2006-01-01から1年間の記事一覧

2007年初夢  ー <世界>の視座

2007年初夢 〜<世界>の視座〜 2007年。こんな初夢を見るでしょうか。 時代の流れは急流だ。いま、戦後というひとつの時代が確実に終わり、大きな転換点にいる。この転換期は先が見えないので、目に見えない大きなものに流される。どんなことをして…

言葉の展覧会44

往くだけでなく 還る姿になりたい 往く 目的地に向かって まっすぐに 急いで でもそこには偶然が入るんだ 人を助けてもそれだけのこと 還る 日常から出て日常へ還る 道草をくって楽しげに 周りはすべてがひらかれていて ひとりの人を助けるだけで 大勢を助け…

言葉の展覧会43

散文は歩く いそいそと歩く 時に悲しくとぼとぼと 時に苦しげにもんもんと歩く 時には寄り道をするけれど 着実に目的地に向かって 歩く 詩は踊る りらりらと踊る リズムに乗って楽しげにるんるんと 優雅に狂おしく踊る 音を鳴らし歌を歌って 時に激しく時に…

言葉の展覧会42

糸は放射状に広がり 錯綜し 同心円を描く糸と繋がっていく クモの巣 Web進化 所有しない私有しない 中央がない脱中心的な構造に 分身を放り込んで 流れのなかでつまみ食い リアル社会の齟齬から解放されて 生き場所を得た アイデンティティからの逃走 悪…

言葉の展覧会41 「喪中につき」

喪中につき年末年始のご挨拶のご挨拶は控えさせていただきます。 この春、きくゑが百歳で大往生致しました。明治40年生まれで、17歳のときに結婚相手の顔も見ないで嫁いできました。大家族の中で家業に励み、祖父亡き(73歳)後も、家族を支え見守って…

言葉の展覧会40

とっぱらう 日常という枠組み それは非時間性なんだよ 把握しなくていい 奔らなくていい 他人指向 実に馬鹿馬鹿しい 「みんながやっている」に 踊らされるな 身を浸してみよう 雑多ごった混乱混沌 複数の問いかけが必要さ そうすれば世界は 共時的通時的全体…

言葉の展覧会39

そんなものはとるに足らないことさ 追いつめられて頭の中はもうそのことでパンパンなんだと思うけど そんなに思い詰めるほどでもないんだよ ちょっと逸れて考えればたいした問題じゃない そんなものは時間が経てばやがて解決できるんだよ しょせんあらゆるも…

言葉の展覧会38

こんな貧しい言葉だけれど 読んでくれている人がいる こんなとるに足らない展覧会だけれど こんなウェブサイトだけれど 見に来てくれる人がいる 炬燵に入ってインスタント珈琲をおいしく飲む 今日はあたたかい気持ちになって しみじみと独りで迎えるクリスマ…

言葉の展覧会37

ちょっぴりの性悪説と たくさんの性善説を携えて 旅の途上 <性悪説強まる風の中で> = ※http://www.ranq.jp/in/-/gW2jiQc/

言葉の展覧会36

今日もどこかで出会って すれ違う人がいる ひょっとしたことで関係を持てば 幸せで素敵な人生を送れそうな人もいれば 地獄のどん底に落されてしまいそうな人もいる おそらく運命も自身が選んでいくのだろう 自分の生き方がそうさせるのだから 私はいろんな人…

言葉の展覧会35

隠蔽と忘却 それは新たなFの温床 ヒトラーを国民が支えた事実に 身をもって警鐘 ナチスSS親衛隊17歳という過去 この年になって告白した ギュンター・グラス 戦犯の断罪だけでは駄目なんだ Fは克服できないんだ 国民が支持したんだよ それを注視しない…

言葉の展覧会34

今日もどこで間違ったのか からんからんと空転してしまった 接続がおかしかったのか関係が歪んでいたのか 遭遇したものは霧の中の悪意 すでに偽善的な警告は発せられていたというのに 欲望というものの冷血さ 巧みな装置は用意されていたのだ 可哀想な女が生…

言葉の展覧会33

ただカネが欲しいために ただ遊びたいために ただクルマを乗りたいために ただ殺したいために 少年は老婆を殺してカネを盗りクルマに乗って遊んだ ただそんなために ・

