2016-03-01から1ヶ月間の記事一覧

『今は大丈夫』*No.2573

まだ大丈夫だ いまのままでいい このままでいいんだ そんなに変わってほしくないんだよ みんな腹の底ではそう思っているんだ でもこの田舎、100人以上も減ったよ 人口が2600人いくらになってしまった 来年はもっと減るよ 高齢化率もかなり高いし 後、…

『若者消費傾向の変化』*No.2572

まだやわらかく 動物的な感で 気付き 始めた若者たち これまで 便利で分かりやすく 安かったのが じっくりと「一手間」 自分を格好よく際立てたい 我が利さえ得られればだったのが みんなで楽しく「共有」 バーチャルで 見た目、カタチさえよかったらだった…

『日本的組織』*No.2571

今すぐやらなければならないのに うだうだ 今やれるときなのに 先延ばし 今やらんなあかんのに やらない 過去の良き日の夢ばかりをもう一度と 前例ばかりを繰り返し・・・ こうしてどんどん グローバルの中で 取り残され 遅れ どん尻になっていく ※日本の家…

『劣化』*No.2570

(表で) 懇切丁寧 衆のため いつも衆のことを考えています こんないいこともありますよ あんな甘い汁も吸えますよ (裏で) おれは強いんだ こんな強いものは他にいない 衆が言う事を聞くのは当然だ 攻められる前に攻める、これが鉄則 とにかく何が何でも従…

『テロ未来予想図』*No.2569

たくさんのドローンが 原子力発電所へ飛び込んで行きました * ● ・ ・ ・

『テロリストのかなしき心』*No.2568

われは知る、 テロリストのかなしき心を と啄木は詩った テロリストはなぜテロリストとなったのか かつてヒトはヒトをモノとして扱っていた(奴隷、人買い) かつてヒトは平気で生き物を殺しヒトを殺した かつてヒトは己の欲や思いでヒトを殺した 今尚 形を…

『征服』*No.2567

なぜこうもするのか 徹底的にという 根こそぎにだって なんと恐ろしいことを ー昔はこんな支配者がいた そして今も日常の生活の中で こんなヒト(小さな支配者)が見え隠れしている 制服は清福とは正反対 支配者はみんなを道連れにしたがっている 支配者は自分…

『初春』*No.25656

ねむっていた山が おおきく欠伸をした まだゆりもどしもあって 冷えたり温まったりしながら 大地はゆっくりと目覚めて 少しずつ芽が吹き出し 野や畦が色づいてゆく ぐんと伸びていた葉の 水仙が 知らぬ間に花を咲かせていた うんと背伸びをすれば 夢は叶いま…

『深海』*No.2565

巨大な波が押し寄せて来たんです 冷たい水の中は辛いですな でも苦しいのが消えてゆきます もうとても長い間こうして 寄せたり引いたりして ようさんの人と話しましたわ 助けを待っているんですね そうですねん こんな今も 魚も一緒にすんでいるとかわいいで…

『拾いものの変奏』*No.2564

ひとつ ひとつ 言葉を拾いあつめて ひとつ ひとつ くりかえし 広いものを変奏する そうすれば ほんのたまに たいせつなことに気づく 人もいる ひとつ ひとつ 言葉を拾って ・ ・ ・ ・ ・

『届けたい言葉』*No.2563

僕はこの言葉を届けたいんだ 科学をする人に 金持ちに トップに立つ人に とにかくできるだけ多くの 上層部の裕福な人々に 単なる情報じゃなく 知識だけでもなく 勿論金儲けではなく 地位や名誉でもなく 身体で 心で わかってほしいんだ お願い たのむから 尊…

『詩につくられる』*No.2562

怠ることが多かった が 日々 自分へのノルマとして 言葉を書き続け、展覧することを なんとか続けられた 数年 いまハッと気付いたのは 自分は詩につくられてきた ということ そして詩はぼくにとって無くてはならない 糧となった 詩をつくることは 詩につくら…

『夜中』*No.2561

まず陽あってこそ いのちという信頼と恩恵 数十億年 自ら回って 巨大な影 夜の中 睡と覚の狭間で喉が渇いて 朧げに 想った ・ ・ ・ ・

『ここ数年の本から読み解く未来と里山』*No.2560

ここ数年の本から読み解く未来と里山 『里山資本主義』(藻谷浩介+NHK広島取材班)という本が2013年以降大ベストセラーになりました。「これが日本の解決策!!」という帯で、表紙に次の文が飾られています。「課題先進国を救うモデル。その最先端は”里山…

