2008-04-01から1ヶ月間の記事一覧
素材は当然の如くはだかでなければならない 加工したものは邪道なのだ 石、草、竹、・・・ コンクリートばかりの都会にありながら 自然を取り入れ 生かす 光、池、島、・・・ 自然の姿の再現だ 光は自然からの贈り物 水はいのちの泉 しかしこれも人工的な自…
わずかに緑が残された裏山が 微かにざわめいている 何かがいるような 何かがあったような 家の窓を開けると 入ってくる なにをつたえたいのか なにかもどかしく なにを知らせたいのか なにかざわめき わずかに残された林から 吹き来る春の微風 半世紀前の 以…
幼少時から 快不快を味わうことよりも モノの名前ばかりを教え込まれていた 実感が置き去りにされたまま 気持ちよりもルールが優先され すぐ答を出さなければおしおきされた 子守はテレビで 次から次へと映ずる画面に反応しても 何も帰って来なかった 感情が…
前向きばかりが流行り 後ろ向きは 後ろを向けない やれプラス志向 やれ肯定感 ますますマイナスは隅っこに ところが心はもやもや いらいらでいっぱい充満して ちょっと薄くなったところに ぷちっと穴あけば そこから どどどどっと 現れ出ずる 死の暴走 ● ・
理想と虚構の狭間で ゆれている 夢 あれは遠い過去の 美しい出来事のように いま思えば 懐かしく胸がふるえる かつて理想の時代があった 夢の時代があった 虚構の時代を経て いまは不可能性の時代 もう夢は不可能なのか ・※『不可能性の時代』大澤真幸(岩波…
そんなのなくならない なくなるはずがない 駄目だとわかっていても 自然と湧きあがる どうしてって だれだってもっているんだから イヤなことがある もうムシャクシャする 害刺激が行き場を失って彷徨う 陰へ湿へ 巧妙にさらに残酷な方へ さて Iを克服する…
何も解決しなかった 行き詰まったというよりも 迷走 狂走 凶走 完全な敗北 専横の 終わり 憔悴した支持者たちは 求心力を喪失して うろうろ うろたえ ひっくり返ってしまった 信頼を取り戻そうと (始めから無かったのに) またうろうろ うろたえ 「・・の一…
別に 別に 別に 別に 別に 別に 別に 別に なにも な〜んにも 感じない 自分が困っていることが うまく感じられない 悩みを悩みとして自覚できない 学ぶのがいや そんなのどうでもいい 別に どうだって だってきらいなんだもん わかんない 別に だってめんど…
なにもわかっちゃいないのに わかったふりして てれびがいいといっただけで ざっしにのっていただけで あのひとがもっていただけで たいきんはたいて モノをかう じっかんがないままに モノをもとめる そんなかりモノでじぶんをかたり かりモノによってじぶ…
読む 私は読む 本を読む 風を読む 宙を読む あなたを読む どこかで呼びかけられているような 撫でられているような 本が私を読む 風が私を読む そらが あなたが わたしを読む 蒼い空のなかを通り過ぎる真っ白な雲 夢が私を読む ・
街外れの ゴミ箱の中で 密かに輝き続けている 捨てられた 一冊の 本 生きる力を得 いろんな人を助けてきた だいじな だいじな一冊の 詩集 やがて燃やされてしまう日を 待って ● ※あおあおとよく生えているなあ、草たちよ。でももうしわけありませんが、あな…
かたちあるものがすべて きえてしまっても せんねんいじょうも のこりつづけている ひとつの 詩集 ・
何百年も経てば 人間の作った形あるものは やがて ほとんど壊れ 腐り 燃え 消えてしまう いま あふれるモノのなかで 形あるものばかり見ている ちっとも大切にせずに そんなものはすぐ消える でも 人間のつくったものでも 消えないものがる 形あるものでなく…
上ヲ見テイテモ 中心バカリヲ見テイテモ シヨウガナイ 均質ナ画面ヲイツモ 注視シテイテモ虚ロデアル 下ヲ見ナナメヲ見 周リヲナガメテミル 外レニ宝ヲ発見スルトキモアル 下ニ面白イモノガ埋モレテイルトキガアル 内ニ新シイヒラメキヲ覚エルトキモアル 斜…
