2011-11-01から1ヶ月間の記事一覧

『MARGA「と」終章』 言葉の展覧会1182

ここにあるのは単なる流れ だから 生きている さわさわ すーっ 魚がおどり 川がひかる とくとく ふうっ 胸が高鳴り 命がひかる *川も海も、そしてこの星・地球も、ときどきおそろしく荒れるけれど、絶えず循環し生成しているんだなぁ。そんな中にわたしたち…

『とどけたいことば 〜MARGA「と」店先展示〜』 言葉の展覧会

小学生の男の子が立ち止まって、じーっと見ていた。 と・ど・か・な・い・こ・と・ば つぎはおじいさんが来て読んだ と・ど・け・た・い・こ・と・ば こんどは小学生の女の子が止まって作品の文字を読んだ と・て・も・た・い・せ・つ・な・じ・か・ん 何か…

『落ち葉』 言葉の展覧会1180

落ち葉が からからとなきだした また元にもどってしまったのだ 枯葉は枯れたままなのか 葉の枚数ばかりをよんでいる あれから十数年も経つが 木はどこへいったのか 森は ・

『代償』 言葉の展覧会1179

代償は長いんだよ マーガ 考えなかったぶんだけ よまなかったぶんだけ そう今 いろんな不条理なことばかりが起こっているだろ ・

『紅葉』 言葉の展覧会1178

いつのまにか 時は 赤のなかに かくれてしまった ひさしぶりの きみのほほえみ *

『コスモスA』 言葉の展覧会1177

なきわらいの空 ねむる山 ゆれながら とおい宙の 夢をみて *

『コスモスS』 言葉の展覧会1176

そこには何もないが何かが隠されているダークマター ただなんらかの気まぐれと偶然と わずかなゆらぎとほどよい法則があって 無から有が生じ 膨張し 寄りあってできた宇宙、そして星 陸と海 それに川 *

『はなび』 言葉の展覧会1175

夜の底から打ち上げられて パーッとひらく 華やかさと美しさのなかにひそんでいる 哀しさや侘びしさ それを楽しむために 心に刻むために 今夏も花火を見る *

『未来の人とのつながり』 言葉の展覧会1174

マーガ だれもいつかは死んでいくのだけれど 死をおそれない 死ぬときが来たら そうかと迎え入れる とてもステキな空・間 これから生まれる先の人とも つながって 未来の話をしている *

『死者とのつながり』 言葉の展覧会1173

生者だけでなく 死者とも つながって *

『山の彼方』 言葉の展覧会1172

深い深いまだ見ぬ山の奥に 夢のような空・間があるよ マーガ 貧しいけれどみんな一人ひとり自分の思いのことをして 生計を立て生きているんだ しかもつながって 動物も草木も石もみんな つながって *

『救済』 言葉の展覧会1171

マーガ そんなきみを見ているからぼくは救われているんだ すっかり人間になったねマーガ きみの手 あったかいよ *

『心がけ』 言葉の展覧会1170

そしてマーガ 自分に言い聞かせるようにきみは付け加えた 突然 何が起こってもいいように心がけたいわ * ※これも同じく、南相馬で買った花さし。 ・

『次の日は』 言葉の展覧会1169

でもね、って きみは言った 何十年も苦しんできたことが 一瞬のうちに晴れて幸せになるかもしれない 夜の不幸は次の日の朝には幸福に 今日の哀しみは明日の喜びになるかもしれないよって * ※この夏、東北へボランティア一人旅をしたとき、南相馬の道の駅で…

『不条理』 言葉の展覧会1168

マーガ きみは聴いてくたね 何十年も形成してきた幸せの形が 一時間先にもろくも崩れ去るかもって 朝の幸福は夜の不幸になる 昨日の喜びは明日の哀しみだって ぼくが深いため息をつきながら言ったことを マーガ きみは呟いた 人生って不条理よ 理不尽なこと…

