2017-10-01から1ヶ月間の記事一覧
そんなにあせらないで 急がないで ひとりやきもきしないで 先は長いんだから ゆっくり 試行錯誤しながら みんなであーじゃない、こーじゃない と言い合いながら 励まし 喜び合いながら 一つひとつ足場を固め 一歩いっぽつくりあげていきましょう みんな一人…
過去をおもわず 未来をみないで 今 いまやっていることだけをおもえばいいのよ ピアニストのマユミさんは チキンライスを食べながらボソッと言った ふ〜ん、その時は息をしているぐらいかな と二人テーブルの向かいの席で カレーライスを食べながらぼくは呟…
こなすというよりも たのしむという域にきている くたくたというよりも ほれほれという喜びが増し 快い疲れのだんかいだ 昨日、今日と 台風による雨風にもかかわらず 遂行できたことは誠に宜し すべて良し 夜のトンネルを抜けると 暗闇の中から青空が見え 下…
いい感じだよ 言いたいことが言えるって 山に話しかけてみる でもまだまだだ 人の壁っていやだね 欲にこだわり、欲に終始して 愛し方ってあるのかな 何事にも囚われない 無償の愛ってやつ いまそれをさがしているところ 山に話したら気が楽になってきた 前が…
うつろう世界を すこ〜し切りとる 荒れていた海原に浮かぶちっぽけな舟 飛びかかってくる飛沫 おそろしい真っ黒な海 いたい、いたい、いたいー ああ、もうダメ!! ・・・ いっときの 病い いまから想えば やがてなにもかもうつろう ・ ・ ・ ・
そらすっからかんと晴れて 風無し もう少し放っておいたら重体になっていたところだが 運の強いことに おかげさまで 13日間で治ることができました 契機は転機 休息、ふり返り、活力の蓄え 転機は天気 良々 白くて四角い箱から 出る日 すっかり良くなって …
午前3時 目覚めた、と言いたいが まだ半分眠い朦朧の中 おそらくまたもうひと眠りするだろう ベッドの枕元に置いた本とノートとボールペン 足下の簡易テーブル上のノートパソコン ぼくの活動世界はこのベッドの上で十分だ ただやっかいなことに生理現象でト…
ぶどうが 一粒残った 小さなダークパープルの こまかい水 つぶがついてひんやりした かわいい宝玉 さて この一粒のぶどう いますぐ食べてしまうには しのびない 信頼やら謙虚やら あったかさが詰まっている たった一粒残ったぶどう こうあったかもしれない …
今年のコスモスはこんなに身近で 美しいものだとは思わなかった いまもずっと傍にいて 絶えず見つめあっている 背景は 黄金色の稲田 色づき始めた山々 雲間から覗いた青空 妙に溶け合って 別れ際にサッと渡してくれた コスモス 今、2輪の花が見事に開いて …
眠れずに大嵐の音を 病床からずっと聞いていた これでもかこれでもか と窓を叩き付ける風雨 荒れ狂う風の絶叫 これでもかこれでもかと 夜中じゅう吹き荒び 一睡もさせてくれない 朝になると 空はもう別人のようになって 雲間から陽の光が差し 別世界のおとぎ…
いま ここに こうして 息をして このように文字を書いている 謎 1億年前も 1億年後も 想い描くことができない 謎 ・ ・ ・ ・
ぼくは女子大の若い女の先生になっていて 女学生数名から 「好きです」それからわけのわからない 「es」(続け字の)と書いた手紙を何通ももらって その手紙だけが大写しにされ (色付きでかなり鮮明に見える) 「好き」の黄色い声だけが聞こえている夢 (…
舌がピリリッと 少しだけしびれて みどり葉の香りが口中に広がる 枯淡というのか 寂びというのか 夕暮れに いっぷくのお茶をじっくり味わう あったか過ぎる程の緑茶 幾筋もの薄灰色雲がグラデーションをなして 長くなびく空と 色づく寸前の山々を眺め さまざ…
こうしていると また ポッとうかんでくる 10月は黄昏の国 よぼよぼ もうがりがり ・・ たそがれと重なる 時は流れてゆく あらゆるものが流れてゆく ちがいはおそいのかはやいのかだけ やがて消えるなにもかも 10月はたそがれの国が 脳裏にこびりついてい…
ぽたり ぽたり じつにリズムよく落ちる 落ちることの よろこび 滴 なかに 空と山と田畑と家々 そして人の心を 映している 滴 ひとつぶの滴のために ばくはなにもしていない なにひとつ ・ ・ ・ ・
