2016-02-01から1ヶ月間の記事一覧
おや? これまで見えなかったものが すこしほんの少し 見えてきた が、 見えないものはズンとある こんなものだと割り切ってもいい でもそれを無理に片付けないほうがいい 片付かなさは 答のなさは この世界を覆っている これもひとつのふるまいだ 身を任せ …
5人の老年の男と女が 裏山に登って お弁当を食べた 冬だというのに 今日はぽかぽかあったかい 枯葉のクッションにおしりをおろして 分け合う美味しいお弁当 話がはずみ 鳥がさえずる 2月の真昼間 ・ ・ ・
ふと見ると 足下の土手に ちいさなちいさな 青い花が咲いていた よく見ると あちらにもこちらにも 咲いている なんとまあ けなげに だれにも見向きもされずに 楽しく咲き誇っている 春を呼ぶ花 イヌノフグリ ・ ・ ・ ・ ・
はみだし そりかえり ねじれ うがたれ 世界の複雑さのように 木というものが描いた 抽象画 ・ ・ ・ ・
光がスッと 入り込んだ 瞬間 葉たちがざわめく 霜がわたしを包んでいる 寒さにふるえるからだと 不思議なこころの高鳴り ・ ・ ・ ・
残してほしいものが 壊される 残してほしくないものが いつまでも蔓延る だったら せめて これだけは密かに残したい 消えそうでもいい 弱くてもいい 生き抜いたもの 心をこめたものを 残したい それは 言葉 ・ ・ ・ ・
かつて 世におおっぴらによく使われていた言葉 「勝ち組」 「戦略」 「ゴール」 それが今は 縛られたり 裏目に出たり 陳腐化したり これからも出てくるであろう 巷に蔓延り出す ビジネスの言葉づかい ひとまず括弧に入れて 要注意!! ・ ・ ・ ・
分けいっても 分けいっても くらい穴 <変奏バージョン> 分けいっても 専門家になっても バカばかり (最近、そのことが露呈しつつあり。例えば、大学教授、政治家、弁護士、医者、・・・) ・ ・ ・ ・
近年流行る「分かりやすくする」という病 なんでもかんでも 分けて 単純にして 分かる、分かる、バカでも分かる という病が巷に充満 バカの大量生産が続き 一億総なんとかやらがバカの一つ覚えで流行る しかし 分けても分かっても 分からない 分かるわけがな…
9人の同級生 女2人に男7人がわが田舎家に集まって 飲んで食って騒いで ワイワイ、ワイワイ 3時間で閉めと言っていたのが 4時間も5時間も ワイワイ、ワイワイ もうみんな、小学校中学校時代から 50年以上もよく知っているので 何を言っても大丈夫 ワ…
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西谷エネルギーブランド *ソーラーシェアリング* 新しい時代を産む やはり時代は地道にコツコ ツと自分たちの手でつくり、 変えてゆくものではないでしょ うか。華々しく勇ましい枝葉 節や幹の先端の部分じゃなく その根っこの部分で、静かで 地に足の着い…
先が見えたことは 愉しいことなんですよ このひとはなにもかも達観して 自分の残された今の人生を愉しんでいる 自分の葬式も終わり 墓もでき 生きることにまつわる あらゆることをし終えて 楽しく歌をうたい あそんでいる いま自分のことを游興仙人だという …
あまりにもちいさくてけんびきょうでもみえない こまかいこまかいずっとこまかいつぶ あつまってぜんたいになれば そこにくわわる プラスα それは生気 生がそなわるプラスα それは流れ えねるぎぃとじょうほうをもった それはそれはしんぴな なぞの ? ● ・ …
一人って こんなにおもしろいもの なんのせいやくもなく すきなことをして すきなようにくらせる としをとって いろんなものがみえてきて じぶんのしにかたもすこしみえてきて すべてがしになることもみえてきて どんなつまらないことでも とてもじゅうじつ…