『日常の幸せ』 言葉の展覧会1167

この一瞬 この永遠 *

『日常』 言葉の展覧会1166

いつものように平凡になった ささやかで何気ない日常の しあわせ よく飽きもせず続くものだわ 毎日同じことをこつこつと くりかえしながら暮らしていく この場のなかで この場のまわりで この一瞬 この永遠 あそびながら 笑いながら * ※コーヒーカップは、…

『夢の回転』 言葉の展覧会1165

少しだけ病みつきになった 夢を 回転してみると ガラリと様が変わって *

『MARGA 「と」   MARGA*7』 言葉の展覧会1164

自分の身体をどこか別の場所に ひっそり隠して おもいどおりにふるまう この一貫性 この禁欲的なまでのゆれの無さはなんだ 普遍性に到達しようとしているじゃないか 揺るぎない視点 世界への切り込みが鋭い 宇宙の果てにいても近くにいるようで 到達点があり…

『再生 MARGA*6』 言葉の展覧会1163

冷たい風がながれ 雪が舞い散り 底冷えのする川 石たちが この前夜に灯をともして 話してくれるよ マーガ つらいことようさんおますけど 生きとりまっせ へこたれんと生きとりまっせ おかげさまで 生きとりまっせ 時のささやき 夕暮れの謎 夜の模索 言葉をの…

『コスモスX』 言葉の展覧会1162

ここちよい風 透き通った青空 浮かぶ白い雲 たわむれ 歓び合うコスモス この宇宙の花 目的などはない 意味もない からからからまわりする からっぽの脳 迷走の切断 想像し直そう 創造し直すために コスモスの浪費と 消尽 私のいない地球に コスモスの花が咲…

『出逢い』 言葉の展覧会1160

黄金色のちいさな やわらかい花粒 みたされる甘い匂いの音楽 マーガ・・・ あのひとの残したものは 深い悲しみと 喪失感 どうしてこんなことになってしまったのだろう すべてを海はさらっていった ・・・・ あのひとの残したものは ぼくとの新たな出逢い あ…

『出逢い MARGA*5』 言葉の展覧会1159

なんとなくあまったるく なつかしい恋人に会ったような なぜかトクトクとむねがときめく匂いほのかにながれてくる ときに強烈に 固有の旋律 *

『THINKing MARGA*4』 言葉の展覧会1158

透き通った青空のなかに どっかりと雲が居座っている 陽に当たった部分がやけに白く明るい その下の地上は刺すような寒さで指先がいたい 寒い寒い朝 なんとはなしに ぼくはマーガのことをかんがえる それは誰も知らないし おそろしく根気がいって 報いのない…

『タブララーサ MARGA*3』 言葉の展覧会1157

あたりまえだとおもっていたいたことが あたりまえでなかった とりもどそうとするが とりもどせない とうてい あの日を起点に すっかり変わってしまった日常 もう以前にはもどれない 世界は変わってしまったのだ すっかり白紙になって マーガ きみは何日もず…

『不在   MARGA*2』 言葉の展覧会1156

葉っぱの上の 朝露がキラキラ光る 背景に青い青い空 ぽっかり浮かぶ白い雲 広がる田園と緑の山、そして海 こんな美しい自然のなかに 生き物たちは生息している ただ そこに ひとはいない 何があったのだろう この星に マーガ・・・ *

『喪失・別離 MARGA*1』 言葉の展覧会1155

どんな言葉も出なかった どんな悲しみの言葉も どんな恐ろしさの言葉も どんな慰めの言葉も どんな祈りの言葉も どんな言葉も出なかった ただ呆然と 立ちつくすのみだった ・・・ 一面 瓦礫と 更地になってしまったところに 雪が降る かつてあった街 かつて…

『この星  MARGA*序』 言葉の展覧会1154

なぜこの星に生まれてきたの マーガ この星は青く ゆったりと動いていて 美しかったよ マーガ あらゆるものが変わっていくわ 泣かないで もうお母さんもいないんだよ マーガ あなたもいなくなるの ほんのわずかのあいだに みんなどこへいくのだろう マーガ …

『夢の回転』 言葉の展覧会1165

少しだけ病みつきになった 夢を 回転してみると ガラリと様が変わって *