疲れ果てていれば どこかにひずみが生じるものだ 案の定 冷えたそぼ降る雨の中で 過労から腸が閉塞した 止まらない激痛の中で 冷や汗を垂らしながら 想念が途絶え 思考が完全に停止してしまった どんよりした雲ばかりが上空を覆う 何一つ欲しいものは無い た…
なにか泡のようなものが 現れた ふくらむ ふくらむ アッ 割れた! 飛び散る 飛び散る しぶき が ちいさな滴となって 落ちる おちる落ちる たくさんたくさん やがて 滴は集まり 水となって もっともっと集まり 水が集まり 流れ 低いところにたっぷりたまって …
ポツリ ポツリ と おおきく ちいさく 点在する明かり 夜に沈むまち 眠りに入るまち やがて鼾をかいて ぐっすり 眠るまち 眠れない人を残して ・ ・ ・ ・
いったいぜんたい何だったんだろう この茶番劇は この村の群衆はどこか知らないうちに こぞって先が見えなくなったようだ 先がわからないものほど恐ろしいことはない なあに大したことはない群衆だから 群れはやがて 笛吹童児に連れられて泥海の中 ・ ・ ・
結局 こんなことしたって何も変わらない 途方もない時間と労力の無駄 悪ってこんなもの 邪悪さがあちこちへ煙のように出ている 下界 しすてむはゆるぎない ・ ・ ・ ・
たまる たまるたまる つみあがって こんがらがって あちこちちらばって たまるたまる たまったもんじゃない ここらでひとつやろうじゃないか せ・い・り それ!! きあいをいれなきゃできない せいり といいながら なにかがつぎからつぎへとやってきて ずっ…
祭りのおくの悲しさは 死んだ女にくれてやろ あれわいなー 祭りのそこのやるせなさは 死んだ男にくれてやろ これわいなー 遠いむかしからやってくる 女と男にささげよう 今宵の提灯ゆんらゆら そーらよ〜いとーこーせ〜〜 祭りのおくのせつなさは 死んだみん…
この国での在留外国人 約3000000人 (1年あたり150000人増) この国でのネトウヨ 約2000000人 あと、過労死の人の数 自殺者数 を知りたい 1年のわが国の自殺者は300000人を割ったと聞いたが ネットで調べればすぐ分かるだろう …
落ちこぼれて数十年 こぼれ過ぎて もうどこへいったのやら システムから落ちこぼれ 世間から落ちこぼれ ヒトから落ちこぼれる 落ちこぼれたからこそ どこにもないものが見える 自由が見える やりたいことができ 良い目をみる 落ちこぼれってこんなに楽しいも…
移ろう世界を 切り取る 荒れた海原 浮かぶ1艘の小舟 抑えきれない波立ち ゆんらゆら揺れる 激しく揺れる ゴーゴーと渦巻く海 おさまらない もうどうしようもないのか 沈没寸前! ああ!! ● ・ いっときの 荒れた海原での漂流 やがて あのときを忘れたかの…
知らないうちに 長年潜んでいたものが 立ち現れようとしている 歪められる死への道 呼び覚まそうとしているのは誰なのか 鼓舞する色褪せたAの断末魔 それがまた恐ろしい 死んでいたゴーストはある日 ヌッと出てくる かも し れ な い ・ ・ ・ ・
なんの縁があってのことだったのか ・・・・・ 縁って不思議なもの 人生という この時間のなかで 世界という この空間のなかで 縁あって ひょいと 何かと何かが出会う 人と人が出会う あなたとわたしが出会う 直感的に 惹かれ 引き付けあう 弱く強く 固く柔…
流暢に、嘘ばかりついている言葉 欺されるな コロコロ変わる言葉 それやったらあの時、断言するな! 裏がある言葉 本心を言えよ カラカラ回る空っぽの言葉 言葉は信用しちゃならない たかが言葉 たまらなくなって出てきた やけくその言葉 ええい、どうにでも…
過ぎ去っていくもの なにもかも 昨日、元気でここにいたやつが 今日はいない ひとってはかないね あくたれをよくついていた 同級生が死んだ じつにあっけなく 老いた母が残された どれだけ悲しいことだろうか 家は少し遠いけれど 幼いころは何度か遊びに行っ…
若いころ、「10月は黄昏の国」というレコードをよく聴いていた 小椋佳と加川良の歌だ 一人は癌にかかり、一人は今年の冬に死んだ 黄昏 たそかれ 誰だあのひとは あたりがおぼろになって 誰だかわからない 薄暗闇の中で ひとと風景と生命が溶け合うとき 西…