まだこんなことばかりやってんのでっか まだしはいしたいんでっか とおいむかしのふるくてくさったしゅぎのやっていることでっせ そらおくれているのはわかってますけど うえにたつひとはきづいたらどうでっか どくりつでなくじちといってるでしょ ひぼうり…
あるひから みんないっせいに おなじことをやりだす れっとうじんの こっけいさ おろかさ こわさ ●
電車の中でピコピコ 歩いていてもピコピコ 友達の輪にいてもピコピコ 赤ちゃんをほったらかしでピコピコ 美しい風景があってもピコピコ 何もかも忘れて まわりを何も見なくて どこにいても どんなときも ケータイでピコピコ ピコピコピコピコ いま流行り ケ…
その世界に入って 一段一段 また一段 魂の階段を降りていくと だんだん光が乏しくなって 薄暗がりから 闇へ突入する そこは真っ暗な世界 善も悪もなく 真と偽もない 美も醜も混じり合ってしまって 生と死も確かだ 暗黒の混沌 人間はたとえそれがどんな国に所…
どんなモノにもどんなコトにも いいところとわるいところがある 1%のいいところと99%のわるいところだってある そのいいところをつまみだして ていねいにしゅくふくしながら ばいようする やがてみずからそだつようになったら しゃかいにだしてあげる …
ひょんなことから これまで問題にしていなかった言葉が 急に浮上してきて ぼくの目にこびりつく ぎゃくに いつもぼくの目の前にあった言葉が ぼくからどんどん離れていく ぼくのなかの配置が変わり 地図が変わる 線から面へ ・
「地図」やら「空間」やら「座」やら 「視点」やら「界」やら 「想」やら「論」やらが かきまわされて ごちゃごちゃになって 入り混じって 混沌と もうなにがなんやらわからなくなっている そうしているうちに あちらでパチパチこちらでパチパチ ショートを…
なにかおかしい なにかがちがう なにかすっぽりと ぬけおちてしまったものがある 先送りばかりして 横ばかり見て この穴の中が世界のすべてだと オレダケトチガウ!! ナンデワタシダケガ!! ●
なんだか ふぃっと さもかんたんに これまでなやんでいたことが いくらかんがえてもわからなかったことが まるでうそだったかのように うかんでくる ぶれいくさんはいった ねむっているあいだに いやなことはわすれ かんじんなことをおもいだすように あたま…
はたはたと ゆれ ざわめき 動き回っているが はかなくも いつかひらひらと 散ってしまうことを知っている 言葉はかみから 白鳥のように飛び立ち くるっと旋回して どこかへ消えていく ・
ふわんと 風が吹いて ふわんふわんと 風が吹き抜けて 忘れ去る もう死んだ人たちがやったことだから きれいさっぱり忘れましょう 前を向いて ふわんと 風が吹いて ふわんふわんと 風が吹き抜けて じわーっと じわじわと 道ができる かつてあったようないや〜…
そっちの物語よりも こっちの物語の方が ずっといいですよ そっちの物語は黒ですが こっちの物語は実は白なんです 白は黒と違って暗黒で腹黒くなく 潔白で真っ白です だからこちらの物語のほうが ずっとずっとお得です そして 蛸壺で自分を慰めたい人以外は …
仕事から遠く離れて 夜の桜の下で 紙コップを合わせながら とりとめもなく言葉を交換する 食を語り遊びを語り旅を語り世の中を語り合う 失敗を聴き孤独を聴き幸せを聴き合う これはこれでいて ぼくにとってとても大切な時間で ストレスが夜桜の向こうの 闇へ…
こころがよわっているときは こころがしなだれ うなだれ もうちょこんとおさえただけで ぽきんと おれてしまいそう こころがよわっているひとは しんがやられているから さくらのうつくしさもわからず なにもできずに ただうなだれるしかない さらにうつむい…
あ〜〜 くちがかるい なんどおもったことか このくちをふうじておけば なにごともなかっただろうに・・・・ ぐっとがまんして ぐぐっとおさえて 言わない 肝心なことだ こころのブレーキ おさえること あ〜〜 なんてことだ しゃべりたい しゃべってしまう 「…
にゅー っと変わって また さらに まっさらになろうよ がらり と変わって これまでのことは 踏み台にして 高く遠く深く はばたいてみようよ *