2020-06-01から1ヶ月間の記事一覧

『宝の箱』 No.3651

この里山には宝の箱があちらこちらにいっぱいある 緑に生い茂る木々に四季折々に綺麗に花を咲かす野の草 蓋を開けるとパァーッと明るくなる そこには懐かしいものや夢や希望が入っている ・ ・

『駄目人間の自問ー自嘲の詩』 No.3650

おそらく駄目人間てのは ぼくみたいな奴を言うんだろな 捨てることができず 枝葉末節、別の言葉で言いかえればディティールに無頓着で小奇麗を嫌い、雑を好むじっくりモノ事に取り組めず次から次へとあれもこれもハチャメチャやがていつしかゴミの山 幾つに…

『見えなかったものが見えてきて ー梅雨のコロナ禍つれづれ』 No.3649

梅雨の真っ最中です あさから雨がジトジトジトやはり自由よりも安心だったのか性善説よりも性悪説なのかそれにしてもよく雨が降ります 山の向こうの海の向こうの遠いところではパンデミックが消えませんいま世界は魑魅魍魎がわんさかわんさか あらゆる負(マ…

『Kが家の前で死んだ』 No.3648

Kが死んだ未明 まだ暗い時家の前で倒れていたそうな 独り暮らし大酒飲み 71歳話し相手は一人もおらず ただ酒だけが友だち変こつこの前家横の駐車地で、車の回し方が悪いと言ってぼくは怒られたK世間からは忘れられたような人 なぜ、家の前で死んだのか家中…

『朝に彼女はやってきて』 No.3647

朝が好きです暑くなりそうな朝も素敵ハーブのこだわりから 若菜へ目移りする3週間程前パラパラと蒔いた種十種類ミミズがつくってくれた土のおかげで今はみずみずしい若菜となり こぞって青春謳歌 さあ、わたしの出番です多様性という素晴らしさ混在したいろ…

『私の旅』 No.3646

悲惨な春を越えて暑くなり過ぎた唐突にやって来た初夏になるまでぼくは何も書けませんでしたいえ、書きませんでした切断。そうです、時間を断ち切っていたんです、ぼくの心の中でその間 何もありませんぼくにはすべてが無くなりました きれいさっぱり無なん…

『私の旅』 No.3646