2017-02-01から1ヶ月間の記事一覧

『道はないが』*No.2888

・・・・・・・・・ 〜切り株 5〜 まだまだ時間がかかりそうだ この道 山はぞくぞく 森はぶるんぶるん 木々はゆんらゆんら ゆれている 見えないところで 道はないがもどるんじゃない もどるんじゃない 道はできたかもしれないが そっちじゃないそっちじゃな…

『あこがれ』*No.2887

・・・・・・・・・ 〜切り株 4〜 あこがれは持ってほしい 一つだけじゃなく あれもこれも いっぱい 一つだけじゃあまりにもつまらない 一つだけじゃあまりにもやりきれない 一つだけじゃやっぱり裏切られる 一つだけじゃとうとう馬鹿になる いつかきっとわ…

『ざまくれ』*No.2886

人間やめんとこ と言われた言葉は 未だに心の奥底にしまったままだ 岸本おじさんとの長年の付き合いから かれの生き方はぼくの憧れの的 あの松葉杖だけで世界中のいろんな国を旅するなんて 震災後、あの歩けない立てない身体でネパールに学校を建てるなんて …

『内と外が通じて』*No.2885

・・・・・・・・・ 〜切り株 3〜 捨てたからだ 捨てきれないからだ きっぱり切ったからだ やっぱり切れないところもあるからだ でもあそこでは 内側が空洞になって スーッ スーッと風通しよく 外と内が往ったり来たり 生命が生じる起源は こんなものだった…

『自殺事件』*No.2884

・・・・・・・・・ 〜切り株 2〜 自分を殺める事件があったのです 遠い過去に 遠い虚構の過去に だから私はいま 生まれ変わっているのです きっぱり自分を殺害しちゃいました そしてまた新たな生成です だからスッと素直に前を向けるのです まだ透明にはな…

『切り株 1』*No.2883

音が聴こえています どこからか あの木からか いや、あの株からか どこかで太鼓をたたくような音 ドンドン ドンドンドン ドーン ドドドド ドドーン ドンドン あれから私はズーッと ズッとズッと聴き続けています あの懐かしい あまくておそろしい太鼓の音を …

子どもの詩を読む

1.子どもの詩を読む視点 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 仲清人 久しぶりに子どもの詩を読ませてもらった。しかも小学校1年生から中学校3年生まで。かなりの数があり時間が相当かかったが、とても楽しかった。食事をとるのを忘れるくらいだっ…

『最初はグー』*No.2882

「さようなら」 と元気にあいさつをした後 「セイセーに勝つまで帰れないよ。最初はグー、ジャンケンポン!!」 「ヤッター!! 勝った勝った!」 「アアーッ」 「次イクゾー! あいこでショ!!」 「ヤッタ、ヤッター!!」 ということで、今日はお昼休みに…

『つないでくれる人がいつかきっと』*No.2881

・・・・・・・・ 青い春8 あの日 あの時 ひょんと あのひとが想いついた 不思議なふぁんたじぃの物語 だれも知らないけれど だれもが知っている だいじなだいじな ちいさな里の物語 ぼくはいまもその種を大切にもっているが 生かしきれないでいる ・・・・…

『冬の終わり』*No.2880

・・・・・・・・ 青い春7 光をしずかに しずかに吸い込む 里山 無彩色の山々のなかに すこし つぼみと若葉色の みどりが見えてきた 明るさと誠実と ともに ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・

『イヌノフグリ』*No.2879

・・・・・・・・ 青い春6 いつのまにか 時が過ぎ去って ポツンと 残された 錆びてしまった螺子 もうひとつ相方の螺子が あったはずなのに・・・・・ まわりに寄り添うように いたいたしく 寄り添うように イヌノフグリの花が咲きだした ・ ・ ・ ・

『たった一冊の手づくりの詩集』*No.2878

・・・・・・・・ 青い春5 あの青くて 熱い思いが 綴じこめられ あの本棚にしまっている たった一冊だけの 手づくりの詩集 ひらくには まだ・・・ ・ ・ ・ ・

『ゆったりとした2月の一日』*No.2877

今日は仕事(ボランティア的)を休んで 憩いの家へ90歳になる老母に会いに行きました 朝はまだ氷がはってかなり寒かったけど 昼前には少しポカポカと 春が感じられたので 母が乗る車椅子を押して二人で外へ出ました ここへ来るとお決まりのコース散策です …

田舎、里山、ローカルの若い胎動

「にしたによいしょ」3月号を仕上げました。 ・ ・ ・ ・

『いいなあ、と2月の朝におもったこと』*No.2875

2月の朝はまだ凍てついて 霜が降り あたり一面薄化粧 ぼくはゴミをだして ポケットに手を突っ込み まるまって歩いている 向こうで子どもたちが学校へ急ぐ 空で ひとひら、ふたひらの雪が待ってる ・・・・・・・・・いいなあ 家へ帰ると 2万5千年前のポル…

