2018-11-01から1ヶ月間の記事一覧

『晩秋、花咲く小菊』 * No.3395

すっきりと 片付けてくださっている蔵の横に 菊の花が今年も咲きました 静かで可愛く とてもきれいな 小菊たち いつも見てあげるのはぼくだけ かな もう冬がやって来ます ・ ・ ・ ・

『里山で』 * No.3394

なぜか懐かしく、なぜか愉しい 里山はヒトのふるさとなのかもしれません 里山で出会う 人と山、自然 そして人と人 里山であそぶ 里山にあそぶ 恵みを少しいただいて 里山を共に有し 里山でからみ合う 野性的で高潔 里山で生きる 里山でつながる 時の間が潤う…

『ざくろ』 * No.3393

暑い熱い夏の想い出 あざやかな紅 優美なひと 忘れられない細い指の感触 棘のあるやさしかった言葉 あなたが好きでした ・・・ 今はもう秋 堅く厚い黄紅色のかわにつつまれて ねむる恋の秘密 詩人王安石の 女神ジュノーの 釈迦の ペルセポネーの 哀しく麗し…

『どんよりした新しい風』 * No.3392

閉じられた窓がギリギリと開いて ほんの少し新しい風が入ってきた しかし内は未だどんよりとよどんだまま 荒々しい流れがあれば流されてしまいそう 逆流や渦巻があれば呑み込まれてしまう * ぼろぼろな体はもう歴史的な限界がきている 小さな物語同士のせめ…