この時代は分けるのが好きなヒトたちばかりでありました 分けて分けて分けて ヒトに「専門家」というのを作り細かく細かく分けて ヒトが棲みついている所を 他の生き物と違っているからと分け 肌とか眼の色とか信仰とか金の持ち具合の違いによって 「国」や…
となりのくにから なんにものせていない 人工衛星が飛びました かつて71年前までそのおとなりと おなじようなこくみんせいのひとびとが すんでいたこのくにの上空を 飛んでいます となりのくには いまだ科学やら政治やらがひとりよがりで むちゃくちゃなの…
宇宙に穿たれた ひとつの真っ黒な底無し穴が また別の真っ黒な穴と 合わさる 波立つ ゆ〜らゆら じつに壮大に 宇宙空間がゆがむ 波が広がる 宇宙がゆれる ゆーらゆら 時間もゆれる ゆれる ゆーらゆら 宙も時も伸び縮み ゆ〜らゆら おくのおくの とおい遠い彼…
今朝は白い服来てお洒落して 誰に会うの まんめん真っ赤なほっぺのナンテン 誰にも会わないわ あたし動けないから 可愛いナンテン 熟れごろなのに でもあたし とっても嬉しいの えっこんなに寒くて縮こまっているのに だってあなたが見つめてくれたから ああ…
ひとつの 完璧で見事だと みえていた世界が じつは たった一部分だけであったとは おそろしいことに 部分は偽って 全体に変身することがある 騙しの技 なあ、あんた まったく全体になっちゃいないよ よく見れば あんたはたった一つの 部分なのだ こんな告知…
目に見えない ちいさなちいさな もっと もっともっと小さなつぶ いや星 動いている できるだけまっすぐ 正直者だ いくべき核心へ向かって進む 一直線 大事におもうことは マイナスからプラスへ進むことだ だから いつまでも悪いことばかりではない やがては…
顔が少しいたく感じたので 目が覚めた よく眠ったのですっきりしていた デジタル時計と温度を見ると 7時過ぎ、室温はマイナス2度 今朝は特別寒いようだ 寒いけれどなんだか心地好い 何十億年のなかの この一瞬は かけがえのない 感触 宝塚北の田舎の一軒家…
寒さのなかで じっと ただじっと なにかをおもい なにかをねがって 座っているお地蔵さん そこへ雪がほんわか お化粧 ・ ・ ・ ・
夜に 広島の竹原に住む懐かしい友だちから電話があった 酒は飲んでるの? ぼくは飲んでないよ ・・・・ 学生時代、あれだけ酒が好きで一緒によく飲んだのに 今は飲んでないと言う たしか数年前、彼の家へ行ったときには一緒に飲んだけれど ・・・・ かれに比…
大海にぽっかり浮かぶ小さな島が 崩された だいじなだいじなものが失われる 飢餓への備えはあったが 過剰さに対してはお粗末だった そのためこの飽食の時代 かろうじてあったものが 損なわれた いまごろになってやっと まだすこしだけど見えるようになった …
このごろ星がきれいに見えるようになりました 19歳のとき 友だちと落ちてきそうなくらいの満天の星を眺め 流れ星を数えて夜を過ごしたことがありました あれから モノが豊かになるにつれて 夜空はスモッグでどんよりくもり どんどん汚く濁って満天の星が消…
かつて ものすごくしんどく苦しい日々があった 眠れぬ夜は睡眠薬を飲み続けた いく度か折れそうになった なにくそっ こんなことで自分に負けてなるものか こんな日々がいつまでも続かない これはどん底だ 後は這い上がるしかない クソッ マケルナ! もう少し…
目がひっくりかえって 見る さかづきあげて 視る 人のぐあいを 診る 人が人をささえて 看る おもしろそうたのしそうと 観る 美をつくりさがしながら 鑑る こころのなかの輝くものを みる ・ ・ ・ ・
のんびりとゆるやかだったのは むかしむかしのこと 少しずつ速くなりだしたのはここ数十年 便利べんり とってもべんり へぇー、こんなのできたんだ えーっ それでもさいきん急に スピードどんどん出して あれよあれよと速いのなんの 加速、加速、かそ、か、…