『一編の詩』*No.2874

・・・・・・・・ 青い春4 私の青春は そのまま青い青い 一編の熱い詩です いまなお ・・・・・・・My SECRET workroom ・ ・ ・ ・

『捨てられたかけら』*No.2873

・・・・・・・・ 青い春3 かけらが落ちている いったい何のかけらだろう 草の中に埋もれて 雨に打たれ にぶく光っている 捨てられたかけら 過ぎ去る時間のいたずら だれかにとって かけがえのないかけら だ・っ・た すべて忘却の彼方 かけらが泣いている …

『過ぎ去るもの』*No.2872

・・・・・・・・ 青い春2 過ぎ去るもの 過ぎ去ったもの 花に嵐が来て すべて散ってしまった さよならだけが人生なのか あれは何だったのだろう あのときは 遠い日々の疼きだけが かすかに 残っている いま過ぎ去るものがある 過ぎ去るであろうものがある …

『二十歳の原点』*No.2871

懐かしい とても懐かしい 甘ずっぱくて 胸がジーンといたむ ぼくのあの時の 二十歳の 原点 あのときは 毎日が生きている!!って 自分のやりたいことがおもいっきりあって せいいっぱい生きているって 常に自分に向き合って 高めようって 何かを創造しようっ…

『雪の世界』*No.2870

夜の中を 雪が音を立てずにしんしんと降り続いている しんしんと 目覚めれば どこもかしこもあたり一面 真っ白な世界 タブララーサ タブララーサ 今日という一日は なにもかも 白紙にもどれ! ・ ・ ・ ・

『迷い道』*No.2869

まよいみち あっちへこっちへ わかんない わたしはどこにいるの まよって まよって さまよっているわたし まよいつづけてめいきゅうのなか ああ まようのも わからないのも とってもうれしい まよって まよって ・ ・ ・ ・

『ゆったり温泉』*No.2868

ゆったり ゆげゆらゆら 降ってきた粉雪 小さな苦い思い出がちくりちくり わたしの裸に降りかかる 冷たくてくりちくりち 気持ちいい ああ しあわせって こんなひとときをいうんだ ああ 湯ったり ゆげゆらゆら ・ ・ ・ ・

『なぜかわけのわからなさ 6』*No.2867

・・・・・・・<朝やけ空> 目覚めは すっきりする いつも世界の新たな始まりだ あらゆるものが新鮮で いろんな言葉が ポッ ポッ ポッ と浮かんでくる 言葉は羽根がはえて楽しそうに ゆらゆらゆーらりと 朝焼け空の 彼方へ 飛んでゆく ・ ・ ・ ・ ・

『なぜかわけのわからなさ 5』*No.2866

・・・・・・・<捨てちゃえ> 捨てちゃえ 捨てちゃえ そんなバカなしがらみなど そんなあほな囚われなど そんないやな過去など きれいさっぱり おさらばだ 捨てちゃえ 捨てちゃえ 地球の外まで放り出せ 宇宙の彼方へ消えて行け 捨てちゃえ 捨てちゃえ きれ…

『なぜかわけのわからなさ 4』*No.2865

・・・・・・・<どうでもいいこと> どうでもいいことって いっぱいあるわ そんなのなんにzなるの かんけいないでしょ それなんなの わかんなーい 世の中はどうでもいいことで充ち溢れている いえいえ、どうでもいいことで成り立っているんだ そしてわたし…

『なぜかわけのわからなさ 3』*No.2864

・・・・・・・<歩いて> 歩いて 歩いて どこへ行くのだろう どこへも行かないわ わたしはここに座ったまま でも 歩いて 歩いて どこまでも歩いて 草を見て 山を見て 星を見て かたつむりと出会って てんとう虫にはあいてにされず ジョウビタキとたーくさん…

『なぜかわけのわからなさ 2』*No.2863

・・・・・・・<空> わからないのがいいのよ そう わからないことがちからの ひ・み・つ そらがとってもすてき あおくあおくとっても くうきもすんでいて う〜ん、おいしい わからなくて なんかこうくちゅくちゅして あたたかく しっとりと おだやかな な…

『なぜかわけのわからなさ 1』*No.2862

・・・・・・・<森> ここを曲がって あっちを曲がって くねくね曲がって 森を見つける たったひとつのわたしだけの森 一番気に入った木に 抱きついてみる 目を瞑り やさしく つよく つつむように ああ、 わたしはずーっと こうしていたい 生きていたい 生…