2015-10-01から1ヶ月間の記事一覧

『宝塚温泉』*No.2429

宝塚温泉 かつて宝塚温泉はとても賑 わっていた。この辺りを浴衣 を着た宿泊客たちや芸子さん らがたくさん闊歩していた。 一八八七年明治二〇)年に 開業した宝塚温泉は、最盛期 には約六〇軒の温泉宿があり、 年間計一三三万人が宿泊した。 宝塚大劇場内に…

『マイアート4』*No.2428

これらの文明に内在する矛盾 見えにくくなった違和感 それらを まっ只中に えぐり出して ぽーんと 放り投げてやる 昔と今を混ぜ合わせて ・・ ・ ・

『マイアート3』*No.2427

そろそろだね もうすぐだよ あれらはずいぶんながいあいだはけんをにぎってきたものだったが といなおし つくりなおすときがきたね あなただからこそ 緻密で 大胆な 世界観をくつがえすでしょう 微々たるものですがね ああ 土人の土産物からの 転倒! ・ ・ …

『マイアート2』*No.2426

次から次へと使い捨てられる時代 だからこそ ていねいにかんしゃしながら そのかりのばにおいて だいじにくるくるとまわしてあげるんだ もうすぐそんな時代が来るよ つくろうよ ・ ・ ・

『マイアート1』*No.2425

つくりたいものをつくる かきたいものをかく おきたいものをおく つくるべきものをつくる かくべきものをかく おくべきものをおく 生きたいように生きる その痕跡 ● ・ ・ ・

『秘められた』*No.2424

クールで カワイイものの 奥に秘めた 毒 あの少女のつややかな顔 ❤ ❤ ・ ・ ・

『いや〜なことでも』*No.2423

どんないや〜なことでも 何日間かズーッと嫌でも続けていると なんかこうちょっとだけ愛着が湧いてくる どんないや〜な人でも 毎日付き合っていると いつのまにか少しだけ 呼吸が合ってくる だからすぐ嫌だと蹴ってしまないでおこう ・ ・ ・

『とんび』*No.2421

とんびが大空を舞っている すがすがしい朝だ いつまでも見ていると いつしかじぶんのなかから とんびが飛び出し舞っていた ヒューンヒュルルルル− かろやかに ゆかいに ささいなことはどうでもいい ちっぽけな自分とうごく社会をながめる 風の流れは見誤らず…

『ぼくのいえ』*No.2420

ふるぼけていますが ゆるゆる ふんにゃりと どうしてかふぃっとはいっていけそうな へいもかぎもないいえです いりぐちはあちこちにあり でぐちはいりぐちで いえのまわりにはいろんなしょくぶつがはえ しゅんかしゅう(とう) うれしそうにはなをさかせます…

『わたしのなかの別人』*No.2419

わたしのなかに 隠れていて 気付かない別人がいる ときどき 何かの拍子にひょろりと顔を覗かせるが すぐに引っ込める それが定かでないので気付かない 奥の方で さかんにメッセージを発しているようだが わたしには分からない ときどき 突き動かされるときも…

『私のなかの資格』*No.2418

誰かに認めてもらいたいのなら、みんなや社会に認めてもらいたいのなら、資格が必要だ。試験で合格し、資格を授けてもらって社会の中で働き、労賃を得て生計を立て、社会人として認めてもらう。 でも、いくら資格をもらったって、中身が伴わなければ絵に描い…

『花咲かじいさん』*No.2417

花を咲かせよ 世のため、人のため 花を咲かせよ おのれのため 花を咲かせよ 死ぬため生きるため ・ ・ ・

『夜空のうえの』*No.2416

コノゴロ ホシガカガヤイテミエルヨウニナリマシタ 海の向こうの 山の彼方の 洞穴の奥の 奥に 夜空のずっとうえの 奥の奥に 何かが隠されている 何か とっても素敵な 何か 夜空のずっとうえの コノゴロ ホシガスッキリ ミヂカニ カガヤイテミエルヨウニナリ…

『文は』*No.2415

文は 思考であり 分けいれば入る程 奥深く 面白い 文は遊びであり 試行錯誤紆余曲折である 文は楽なり 読み書きしているうちに 魅惑されてしまう 文は愉快なり これほど愉しいものはない 先日、神戸ビエンナーレへ行った時、撮ってもらいました。 ・ ・ ・

『こ』*No.2414

「個」が突出した大都会 「個」は「孤」へと転化し 行き着く先は孤独死か 「粉」になって散ってゆく 大人は「古」の時のような孤高を失い子どものまま 「子」は「孤」立させられ 「来」し方を振り返ればもう「故」人 このくにの人たちは 目先のおいしいもの…

『カット31』*No.2413

カッ カッ カッと 駈ける長い歴史を 一瞬の人生を ゆっくり のんびり 愉しみながら カーッ と かっ飛ばせ 柵を老いを悲しみを 人生逆転ホームラン カッとなるな 血の管が切れちまう ※3時間かけてカットを描きました。 ・ ・ ・ ・

