トニー・マイヤーズの「スラヴォイ・ジジェク」（青土社）を読んだ。ジジェクは批評や哲学関係の本に度々名が上がっていたので以前から、どんな人なのか、どんな思想の持ち主なのか興味があった。たまたま宝塚駅前の本屋でこの本を見つけた。「哲学、精神分…

ＢＡＲ「メタモルフォーゼ」店主の坂出さんより、以下のメールが送られてきた。 ＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊先般お知らせしましたように、来年1月11日で村上三郎氏が 没して10年になります。たいへん示唆に富んだ作品を放ち続けた 彼の足跡は、芸術史上…

わたしのなかにひそんでいる宇宙 こっそりと あれはいつからのことなのか 思いだそうとしても思いだせない とおいとおい わたしの細胞のなかの記憶 わたしのなかの海 わたしという魚 ちいさなちいさなふくろ いつからできたのか 外と内のしきり なかを管がの…

渡辺信雄さんより「岬の病院に入り手術」というメールが入った。>手術しました。管なのですね、人間は。 >管に管を繋いで、棺桶のように身動きできない空間で、脱出できることだけが望みで痛みに耐えています ＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊ そこでこんな…

ワダさんより、横浜トリエンナーレ会場で、１６日夕方６時頃から映像展をやるのでＤＶＤ作品を送ってくれ、とのメールがはいった。一昨日のことである。 だもんで、あわてて今日は朝から作品作りに取り組んで今やっと仕上がったところだ。１２分のＤＶＤ作品…

午後１時より、神戸・三宮の「千人代官」という料亭で、「幻想時計」の同人会をした。遅れたので息を切らせて駆けつけたら、もうすでに４人は集まって、ゆったりと酒や焼酎を飲んで歓談していた。４人とは、小説家で大阪文学学校の理事兼講師の木辺弘児さん…

久しぶりに本という本を読んだ。 ２ヶ月ぶりぐらいで本を読んだことと、自分を突き動かすような本であったということでまさに久々なのだ。 近代文学が終わっても資本主義は終わらない。今の日本は知が消え、シニシズムとナイーブばかりが蔓延している。イロ…

ペルーの出稼ぎ者が独りぼっちで暮らしていた。 冬が来て雨は暗い地面に落ち吸い込まれていく。 ある日、彼の心の中に悪魔が再訪した。 繰り返しやって来るあの殺生鬼だ 可愛い女の子は死んだままだ。 なんと哀しい声で泣くことか。 これからいろんなことを…

気がついてみると、もう１２月になっていた。 知らないうちに冬が来た、という感じである。 冬が来たと言えば、「きっぱりと冬が来た」と書いた高村光太郎の詩を思い出す。「冬よ、僕に来い」等と書いていたなぁ。あの頃は冬が厳しかったのか、冬は冷厳なこ…

今夜、田舎で見た某家のイルミネーション（写真）がきれいだった。

ギャラリー芸術環境計画「かまぼこ」に３０人超のアーティストらが集まって、オープニングパーティをした。 ３０人の小作品を搬入展示した後、篠原克治さんと梶原理恵さんの結婚を祝い乾杯して、飲んで騒いで、作品や芸術を語り合い楽しいひとときを過ごした…

晩秋に最高の贅沢をした。 宝塚の北部、武田尾の「さくらや」で１１月の「ばおばぶ」文藝同人会をした。武庫川の河原に面したテラスでの美味しい鍋料理といっぱいの紅葉と、「野菊の墓」の語り合いと。 風が少し吹くと、紅葉が川のせせらぎに一斉に舞い落ち…

ぼくのＨＰに載せている「ナビール文学賞」が、来年度で幕を閉じることになったそうである。編集をやっている渡辺さんから、財政難で組合員の拠出金でやっていることや、組織の事業見直しのため仕方ないことで打ち切りになったという連絡があった。 また一つ…

はてさて、ほっと一息ついたところで再開といこうか。この１ヶ月というもの無茶苦茶な忙しさが到来。 まず、祖母の危篤、と未だに続く重体。 次に、展覧会のあらゆるプロデュースと開催。 そして風邪引き（これは１ヶ月もつづき、まだ尾を引いている） 連日…

篠原克治さんと篠原理恵さんの二人展のお知らせです。 ＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊ 「森へおいでよ」 芸術環境計画 ギャラリー「かまぼこ」 ２００５年１０月２２日（土）〜１１月２０日（日） １４：００〜１９：００（最終日１７：００まで） （火、水、金 …

