2016-01-01から1ヶ月間の記事一覧

『冬朝の半月』*No.2518

あれっ さっき青空の中 浮かんでた 月が見えない 2羽の鳥が過ぎってから 寝床から起き上がり 窓外の空をさがしたけれど見つからない どこへ行ったのお月さん うっすらしろく 雲で空を化粧して しばらく朝の半月 かくれんぼ ・ ・ ・ ・

『なあに?』*No.2517

何かを起こすとき、いるもの 人と人がつながるとき、いちばん大切なもの 経済、福祉、政治そして教育を行ううえでの必須条件 自分をつくっていくなかで、最も大事なもの ・ ・ ・ ・

『地図を描く』*No.2516

線を引く 道、川の流れ、山、街、海、・・・・・ 以前からあるものやつくられたもの そしてそうぞうするもの おおげさに 単純に 記号をつくり 文字を入れ わかりやすく 自分の歩んだ道が分かるように 今、どこにいるのか どの位置に どこへ行こうとするのか …

『残暑』*No.2718

8月がもうすぐ終わるのに 猛烈に暑い なんなんだこれは 数度の温度の高さに 影響される生き物の せんさいさと かなしさ それにしても暑い 暑い暑い ・ ・ ・

『線』*No.2515

線 lineじゃなく 糸の泉 線 ふにゃふにゃと 曲がってもいい 曲がれば曲がる程しなやかになる こっちとにぎにぎ あっちぃとにぎにぎ からまり ねじり つながってゆく 期待せず 期待されない 例えどんな場であろうと どんな人であろうと 面白いところや良…

『がまん』*No.2717

飲まない がまん 一年中毎日飲んでいる酒 断酒ができるか 欲とのたたかい 自分とのたたかい がまん ああ 苦しむがまんから がまんを楽しむ へ持っていきたいが・・・ ・ ・ ・

『憧れ』*No.2514

この酷寒の このつらなるつららの中に オレの憧れがあるのさ さあ、どうしようか ほら 聴こえてくるだろ つららの声が 深閑とした オレの心から ・ ・ ・ ・

『な』 *No.2513

な なって やさしいね あったかいね なかよしだよ みんななかまだ なーなー なってないけど なんでもいけそう ・ ・ ・ ・

『冬の荒れた空』*No.2512

冬空に 激しく荒れ狂う冷たい風 それに乗って踊る雪 欲も名誉も金も吹っ飛ばす 世間を笑うように 人を一掃してしまえというように 何もかも真っ白 きれいに真っ白 荒れた空の 向こうの宙に見える 星は とてもきれいだ ・ ・ ・ ・

『紡ぐ』*No.2510

よくもまあ なぜ、こんなに 続くのか活き生きと 困難も、克服も 喜びも、悲しみも 折りたたまれた 鎖 分解と合成を 絶え間なく繰り返し 何十億年 また 明日に向かって 紡いでいく ・ ・ ・ ・

『夢一日』*No.2509

夜、生まれて 夜明け前に消える 朝、再生して 夕方に色づく ・ ・ ・ ・

『懸け橋の上』*No.2507

笑い転げていたかとおもえば 沈んで涙ぐむ 少女から抜け出そうと 橋下の谷川の流れを見ながら 独りずーっと 佇むおみなご ・ ・ ・ ・

『農のカタチをつくる』*No.2506

何が起こってもおかしくない 時代に突入しました。大気と海 の大変動で、気候が極端化して きたのです。大雨、巨大台風、 大地震・・・。こういった巨大 災害は明日起こってもおかしく ありません。そしてそれは確実 に食糧不足をもたらします。 備えはある…

『にしたによいしょ』2月号 〜「本気で農のカタチをつくる」〜

・ ※12日に完成し、13日に発注したが、不備で(いらない写真が隠れて入っている)戻ってきて、再発注したがまた戻ってきて、19日に再々発注した。やれやれ。ふーっ。 ・ ・ ・

