2014-04-01から1ヶ月間の記事一覧

『独り立ち』言葉の展覧会1805

しすてむにおすみつきと こうりつやおこぼれをもらい じぶんのいとはんしきゅうくつなおもいをしながら せるふこんとろーるしてやりたいことを はんぶんもできないならば ほんまつてんとう おもうにまかせなすがまま すきなことをぞんぶんにやりたきなり よ…

『雨の中の阪神広島戦』言葉の展覧会1804

雨の中の野球場 甲子園 阪神対広島 若手五人年寄り一人の元同僚の同窓会 雨合羽を着ながらビールを飲んで わいわい言いながら観戦 両チーム共まったく点取れず 0点どうしのまま延長戦に行くのかと思いきや 阪神福留が値千金のホームラン ヤッタゼ阪神 この…

『若者の新流儀』言葉の展覧会1803

何も言わずに すーっと 知らぬ間に消えてゆく若者たち こんな所にどっぷり浸かってしまったら なぜかうつ鬱 めつ滅と 身を滅ぼしてしまう 消えよう すーっと この社から この国から 確かな 志を抱き 確かに 希望をたずさえて アモラルな為 新たな時 ざわめく…

『処所啼鳥を聴く』言葉の展覧会1802

遠い眠りから カラスの呼び声がして 夜が明ける やがて 雉、雲雀、雀、鶯らのかまびすしい歌声 さまざまな交響曲 大きな欠伸をしてから 夢はじっと 動かないまま 仄明るくなった夜明けの中で 耳を澄ましている ● ・

『交流酒』言葉の展覧会1801

子どもたちはたたく みんなでリズムよく 椅子をたたく 手の痛さもふっとんで 未来をたたく お母さんは見守る 伊里前の団結力は固いですね 獅子舞を通して繋がって お父さんは語る でも、今の若い人ら(20代)が個人主義で・・・ 大丈夫ですよ あなたも若い、…

『萌え出ずる里山』言葉の展覧会1800

地中奥深くじわじわと 静かに なんやら蠢いている 着実にいい(居位)場をつくり 確かな力を蓄え 芽を吹き出そうと あちらにもこちらにも 古かったものが新しく再生され 新しかったものが古くさいものになり よきこととされていたものがとんでもないことだと…

『のちの想いに』言葉の展覧会1799

夢はどうどうめぐりをする 淀んだ川の流れは未だぐるぐる回ったまま 息を吹き返して 眠りから覚めた山は また若返り透明な新しい芽や葉を吹き出している 鳥たちが異性を求めて鳴き交わす ーーが、語り続けてきたかれは 少し黙って項垂れる いつのまにか草草…

『淀みの中で』言葉の展覧会1798

やはりそうなのか 滞った水は流れから取り残され 同じところをぐるぐる回っている やはりそうなったのか 流れに乗れない水もある 少しずつ綺麗になっていくというのに 山は若返りいろいろに彩り始めた 淀みの中で夢は沈んだままだ やはりそうではない さて …

『絶滅危惧種』言葉の展覧会1797

滅びへの道の ページを捲っていく のか 春なのに今日はやたら寒い 一瞬の繁栄だった やっぱりそうなのか 気候の大変動や大地震、核戦争を待つまでもない とすればヒトのことだ そう遠くない 何年か後には イケメンと美女ばかり 東大は秀才ばかりで廃止 オリ…

『白の形象』言葉の展覧会1796

ガラスボックス という 世界 心が成り立つのか 白い網細胞がぐちゃり 太い3本の線がそれを突き破って にょきにょきくにゅ 白い形象はタブララーサ いよいよ旅立ち あちこちから ちいさな白い球細胞が ぷちぷちぷにゅ (「西谷でつくる会展」4.16〜4.20展示…

2畳台のおもてなし、古家義高サックス演奏

●● ● ● 「2畳台のおもてなし」 前中梨沙 ● ● ● ● 古家義高 サックス演奏 ● ○ ● ●

『野草パーティ』言葉の展覧会1795

雨もあがって すっかり春 今日はオカダさんとトダさん、それからハヤシさんがぼくの田舎家にやってきて 野草を摘んだ 姫踊子草、イヌノフグリ、カラスノエンドウ、タンポポ、セリスイバ、セリ、ヒメジョオン、イツバ、フキ、つくし、・・・・ 家へ帰って、採…