ご無沙汰しています、goukoさん。 と言いましても、Ｒ・Ｐにはまだ１回だけしか行っていませんが。 ステキないいブログができましたね。先程、谷川 夏織さんからのメールで知りました（谷川さん、ありがとうございます）。これからまた訪れたいと思います。…

はてさて、長引いた風邪も少し治りかけでこの日記を書きます。今日は簡単に。谷川夏織さんより以下のメール（個展のお知らせ）あり。 ＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊ごぶさたしてます。お元気ですか？ 篠原さんご結婚されたんですね♪ 良かったですね〜 展覧会のご案…

『結婚しちゃっ展』 出品者募集！ もうすでにご存知のかたもおられると思います。 この度「かまぼこ」オーナー篠原克治さんと梶原理恵さんがめでたく入籍されました。 お二人を祝福する、オメデトウ展を企画させていただきます。 もちろん、テーマは「結婚」…

大野良平さんの個展、「時空の船・２」のお知らせです。神戸のギャラリー「２００１」に続いて、「時空の船」第２弾です。 ＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊ アートスポット ギャラリー「マーヤ」 高槻市紺屋町３−１−２１６ グリーンプラザ３号館２Ｆ ２０…

風邪をひいてダウンしています。多忙な毎日故、疲れが風邪を呼び寄せたんではと・・ ああ、しんどい〜！！

先程、田舎より帰ってきた。この３日間は、田舎暮らしだった。８日は祭りの宵宮、９日は祭り、そして今朝は枝豆を取った。 祭りでは、幼なじみと出会い、旧交を暖めた。酒の飲み過ぎで、今朝は頭が痛かった。 柿や栗、枝豆、そしてまったけご飯の美味しかっ…

不安は ふあんふあんと煽られ フアンフアンと虚回りする フアンは ふあんふあんと フアンフアンと ・・・・・・ 去年、上記冒頭にあるような詩を書いた（『サルよ』（「幻想時計」Ｎｏ.２５））。今日のようなアメリカグローバリズムに席捲されてしまったよ…

大野良平さんからこんなメールが送られてきた。 ここんとこ、忙しさに追われてアート・プロジェクトの方は遠ざかっているからなぁ。ぼくが仕事でばたばたしている間に、大野さんがやってくれていた。ありがとう！ ＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊ 『時空の船』…

おめめぱっちりまんがの少女のように ふわふわの 顔のない観客 あなたが今恋におちているのは どこかにあった映像 あなたが生きているのは どこかにあった人生 くりかえし変奏される正しい歴史のように からからと 宙に舞う言葉

あっ宇宙だったんだ このわたしたち 病室の片隅で 鮮やかに咲くコスモス 窓の外では赤蜻蛉が 宙を切って流れてる すぐ近くに死が待っているというのに ゆったりとおだやかに 時間が流れる一日 ぼくは傍らでうつらうつら 命つないでポツリポツリと落ちる点滴

阪神優勝、おめでとう！！ 金本も下柳も藤川も今岡も矢野も檜山もウィリアムズも・・・・、ようやったなぁ。「選手に恵まれて・・」と岡田監督は何回も言っていた。そんな恵まれた選手を包み込み、一人一人を生かしたところに、今日の優勝があったと思う。 …

あたり一面砂が舞っている そこを右往左往と 彷徨う難民 少しでも生き延びようと どこかに救いはないだろうかと 砂嵐が厳しくなる もうとっくに終わってしまったんだよ 何も誤魔化せないよ 群れは断定する強者に頼り おろおろよろよろ 砂は渦を巻いて舞い上…

夜中に目が覚めて、いろんなことどもが脳裏に現れてきて眠れない。 朝方、少し転た寝をした後、目覚まし時計で起こされて、気が滅入った。寝不足だし、こりゃ今日は駄目だ、ついてない、悪いことがおこりそうと思ってしまった。ぼくの予感はよく当たる。とこ…

日常の内奥で燃えていたものが フッと消えた あらぬ方に目をやって 失われた時と 無くした会話

ゆらぐ光の暗闇 残存する超越性の沈黙 脆弱な言葉は分岐、離散、浮遊する 数多の断片 膨らみ生起する光と闇 ＤＡＲＫ ＳＰＡＣＥ ＦＲＡＧＭＥＮＴ