『軽重短長』*No.2505

その初老の男は 軽々と重い腰をあげ 生まれて初めて 残された短いいのちを 充たすために 長い旅に出かけた ・ ・ ・ ・

『冬の夜明け』*No.2504

冬の 夜明け 東の空があかるみ 西空のかなしみが消えてゆく ・ ・ ・ ・

「石積み『生』」*No.2503

揺蕩う川 魚を漁る水鳥、水輪をつくり 静かに水が流れる いつのまにか中州にまたつくられた「生」 束の間留まりて おだやかに ・・・ 大雨一転 暴れる川 怒れる自然、猛威の濁流 「生」なんていちころ つい昨日生まれたばかりなのに 流される土砂、石、木、…

「宝塚 武庫川中州の石積み『生』点灯」*No.2502

1.17 阪神大震災 前夜 宝塚 武庫川中州の石積み『生』点灯 ・ ・ ・ ・

『いま、みんなが歩いている裏を歩く』*No.2501

ようもまあ バカな会社が次から次へと暴露されてゆくものだ バカな人がつくるバカな社会の中で と言いたいくらいに 率なく 上っ面だけの評価が一人歩きしているこの社会 カッポカッポ闊歩空っぽと やがてその空っぽで虚しさがわかるというのに 「立派」が転…

『面白い人生』*No.2500

66歳。 この歳になって、わかったことがある。 人生はみんなとともに生きるのが面白い。 それに、 人生は一人でもけっこう面白い。 ・ ・ ・ ・

『名も無い雑草』*No.2499

あんな隅っこにも 雑草が生えている 名も知らない雑草が たったひとつ たくましく どうどうと生えている こんなみすぼらしいオイラだけど 生きていてよかったなあ /・ ・ ・ ・

『何をしないのかは』*No.2498

何をするのかは 何をしないのかに通じる やってくるものを 避けたり選んだり やってこないものを 自らとりにいったり 実はどっちだっていいのだ じつにあっけらかんと 何をしないのかは 何をするのかに通じている ・ ・ ・ ・

『自由7』*No.2497

オレは彷徨い歩く あてどなく 誰かに気付いてもらい呼びかけられたいのだ それは駄目だ と言ってほしいのだ 誰かに 待ち受けていてもらい やさしく おかえり と声をかけてほしいのだ 自由になろうとして叶わなかった オレは彷徨い歩いている 神の眼差しをと…

『自由6』*No.2496

いま だんだん弱まってきている そのものは薄らぎ もう見る影も無くなりそうだ オレは安らぎ すべて信頼できる 神のようなもの ああ、消えそうだだから オレは自由になれない ・ ・ ・

『自由5』*No.2495

どこからともなく聞こえてくる声がある 外から いや天から降ってくるような なんだろう よく分からない なんだか尊くて愛しいような 自分が全面的に信じ頼っているような 母なるもののような 神のようなものから 自分はすべて認められて 身を委ねる このよう…

『自由4』*No.2494

最初に ただ生まれたに過ぎない自分がいた 与えられた存在である その時、名前が付けられこの世に記された 次に おそらく自分を生んでくれた母であろう 他人に認められて自分という主体が形成された そして認めてくれた他人の眼差し知ると 錯覚が生まれた 自…

『自由3』*No.2493

幼児は好きな事をして 好きなように遊ぶ 自由であるから 自由に生きている しかし 大きくなるにつけ それができなくなる 世の中 自由にふるまっていたら ときに他人を傷つけてしまう あなたのせいよ ときに他人を喜ばす あなたのおかげ 自由ななかから 少し…

『自由2』*No.2492

好きなことをやっていい 何をやってもいい なんでもいいよ ああ、 そう言われたって気分がのらない 疲れてしまう 解放された気分になれない ああ、 なぜか息が詰まる ・ ・ ・・

『自由1』*No.2491

ドアが開いている そこ あそこ もういっぱい あちこちに開かれている ドアの向こうにはこことはまた違った世界がある どこかのドアから出たい でも 出られない いったいどのドアから出ればいいのか ドアから出ればどんな世界が待ち受けているのか まったく分…

『若い男の背中』*No.2490

よれっとしたラフな服を着て ポケットに手を突っ込み 街なかを歩いている セカセカ歩く人たちを横目に見て こころの趣くまま 裸木を触り、新芽を見つけ 川をみつめる 公園のベンチに座り 子どもたちの遊ぶ声を聴く ポカンと浮かぶ雲と その向こうの青い空を…