西谷でつくる会展〜2年目〜

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『エイッ』言葉の展覧会1794

眠れない 寝ていても疲れが・・・ まだ朝の5時だ・・・・・ が、思い切って エイッと起きてみた すると不眠の種に少し皹が入ったような エイッ また皹が ああ、ちょっと壊れた 朝からどんよりとした重いものが 壊れた所から吹き出し始めた エイッ なんだか…

『次のページ』言葉の展覧会1793

ページをめくると嫌な1日があった どんよりと 気分がすぐれず 何をしても裏目裏目になって 自身も見せたくないものが出て来て 押さえようにも押さえられない そんな最悪の暗いページ でも 次のページがあった 新しく明るいページが もうこんなページは払い…

『なにゆえ桜』言葉の展覧会1792

桜が咲く いにしえから いま この列島の人の こころの奥に 桜が散る 埋められた 数多の死に 桜流れる 時に 宙に なにゆえ桜花びら 盃に舞い落ちる ・ (「西谷でつくる会展」4.16〜4.20展示) ● ・

『生成する山』言葉の展覧会1791

茶、黄土色の脈々とした枝のなかに 黄緑、緑が少しずつ進入し やがて点々と真っ白なタムシバ そして薄ピンクの山桜があちこちに きみどり、わかば、うぐいす、わかくさ、もえぎ色の この彩る変化 淡く 淡く ひとつの芽 何億何兆もの若葉たち 葉から花へ 陽と…

『さくら 桜』言葉の展覧会1790

満開の 花びらに吸い込まれ 桜遊泳 * うつりゆく ひとつの春の うすぴんくの咳 * いまか今かと 待ち遠しかった 桜言葉 ・ *

『詩は残った』言葉の展覧会1789

延々と 永遠に君を讃えるシェイクスピア どんなに汚れても どんなに老いても 死して居なくなっても 何百年経っても 彼が書いたように 詩と 愛が残った * Love's not Time's fool. (愛は時に仕える道化ではない) William Shakespeare ・

『わからないまま』言葉の展覧会1788

わけがわからず 動いてしまうことがある なぜかわからないが 選んでしまうことがある わけもわからず 喋ってしまうことも・・・ 無意識でもなく欲望でもなく ただそうしてしまうのである そうしてしまった後 何かがわかるか わからない わからないまま ただ…

『さくらちゃん』言葉の展覧会1787

さくらちゃんのさくら さいたさいた まんかいにさいた さくらのはなびら さらさら かぜにゆられ さくらちゃんのおでこにとまった さくらさらさら ながれて まって とおくかなたのきぼうまで * 近所に住む梶屋庵のさくらちゃんは 明日、小学校1年生 「入学…

『感受性のレッスンと想像力のトレーニング1』言葉の展覧会1786

感受性のレッスンと想像力のトレーニング1 感受性という言葉を想うとき、「ぱさぱさに乾いてゆく心をひとのせいにするな ・・・・・ 自分の感受性くらい 自分で守れ ばかものよ」という茨木のり子の鮮烈な詩が浮かんでくる。今日、感受性が豊かなはずの子ど…

『不可解への対処』言葉の展覧会1785

人は変わってゆく 場によって 時代とともに どんどん変わってゆく 人は変わらない どんな場でも どんな時代でも 全く変わらない 人は変わってゆく ということにおいて 人は変わらない * ・

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『壜の中の秘密の』言葉の展覧会1784

網のなかを 網の目をくぐって とんぷらりどんぷらりと 壜に入った言葉が流れています どこへ行くのかはわかりません ただとんぷらりどんぷらりと 漂っているのです どこかでだれかが その壜を見つけそれを読むでしょう だからとんぷらりどんぷらりと流れ流さ…

『峠のひよこ』言葉の展覧会1783

峠の茶屋で 老いと若きが4人集まって 何やら ざわざわとざわめいています 春のざわめき 繋がりのざわめき とにかく面白いざわめきでした そのざわめきの中から ポコンと 新鮮な卵があらわれ パカンと割れて ひよこが飛び出したのです ひよこはよちよち よち…

『春のメルヘン』言葉の展覧会1782

春の夜は 闇の遠い向こうに 緑いっぱいの野原があって それに陽は静かにきらきらと きらきらと射しているいるのでありました 陽といっても まるで銀紙や金紙のようで それらをくしゃくしゃにした乱反射の錯綜のようで さればこそ、きらきらと あれよこれよ艶…