「にしたによいしょ」4月号

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『現地点』*No.2559

やっとなんだか なんとか到達した なにかが消え なにかが見えてきた でも 留まってはいけない ・ ・ ・

『朝寒昼温』*No.2558

霜が降り氷がはり 零下の寒い朝が 昼になると四月並みの暖かさ 三寒四温どころか 朝寒昼温 気も引き締まったり緩んだり 白い梅、ピンクの梅 少し離れて 空を見ている ・ ・ ・ ・ ・

『道』*No.2557

道草と 回り道 遊び気分で裏街道 考問う遊民の人生 まわりは愉しいもの多し ・ ・ ・ ・

『田舎での食事』*No.2556

最近田舎での食事事情 米を3合炊いて 畑の白菜やダイコン、ブロッコリー、ホウレンソウ等を採ってきて まだ残っているジャガイモやタマネギ、ニンニクも入れ 友人や訪問客さんにいただいものと合わせて 豚汁だの味噌汁だの酢漬けだの卵かけだのカレーだの …

『一日一善』*No.2555

駅の階段を上っていると 踏みつぶされて黒くなったガムが捨てられていた 久々に ぼくのモットー「一日一善」を思い出して そのガムを剥がして拾い ホームにあったゴミ箱に捨てた たったそれだけのことで 一日はとても幸せだった ・ ・ ・ ・ ・

『5年目の3.11』*No.2554

5年目にしてわかったことがある 5年目にしてわからないことがある ・ ・ ・ ・

『禍根』*No.2553

なんだかんだいって おのれのりがいだけでものをみて ほんねはいのちよりもけいざいだとばくろし いまだけいざいせいちょうのためにとしんじきって おそろしいほどろーかるで こわさもねんとうになく のちのせだいへのおもいはさらさらなく きょうしんめいた…

『皇帝の名残り』*No.2552

早春の吐息が聴こえる 朝の曇り空の下 未熟なウグイスのバックミュージックにあわせて 皇帝は踊る 春風に乗って 優雅に あの黄金の日々の 華麗な荘厳さを すっかり脱ぎ捨て 実にあっけらかんと 皇帝は踊る 枯れた死後も 踊る あらゆる虚飾を洗い流して なん…

『旅人』*No.2551

静寂のくにに棲めば 肉と欲と汗は邪魔になる 荒っぽい言葉も賑やかしい思いも 遠ざけたい かったるい匂いも甘い汁も もう沢山だ ただ好きにやればよい 巷では 肉と欲と汗はつきものだ こんな戦い好きの生き物は やがて戦って滅ぶのも良し 静かな流れに融け込…

『引き出しに仕舞って半世紀』*No.2552

隠れた こわいものしらずで やぶれかぶれの へんちくりん 表に出さずに そっと 引き出しにしまっている もう半世紀が過ぎた ・ ・ ・ ・

『啐啄の時』*No.2551

劣化したときこそ 修復可能になる そして未来が見える いま 啐啄の時 卵の殻を破こうと コツコツつついている若い雛たち 逃してはならない好機 ただ それに呼応して外側をつつく 親鳥があまりにもすくない ・ ・ ・ ・

『スナップエンドー』*No.2552

失敗ばかりしている どうも苦手だ 気がのらない でもまた つきあいたい そよ風にゆれる 白い花、赤い花 妖艶でとても綺麗だ やわらかな春の緑豆を食べたい だから今年も植えた スナップエンドー ・ ・ ・ ・

『日本死ね』*No.2551 日本死ね とはおそろしいよ、ママさん 「保育園落ちた」って その辛さと憤り 共感します でもなんぼなんでも こんなキツイ言葉 かなりこわいよ ひとを大切にせず (子育て世代・若い世代を大切にせず) ひとを経済(お金)や政治(選…

『なやましいダイコン』*No.2552

土よりスボッ あれあれ? 変なダイコン ひとがた ダイコン 足 う〜ん なんか なやましく えろちっく 変なダイコン ・ ・ ・ ・ ・

『順さんを想うと』*No.2551

こうして歩いている今 目に映る初春の 寒さに耐えながらいまにも息づこうと している野山 いまだにねむりつづける田畑 刻々変化してゆく空 その下でさえずる鳥たち 遠くの家の中での団欒 足元でひっそり花咲く名も無い野草 そんなものが 妙に新鮮に映り 感動…