2016-09-01から1ヶ月間の記事一覧

『過行く』*No.2749

夏が終わる前に種を蒔いておこうと思っていた白菜の種袋 隅っこに佇んでいる扇風機 赤しそジュースをつくろうと用意していたペットボトル いまだに部屋に置かれたまま 台風が矢継ぎ早にやってきた 気づけばもう9月も終わり ゆれるススキ いま鳴かなければと…

『マイウェイ』*No.2748

いずれ人は死ぬ あたいもあんたも果てるわ と書けば強烈過ぎるかもしれないけど これはやがて訪れる避けられない事実よ ただ、これを心の片隅に置いておいて あたいは生きようとおもっているの そう、メメントモリなのよ あと、150年経てば、いま在る人は…

『締め括り』*No.2747

そろそろやり始めなくちゃならないな わたしの人生の締め括り ・ ・ ・ ・

『呼吸という瞑想』*No.2746

はい 目を瞑って 空 気を 私の身体に吸いこんで 身体から出す 入ったり出たりを繰り返す 宇宙からの風が流れている ・ ・ ・ ・

『わたしの過去』*No.2745

小さな幸せの毎日に ふいに過去が顔を出して わたしを苦しめる ときに過去は わたしを覆い尽くして 前が見えない 攻める怒る泣き叫ぶ苦悩 不安不安不安・・・・ でも わたしの過去は過去 たんなる過去に過ぎない だから どうにでもなるよ わたしの過去 忘れ…

『花火』*No.2744

何千回と雨はわたしに降り注ぎ 何万回と朝が訪れる 眠っているのか元に戻ったのか白い骨 やがてくるであろう その後のことを想ってみる その後のその後は宙に飛び散り 彷徨っているのか想う自由は無限大 ふと 手にとって読んだ本 祝魂歌 / ・ ・ ・ ・

『バングラデシュからのお便り』*No.2743

バングラデシュに昨年、学校を建てられたオオグチ夫妻から今朝、嬉しいお便りがありました。 ******************** ・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 0:24 (5 時間前) バングラデシュに来て、早や9日が過ぎました。 今の所、警戒…

『小豆島』*No.2742

ありえないと酒飲み息巻く * まあこれもありかと覚めた酔い * 七人男女の長年の旅 * 塩の湯つかって傷に染み込ます * 走る船窓にうつる人と海 * 昼間はと言えばおにぎり3つ * 吹き荒れ雨たたく海おだやか * 疲れ戻ったときの3枚のあたたかい言葉 *…

『瀬戸内芸術祭in小豆島』*No.2741

迷い路、糧もとめて行ったり来たり * なにやら好奇心そそられそぞろ歩く * 迷路の街 あれやこれや歩き回る * 雨降ったり止んだりのちいさな島で * 行きがかり丁寧に案内してくださる * 今年も60作品増やしましたと得意げな住人 * 作家のARTから住…

『放哉の小豆島』*No.2740

放哉に誘われ早朝に台風の中歩く * 放哉のお墓から見える美しい島の営み * 急に咲いていたコスモス * ひとりゆらゆらゆれるコスモス * ちいさな庵 一日に二度訪れる * ちょうどいい所は雨風止んでくださる * 島の海 放哉の句が身に染みる * 台風の中…

『言葉の展覧会5』*No.2739

しかし 熱き言葉より 冷めた言葉で 遠くから沿いながら たんたんと 長く付き合っていく言葉を さがしている ・ ・ ・ ・

『言葉の展覧会4』*No.2738

近づいて ひっついて ときに 間近で ときに熱く 語りたい言葉がある あぶない あぶない ・ ・ ・ ・

『言葉の展覧会3』*No.2737

言葉を探して 30年 今を語るより 事(こと)や政(まつりごと)を語るより 遠い昔にあった かくれひそんでいた 言葉を探し 再びみつけ じぶんのなかにいれてみる ・ ・ ・ ・