言葉の展覧会32

「海と」 飜る魚と 一瞬の飛沫と 繰り返す波と 何も飾らない穏やかな海と 果てしなく広がる水平線と 清廉とした空と 柔らかな雲と 見つめるあなたとぼくと 砂浜と

言葉の展覧会31

ゴキブリ ネズミ ヒト これらの共通点はなんでしょう? それはこの地球における 3大異常繁殖生物なのです さて、千年後にはどうなっているでしょう? ※(ちなみに、日本の人口) 2006年〜1億2776万人 2055年〜8993万人(うち4割が65歳…

言葉の展覧会30

「の」 烏の鳴く冷たい朝の霧のかかる野の しっとり潤う深閑とした木々の彼方の 明けゆく山際の見える隙間風の通る 侘び住まいの吐く息の白さの硝子窓の 部屋の芥箱の眠る塵紙の未来

ここ数日、夜遅くまで仕事。疲れ蓄積。首こり肩こり。

言葉の展覧会29

遠い昔に置き忘れていたものが この店の陳列台の片隅にあった そこだけはほんのりとかがやき まるでぼくが来るのを待っているかのようであった ざわめくこころ なつかしい時間 ぼくはいつしか少年になって走っていた 野を越え山を越えて どこまでもどこまで…

言葉の展覧会28

右を支持し 戦争を望む 貧しい若者たち 底に閉じこめられて 何故の愛国? + + +※最近、宮台真司のブログ(↓)をよく見るようになった。 http://www.miyadai.com/ ■マル激トーク・オン・ディマンド 第297回 [2006年12月8日収録] タイトル:教育基本法と愛…

言葉の展覧会27

都会は灰色雲が覆って 冷たい雨が降る ぼくは傘もささず 銀杏絨毯の上で佇んでいる きみは雑踏の中に消えた 喜びも幸せも何もかも消えた こんな生活をしているのは こんな仕事しかないのはサイテー 負け犬よってきみは言った こころの支えがポキリと折れて …

言葉の展覧会26

破り捨てられた一枚の写真 高層ビルの上から舞い落ちる 灰色雲の中ををおよぎ 冷たい風にさらわれて ひらひらひゅるるるる〜 下には 仕事をなくした若者が うつむきながら 冬の階段を下りていく ひらひらひゅるるるる〜 ・

言葉の展覧会25

こわ〜いお山の こわ〜いお山の奥深く きれいな光が3つ飛んで地鳴りがした しばらくしてまた1つ あかく火が燃えて かすかに呻き声がひびいている こわ〜いお山の奥深く お月様は すっとんだ すっとんだ いまはどこもかしこも 暗闇のやみ ●

ミスチルの「しるし」はなかなかいいラブソングだ。一昨日、TUTAYAでレンタルして依頼、仕事の行き帰り、クルマの中でずっと聴いている。飾り気がなくストレートな恋いの想いがいい。おもわず、「ダーリン、だー〜リン♪」と一緒に口ずさんでしまう。シングル…

言葉の展覧会24

びゅんびゅん過ぎ去る 美しさも驕りも 幸せも苦しみも 若さも地位も なにもかも 痕跡はなにもない

言葉の展覧会23

目が嘘をついています 目で真実を語ってください 目が悩んでいます 目が悲しんでいます 目でわかってあげることです

この土、日の2日間、田舎の近所の方が亡くなられたのでお手伝いに行く。昔ながらのお葬式。裏の山で樒をとったり、竹を切ってきて割ったり、飾り物を作ったりで準備。村の者らが集まってワイワイ言っている時間の方が、実際に葬式や野辺送りの準備をやった…

言葉の展覧会22

イナバウアーしているエロカッコイイ来未さんと 脳トレにはげむハンカチ王子の佑樹くんが mixiでたらこ・たらこ・たらこ 30年後 一時の若さでもてはやされたが今はもう落ちぶれの身 でもカネを稼いでいたおかげで 格差社会のなかで勝ち組となり 品格も出て…

言葉の展覧会21

朴念仁 +

言葉の展覧会20

為人忘却 不逞の輩 似而非臣 泡沫滅消

言葉の展覧会19

♪人生ってそんなにいいことばかりではないよ 未来の宿題を鞄に入れた 帰り道 振り返りながら とぼとぼと 人生ってそんなにいいことばかりではないよ ハッピー・エンドじゃない 失望すること、がっかりすることが多いよ 未解決もたくさんあるし そんなものさ …