2016-06-01から1ヶ月間の記事一覧
雨のなかで すこし 濡れてみた 目を閉じて 感じてみた この冷たさと ビトビト感 雨のなかで 息づいて 雨が 沁み入る こころのなかに さいぼうのなかに 雨と ともに 過ごした ほんの いっとき / ・ ・ ・ ・ ・
「うん」 と言われたけれど そのあとの返答がない 約束だよ きっと と言われた 3年経ってもない あんな約束するんじゃなかった ふと思いだして悔やんでいると 「うん」 そのとおり とどこかで声がした ぼくにとっては「約束」は約束だし・・・ 向こうにとっ…
たっぷりと山に吸い込まれた水が じわりじわりと出ている そこに穴をほり ちいさな池をつくる 溜まった水はたちまち澄んで 泉ができあがる そんな里山につくった泉で 湧水を 手で掬って 飲んでみる 美味い . . . .
里山にくれば ふと 目に入る 白く ちいさな花のよりあつまった とんがりぼう ほそながい葉っぱのえりまきをして はじらいながら 初夏の山をたべている ・ ・ ・ ・ ・
梅雨で 伸びた草のあちこちに 隠れている 風 青空が覗くのを ドキドキして 時のなかにうずくまっている ・ ・ ・ ・
力の衰え 不安の陰り いったいどこへ行こうとするのか 過去の誉と 選ばれたものの奢り たとえ錯覚であっても とんとんといかないまかないのなかで 没落をうまくこなしていたのに おいしものていへんのものややおおし しばらくこんらん ・ ・ ・ ・
まつりごとをするひとは ぜんたいのしあわせをよくかんがえて なが〜いものさしでみてはからなければならない それにしてもいましかみない みえないひとがあまりにもおおすぎることよ それにじぶんのしゅみと じぶんのしあわせと もうけしかかんがえないひと…
凛とした佇まい 初夏の 里山にいちりん 純潔で真っ白な花 かなわぬ片思いだけれど あなたへの想いを 6月の風に乗せて とどけます ・ ・ ・ ・
野菜の花とチョウが のんびり ひらひら ささやかなお話している 畑で ・ ・ ・ ・
黄昏 赤味 夕焼けの名残り 夜明けに似て 西へ 人はいつも慌ただしく 木はのんびりと たそがれ時は かわたれ時に 転生する ・ ・ ・ ・
滴の中に閉じ込めた 空と山 そっと指で押し つぶしてみる 葉っぱの上 ・ ・ ・ ・
※今朝、詩を9編作り、6月11日より空白だった所を埋める。 この頃、なにかやたらと忙しく走り回っている。自ら蒔いた種であるが・・・ 『梅雨の朝』*No.2650 雨が降っているのに 東の空があかるんでくる あたたかな おれんじいろ よろこぶ蛙 うたう鳥 雨…
家というハコモノのなかの茶室 囲い込みのなかの 無の濃密空間 閉じた宇宙 清貧で素朴な見立てのお茶会 それもよし しかし 里山の 自然のなかでの お茶会は さらに さらに素晴らしい だって見立てがいらないから それにこの山の竹を使った茶わん 真夏日に 木…
わがものがおで のびほうだいにのびている ほかのやつらなんてひっこめ はえてくるな おれはつよい ここはおれさまのてんか おれこそがしはいしゃだ 里山で こんな笹の蔓延る処を一日かけて 刈ってやった 後の さっぱり感 覆われて窒息寸前だった ちいさな野…
じつに たくさん咲いている やがて いちまい散りにまい散り みんな散ってしまう この習わしは 陽をぐるぐるまわっている 地球にかなっている 散る花吹雪 落ちた花絨毯 なんてうつくしさ ああ まだいちまいが舞っている ・ ・ ・ ・
かたっぱしから忘れてしまう 草木の名前 こんなにちがった こんなにたくさんの 数えきれない ものたちが この大地に 生きている ・ ・ ・ ・
こんなことをされるなんて にんげんが ぶきみなどくさつしゃ のようにおもえてきて・・・ おお、 こわい こわい ・ ・ ・ ・
空からふりそそぐ 雨つぶをいっぱい受ける しみこむ水 みずみずしく 吸いとる 生きる源泉 よろこびであふれている 水だけで しあわせがひろがる ただ みずみずしい 水がある ・ ・ ・ ・
葉っぱを透かす光 重なる影 やわらかく 若さって こういうことなんだ 萌出ずる これ か ら ・ ・ ・ ・
気づきの手がかり 世間の柵(しがらみ)から少し離れて、哺乳類のヒトというのを思考してみるのは面白い。何十年も見聞したり本を読んだりしていると僅かなりに見えてきたものがある。ときには、哲学者の気分になってみるのもいい。 手掛かりは植物だった。 …
すっかり解き放たれたあたしが ひねもす空をながめている 飽きないのよ 発見と驚きばかりだわ ホトトギスがさかんに歌う ときどきウグイスやスズメの歌も加わる 山にか細い霧がかかり ふわんと可愛らしい雲が浮かんでいる あたしは詩人になって 野山にあそび…
動かない 動く必要が無いから 動かない 自分で賄い育つから 動かない でもときに 動けないときもある いたしかたない ここに根を下ろしたのだから 動かない からこそ変化する じつに様々に 形も大きさも 自由自在に まわりに合わせて 自分を変化させる 他者…
いちりんだけになって かれんに咲く 白い花 なぜか愛おしい 竹の筒で覆ってあげた この部屋で 寒い冬2月より 三つ咲いたり 五つ咲いたり 冬も終わり 春も過ぎ 夏が来て 4か月も経った まだ花を咲かせ続けている なんと可憐なんだろう シクラメン ありがと…
赤ちゃんたちが ヂィヂィヂィとかしましく鳴いて 食べ物をおねだりして もうすぐ 巣立っていくなと おもっていた矢先 家へ帰ってみると 来宅していたタムラさんが 「ツバメの子が落ちて死んでいましたよ」 と教えてくださった 見に行くと 糞の山の上にツバメ…
時って 時間って何だろう あのひとは あのとき あんなにすてきだったのに もうすっかり おいて ふけ やつれはて・・・・ あのひ あんなにもえていたものが いまはすっかり きえてしまって・・・・ 時って 時間は後から やってくる そして 今、今がまたたくま…
あっちの山からこっちの野から 起きても 歩いていても 飯食べていても パソコンたたいていても 聴こえてくる キッチョ キチョチョ キチョッチョ ときどき混じる ホーホケキョ う〜ん チュチュチュチチチチチチ と鳴く鳥はなんだろう とにかく ああ、 夏が来…
古今東西 我のみ、我が家族のみ 甘い汁を吸いたいヒト、数多 後を絶たず ゾクゾク 続々 ちぢに(千々に)ひとのこころ乱るる 知事にも 会長にも店長にも所長にも社長にも校長にも政治家にも ヒトの習性たるや 欲望たるや 恐ろしき ・ ・ ・ ・
〜ほしのみおさんからの便り 「ばおばぶの皆さま」〜 先日5月29日の読書会の報告(レイチェル・カーソン「センス・オブ・ワンダー」) みなさんのご感想です。(このような趣旨ではなかったと感じられたらごめんなさい) *************** ***** ・…
深夜に 夏忍び寄り 蛙の合唱 救急車の音に目覚めた真夜中 眠れず しばし目を瞑っていると 一匹の蛙が鳴き出した すると もう一匹鳴き また一匹 4匹、5匹と合唱がおこった 最初はバラバラだった鳴き声も だんだん調和がとれてきて、 もうピッタシこころが合…