『言葉の展覧会2』*No.2736

会いたい 巡り合いたい これまでに出会ったことがないような 言葉に 会いたい ・ ・ ・ ・

『言葉の展覧会1』*No.2735

ひっつかず 近づかず う〜んと引いて 想い考え 補助線となるような 言葉を探して さまよっている ・ ・ ・ ・

『蜻蛉』*No.2734

流れる 流れる 何もかも 過ぎ去る 過ぎ去る すべて過去へ 流れのなかで ひらひら ひらひら かぼそく黒い羽のトンボが飛んでいる やがて 欅の葉っぱの上に 羽をおさめ 静かにとまる かけがえのないいのちが とまっている 雲よどうか ゆっくりと空を流れて ・ …

『頂上』*No.2733

くねくねとした坂道を 岩場、笹林、倒木、崖、迷い道、・・・ あちらへこちらへ ときに急いで のぼって のぼって ときに 早足で つかれて くねくね ハアハアと やっと先が見えてきて 頂上らしき所に着きました で これからは ゆっくり下界を眺めたり休んだり…

『出会い』*No.2732

いま ここにある わたしと空 いま希望しかわたしにはない そう 明日へのアイデアを さがすこと 未来へと<なっていく>ために ・ ・ ・ ・ ・

『かけら』*No.2731

道のかたすみに落っこちている かけら だれも気づかない だれも見ようともしない わたしが何なのか 自分を さがさなくていい 自分をさがそうなんて そんなのいらない 見向きもされず 見捨てられたかけらのなかに すばらしい宝ものがある 詩がかくれている わ…

『里香さんからのお便り』*No.2730

一歩足を踏み入れ目にしたものは希望。 静けさの中から生きる鼓動が強くあたたかく脈打っていた。 此処は。 此処にまた来たい。 夢か現実かわからなくなる相変わらずの私は、この日出会って過ごした時を夢を見ているかのような感覚で帰宅し、いただいた詩集…

『未来への贈り物』*No.2729

贈りたいんです まだ見ぬ プレゼントを 何年か先の 未来の人たちへ いいえ人だけでなく 未来の生き物たちへ 何をしたらいいのかを考えています いま このわたしはまだ見ぬ生き物たちに 何を贈りたいのだろう う〜ん ・ ・ ・ ・

『里山は、未来の桃源郷−1』*No.2728

ああ あのとき気づいてさえいれば・・・・ そうだったんだ そんなにたいせつなものだったとは 次々と さらに 新しいものが 終わりなく 永遠に<なっていく>世界では ずっと初心者のまま 居心地の悪いところ どこまでも不満足な世界で ここが こここそが ひ…

『出会い』*No.2727

いま ここに在る 宙と私 いま 希望しか私にはない そう 明日へのアイディアをさがすこと 未来へと<なっていく>ために ・ ・ ・ ・ ・ ・

『花束』*No.2726

コーヒーカップに入れ テーブルに飾った 華麗で無く明るく無く とこしえに 静かな花々だ 土と木の肌の色に解け込んで 隠れる 生命の息吹 香が流れる 生きてみますよ もう二度とないんだから この私という生成 朝も夜もこの花を見つめている ありがとう、Sさ…

花束

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『みつばち』*No.2725

みつばちがやってきて ハーブの花蜜を吸っている このごろ毎朝やって来て密を吸う みつばちの背に朝焼けが映り 薄闇からじょじょに 明るい方へ あちこちで いろんな鳥が鳴き出した ああ、田んぼはもう こがねいろ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・

『赤信号』*No.2724

目が痛い パソコン疲れ ここんとこ毎日長時間 モニター画面を見ている 他にもすることいっぱい 次から次へとスケジュールいっぱい 3つも4つも同時進行 ああ、赤信号がチカチカ ・ ・ ・

『蚊』*No.2723

蚊の食事の時間です と腕を差し出して血を吸わせている 少年をテレビで視た 蚊の研究をし 蚊が好きでたまらないと云う 蚊が大嫌いで いつも刺されることに怯えているO型のぼくとは えらいちがいだ 少年が苦労の研究の末発見したのは 蚊は足の裏に付着してい…

『白百合』*No.2722

見慣れた風景に こっそり恥じらいながら 忍び込む 白百合の花 ・ ・ ・ ・ ・ ・

『SATOYAMA』*No.2721

SATOYAMA in Nishitani,Takarazuka TOGENKYO(utopia)that exists now And as a possibility Utopia ob the future in this star SATOYAMA A small letter that is spinned from here in Nishitani,Takarazuka once a month Beautiful SATOYAMA that we want …