に山からの澄んだ水が川となって流れ 川べりに花が咲き乱れ虫は戯れ鳥は飛び交う 土は肥え生き物は活動し その恩恵で人は営む 川は広…

『贈与論が始まっている』言葉の展覧会1284

もうすでに始まっている 贈与論 こうじんさんも たつるさんも しんいちさんも 唱えている贈与論 人と人とのつながりをあたたかいものにするのは贈与なんだよ 人「間」の贈与 絆をつくる贈与 ヒトが人となって 社会(経済)をつくりだしたときの 贈与を思い出…

『1%』言葉の展覧会1283

かたより 1%に 大昔よりつづく 偏り 日本の上位1%の富裕層 過多なお金を持っている 日本全体の20%を所有だってさ 片寄り 1%にこんなに?! だけどアメリカはもっと かたより 1%が全体の40%だって 資本主義の摩訶不思議 1% ・ もっと公平に均…

『詩をやる意義』言葉の展覧会1282

詩 詩らん顔 詩ーッ 詩めた! 詩る詩らせる 詩みる 詩索 詩っかり!! ☆ 「短歌をやる人が100人いれば、俳句は50人。現代詩をやる人は僅か5人くらいのものでしょう。しかしながら、このことから詩人が貴重な個性的存在といえます。ゆえに詩をやる意義…

『りゅうめいさん』言葉の展覧会1281

たった一人でもやれるんだ おれを見ろ 下町の気風で 普段の考えは浅くはない 非凡さなどたいしたことないよ きつかったら引きこもって 逃げろ!! ただならぬ非凡さで 此岸に立ち続け 共同幻想を見つけ 権力システムに噛みつく ただ原発容認は戴けなかったけ…

『リテラシィ』言葉の展覧会1280

ある日 がらりと変わった えーっ これまで信じてきたことが 嘘!!だった もう何が何だか分からない 何を信じて・・・ と、言うことになる前に 今とっておくべき心構え まずは「騙されぬ知恵」を培うこと 画面や紙面からの情報を疑うこと / ※自分に言い聞か…

『全くわからない』言葉の展覧会1279

■ いったい何なのだろうなぜそんなに固執するのだろうこれらの人たちは全くわからないそれを推進すると明らかにマイナスになるというのに未来に禍根を残すというのに禍根どころか大災害を起こすというのに全くわからない目先だけの経済人ってかなりひどいヒ…

『帰れない』言葉の展覧会1278

帰る家があっても帰れない 帰る街があっても帰れない 帰る日常があっても帰れない 帰る心があっても帰れない ●

『食卓』言葉の展覧会1277

ピンクの花柄模様のステキなテーブルの上に 3人分の食事が用意されている カワイイ猫ちゃんデザインのはいった大小のお茶碗やお皿、コップに 箸やスプーンが添えられ 横にドレッシングや醤油差しが置かれている 「さあ、ごはんですよ」 と呼ばれんばかりの…

『あの日』言葉の展覧会1276

『分断』言葉の展覧会1275

今も 今なお あの日のまま 1年経つが 今よりいっそうの 分かち合えない痛み 取り戻せない絆 分断 人と家、人と土地、人と街との 分断 そこにいる人と 離れたひとと 離れている人との 分断 元に戻るのか 新天地を探すのか 分断 推進したい人と 廃絶したい人…

『聴こえないものを聴く』言葉の展覧会1274

聴く おなたの想いを聴く 夜の静けさを聴く 聴こえないものを聴く ビッグバンを聴く 素粒子の音を聴く 聴こうとしないものを聴く 東北を聴く アラブの平和を聴く 原子力のない街を聴く 聴きたいものを聴く 澄み渡った青空の歌を聴く 未来の子どもたちの声を…

『交換』言葉の展覧会1273

外からトントンたたくひとがいる そうすれば 内からもトントンたたきかえすひとがいた ・

『空』言葉の展覧会1272

空 空ってどうしてこんなに心をうつのだろう 悲しいとき 楽しいとき 空はわたしの心になる すっきり透き通るような青色がいいな * わたしの心は 羽がはえて 空 ●

『津波てんでんこ』言葉の展覧会1271

も、もう、もういまは だ、だいちのの ど、ど、ど、どうらんき い、いつ な、な、なにがお、おこるか だから、あんぜんとか、あんしんを ぜったい、たよらないこと きずなっていうけど なにがきずななのか きずなは あなたをしんじている わたしもしんじてく…

『お母さんと空』言葉の展覧会1270

空の下の家族連れ お母さんが忙しく動きまわっている おかあさん ちょっと見上げてごらん 空を お母さんは立ち止まり 空を見上げ 胸いっぱいに深呼吸 子どもも立ち止まり 深呼吸 ぽっかりとした 空の ひととき ・

『書いても書いても』言葉の展覧会1269

書いたけれども これでは駄目だ また書いた これも駄目 書いても書いても納得がいかない もう紙も尽きてしまいました そんなに紙にこだわってはいないけれど わたしはなぜかこのツルツルした紙が好き この紙に書きたいのです ああ、もうこれでお終いに・・・…

『上杉家訓』言葉の展覧会1268

一枚書き上げるのに四時間半 ここに至るまでめっちゃ書きました 途中で、ハーッていう感じで わたしのテーマは「心」です この上杉家訓、わたしに言い聞かせています ※「みんな、自分にあてはまってるなー」

『想』言葉の展覧会1267

想いがふわふわと ひろがっていくように 墨の色を薄くして 書こうと想ったのは 珈琲の美味しいカフェ「みゅーず」でのこと 窓際の隅っこに座っている若い二人 見るからにとてもいい感じ 「お互い想い合ってはる。ああ、いいなあ」 わたしはそのカップルを見…

『贈り物』言葉の展覧会1266

未来のひとたちへの贈り物。 何をしようか 目下、考え中。 ★