『いやな気がして』*No.2412

この人は戦争をしたがっている 話す慇懃狡猾そうな言葉の裏にそんな願望が隠されている この人の濁った目の奥にそう描かれている いま、このくにの世相は少し 少しずつ戦争のできるくにに塗り替えられつつある 日々の暮らしに戦争が入りこみ こころに刷りこ…

『人口減少への処方箋』*No.22411

子どもをつくる 子どもができる 子どもと過ごす 今の消費社会では働く親にとって 面倒がかかるお荷物、不愉快なもの 骨の隋まで 損得勘定だけが刷り込まれているので 行き着く先は 幼 児 虐 待 相次ぐ 悲惨 子どもをつくる 子どもにまなぶ 子どもと労苦を共…

『狭い人生の殻を破って』*No.2410

仕切られる 一か所に 一つのことに センモンメンキョフリワケ 仕切られる 一つの人生に 狭く 他が見えず トトノエサダメラレタ カラノナカデウツウツト ときどき はみ出、地が出て すこしバクハツ やがて 二ヶ所2か所、三ヶ所に カンケーつけながら出たり戻…

『資本主義の行方を予言する』*No2409

生活や用から遠く離れて 一枚の紙に描かれたラクガキ ガラクタのようなけったいなもの 何もない部屋に石がポンポンと置かれているだけ 土を深く掘って横にそのまま置いたもの ・・・・????????! まったく役にたたない、無駄なものなのに・・・ さっ…

『岸本おじさんのはな』*No.2408

※以前につくった手づくり絵本『岸本おじさんのはな』を一枚におさめてみました。 * ・ ・ ・

『SeiSei 変奏』*No.2407

遠くから近くへ ポッ なにものかがあらわれ ポッ 流れ消えてゆく 点ではなく 線 そして中間 ぼけてぼかされて隙間だらけのわがみ そのなかに花をさかせよう 雑草の 生々としたその記憶と 持続を入れて ひらかれて せいてはならぬ けっして動きすぎても 静か…

『ひらく美術』*No.22406

前略。先日は秋の宝塚北部=西谷へようこそおいでくださり、ありがとうございました。長沢さん、いつもご丁寧なお礼をありがとうございます。読書会も、『ひらく美術』北川フラム(ちくま新書)をやってよかったのではと思います。10人の文学仲間が集まって…

『やっと店らしくなった』*No.22405

明治から店をやっていたんやて これが店やと思えへん このあたり事務所みたいやねん なんとか店らしくしてぇ ふん、なんとかするわ と言うたのが昨夜 そして今日は朝から ぬりぬり ハヤシさんも手伝ってくれて 3日間で「ダリア」ぬりぬり 近所の方が何人か…

『ダリア花の里生協店の壁画』*No.22404

「ありがとうございます」と 道ゆくむらの人が声をかけてくれる もう4人目だ 辺りはもう薄暗い 昨日は2組のお連れのお客さんたちが絵を見て 「すごい!!」を連発してくれた 助っ人が3人、4人来てくれた 塗り絵のようにペンキを塗ってはしゃいでいる もう…

『岸本おじさん、地球を歩く展』*No.22403

『岸本おじさん、地球を歩く展』開催中! 10月1日〜11月1日 inカフェ「みゅーず」 阪急「中山観音」駅南降りてスグ つくったチラシ ・ ・

『初の黒枝豆』*No.22402

ちょっと早かったけど ちょっとまだ小さかったけど とって塩でもんで クツクツクツクツ湯がいて 食べてみると これが美味しいのなんの 若くて青い 青春の味! うまいうまい ビールもすすんで うまいうまい もう止まらないー〜!! ・ (1株引いて食べたが、…

『食欲、私欲良く』*No.22401

食欲、私欲良く 仲清人 よくもまあ、つづくもんだ。ああ、こまったもんだ。なんとか少しは止めたいんだけれども、止められない。ああ、どうしてなんだ、ああ、ああと嘆く毎日。 酒のことだ。 かかさず飲んでいる酒。友だちと飲む、仲間と飲む、出会った人や…

『畑と食卓との間』*No.2240

畑と食卓との間 仲清人 この頃「食」というものをよく考えるようになりました。 それは畑をまじめにつくりだしたのがきっかけかもしれません。畑をまじめにつくる? いったいこれまでは真面目につくってなかったの、と問われるにちがいありません。そうなん…

『とりたて朝食』*No.2239

昨夜の猛烈な風雨があがっていたので 裏の畑へ行くと 野菜や草が朝陽にきらきら輝いている さて 虫がいっぱい食べた後の おこぼれをもらい 煮て ラー油とゴマだれをかけ ぱらぱらとゴマをふってつくった コマツナのおひたし そんなふうにしてちょいと畑へ行…