2019-07-01から1ヶ月間の記事一覧
ここはヒトが忘れてしまったものがある少し見えてきた星空とスカンと澄み切った青空と 失地の回復塞がりを押し返す里山という場 ここにはぼくの生業がある大地の土からの恵みの生き物のなかのヒトと ネコとヒトと ヒトとヒトとの 里山という広場に集う断たれ…
いつもあたりまえに思っている天地 それを逆にする 頭が下に、地面を踏んでいた足を離して、上にする 逆立ち 本を読んでいると急に逆立ちがしたくなった ここ数年はやっていない 天地をひっくり返して脳にたまっているものを シャーーッと流すみんなリセット…
『仁徳がない』 No.3535ぼくには仁徳がない おそらくないだろうそんなただの人だから ペンネームを「仁」でなく「人」にしている 仁徳をそなえようとおもうのだけれど俗人がのそっと邪魔をしてなかなかであるだから「仲清人」 ※ただ名前に「清」を使っている…
よく見れば 道端の片隅に 池の土手に ところどころねじまき花が咲いているねじまき花 ぼくはそう呼んでいる 土からひょろんとした かぼそい茎が弱弱しくまっすぐ伸びてピンクのネジをまきあげるように花を咲かせている7月の花 軽くかわす さっと流す真っ正…
真夜中 眠っていると何か おなかの上に重いものが乗っかっているそして そこがあったかくなってきた寝ぼけながら手をやると何かふわっとさわりごこちがいい少しひんやりとしたものが手にふれてきた爪があるようだかるく噛まれたう~~ ~ん枕元の電灯を点け…
ゆめは変わるもの昼間、自分の夢の工房をつくりながらゆきちゃんは投げやるように言った この部屋もわたしがいなくなっても 誰かが使えるように・・・ しばらく その言葉がぼくの脳裡をぐるぐるまわっていた気になる いま、自分のゆめをつくりつつあるのに …
いつもトイレへ行く所の戸を開けている猫ちゃんたちの通り道だ その戸のすき間から夏の空気が入ってくる すこしひんやりと しめった梅雨時の 侵入してきた空気を肺にを入れてぼくはゆっくりと はき出す息苦しさとか生きづらさってそんなのどこにあるんだろう…
いろんなものを捨てていくこれも あれも そこのもすべてを捨てて もてあましている からだに入るわたしは誰?あなたは? ちいさくちいさくなって川を流れる まっかな川ながれる ながれる休み無く動くもの 大きく成っては萎んでいくものねっとりと洞窟やわら…
リゾームという言葉を久々、彼女の口から聞いた里山で、ヤマトミクリとかヌマトラノオの白い花を教えてもらった後の帰り道里山と里地と生き物たちと そして畑と家とわたしたちあらゆるものが根っこのようにつながりひろがりまじわりからまりくっつきあってい…
『人は死んでも詩は残る』 No.3527 人は死んでも詩は残ります言葉って不思議 詩は廃墟で問います絶滅の後で詠います 人は戦争をして 人が人を殺します詩は戦争とたたかい 戦争を無くそうとします 人は経済や政治という仕組みをつくり翻弄されます詩は高いと…
『31歳!』 何歳?と小2の女の子がぼくに聞いてきた何歳に見える?とぼくは問い返したう~~んとちいさな彼女は考えてから31歳!と言ったその後、私のママは、27歳で パパは30歳やねん等と話してくれたふーん、パパより1歳上やね 彼女が本当に感じたの…
いろんな人に会っているとほとんどないがときたま ふぃっとあっ この人わかっているんだと直感でわかるときがある 何をわかっているかわからないがとにかく話をしているなかで しぐさやふるまいのなかでとにかく わかっている人だ わかる人だとわかるときが…
わずかの夢でしたがそこには美しい自然がありましたあの風光明媚なかつての南三陸町の風景のように たしかにあのときには あの生命の喜びがありました 今は残像だけそしてそしてこれからの夢の準備と より深い緑の中で ※畑の片隅に産んでいたキジの卵八つが…
好きなんや とにかく毎日歌うてもええ思うてます胸がときめきます青春ですこの歌、味がおまっせ しんみりとせつなくカラオケは私のからだの一部ですねんそこから元気の素が出てくる つやとはりのあるいい声でヨシオカさんは歌う 私、96歳になりましたんや…
食べた後の残骸今年もまたキュウリがカラスにやられていた裏山の木からカラスは食べ頃をジーッと伺っている今度はスモモがやられる番だ 雨が降り続き カエルが喜んで鳴いている夏がびっしょり濡れる過去も未来も濡れる ぼくは雨の中薄黒く分厚い雲に手をかざ…
まだ未明暗がりの中でホトトギスが鳴いている ようやくしんわりと光がわたしを包んできたカーテンの隙間から漏れ来る細い線光は影をくぐり わたしをやさしくぐるぐる巻いてゆく自由であるから自由に逃げて 剥がれかけた元素周期表いったい私を構成する元素は…
あの雨雲の向こうに浮かんでいる 理想郷 木の兆しは誰も知らない思い込んでいたものは大間違いだったやはりそんなことでは 駄目だ 静かに雨の音楽が始まった熱いおもいは 雨雲の向こうへ消えた邪気がはらわれたのだただポワンと夏が浮かんでいる ・ ・ ・