2017-12-01から1ヶ月間の記事一覧

『除夜の鐘』 * No.3181

ご〜〜ん 近くで鐘が鳴っている 煩悩を打つ鐘が 心や身体をなやます一切の欲望を 断ち切れ、断ち切れと 鳴っている 鐘が鳴っている 寒さのなかで 清々しく ・ ・ ・ ・

『わずかな悔いと大きな満足』 * No.3180

・・・・・・・・ <ぼくの2017年> [悔い] 多忙過ぎて秋に蒔きそびれたダイコン 植えそびれたハクサイ 要領が解からず後採算合わせのザイサンク会計 地域の定例会をすっかり忘れていてすっぽかしてしまったこと お金は天下の回りもの、とオールマイティに信…

『小春日和』 * No.3179

土を深く掘る 流れ落ちる汗 見上げた高い月桂樹の上に 夢国の地図のような雲 ・ ・ ・ ・

『共成』 * No.3178

やわらかさ あたたかさ 総て 何十年間奥に仕舞っていたものが出てきたような 受け入れたものの共成 喜びの歌は終わらない 冬の日差しがとても眩い (^^♪ 徒然独り過ごす 喜び。 今日は、ぼくの誕生日だったんだな。 ・ ・ ・ ・

『新しい飢え』 * No.3177

あたい ひもじい あたいへとへと 監獄にいるようで いきばがなくて からだは限界 こころはからから かんがえる気力もない なんにも見えない 疲れてもうへとへと どうにかしたい でもどうすればいいのかわからない 逃げたいけど 逃げられない 自死も考えてい…

『寒さの中で片隅に咲く花』 * No.3176

寒さの中 片隅で咲いている一輪の花は なんときれいなのだろう だれからも見られなくても けなげに花を咲かしている 認められなくても 自ら咲き続ける 美しさがある やりたくても やらない 大切なもの があるような気がする どうしようもないことだってある …

『未開』 * No.3175

未開性から若さが生まれる まだあそこは開いていません あそこだけは 限りないエネルギーがあるようで 何かとんでもない秘密が隠されているようで 生命体のひみつ 種族という発明 内に留まっていては何もできない 何も生まれないだろう これからずっと先も …

『冬日に』 * No.3174

窓から冬の光が入ってくる このコーヒーカップへの日差しは ほんの僅かの時 湯けむりがゆれる ゆらりゆら じつにのんびりとあがってゆく ぼんやりながめながら想う 内面が試されている わかる人にはわかる ひそやかな構想 様々に引かれた線 中間にいる愉しみ…

『ほろ酔いはほろほろ流れる』 * No.3173

きょうもよく動き回ったなあ 薄暗くなった窓辺で独りごちる 今日という一日が流れる 夕暮れが流れる 暗くなるにはまだ時間がある 沸かした風呂に入る さて、今宵は何を飲もうか 画面は流れる ときどき魅惑的な女性が映っては消える ぎょろ目の人が現れ何か言…

『裸木の孤独』 * No.3172

静かな吐息 里山 落ち葉絨毯 いっしゅんの冷たい風に 舞い上がる 落ち葉を踏む 快い疲れのあとの 溜め息のような音楽 落ち葉を歩く ふと見上げたら 裸木 枯れ葉が降りかかる ここでも 孤独の力をたくわえて これから、じーっと 春を待っている ぐっすり眠り…

『コンセプト』 * No.3171

あなたの孕んだものは何 おいらがんばった甲斐があった なに言ってんの いったいあんた 遅咲きの盛りの時なりき そ れ で は こ れ で あたし、こんなに想っているのに ひどいしうち・・・ 受胎の藝術 しっちゃかめっちゃか どんな事情があったのか とにかく…

『逃亡』 * No.3170

トクトク トクトク 鳴っている 心の整備の鼓動 ぼくは逃げようとしている ぼくをがんじがらめにしている あらゆる柵(しがらみ)から解き放たれるために その後の先を想い描く 理想の国、夢の世界 よりはだいぶれべるがひくい望み さあ、鳴り止んだら 出発し…

『失われたものは』 * No.3169

孤独なたたかいね 失われたものは無くなっていないわ 喪失したものは外から回帰してくるの だから心配しないで 失われたものは外の 遠くから戻ってくるわ そう やがて だから今のうちに書き換えるのよ きっぱりと それが新たな場なの そんな書き換えられるこ…

『もう少し再び』 * No.3168

やった! やった、やった!! とおもいきや、まだまだ終わっていなかった それではこれでチャンチャン と早く終えたい もうくそー!! ニタニタ笑うホモ・サピエンス もういいかげんにしてよ もう、もう、モーオ〜 今夜もまた午前様 冥王星、迷王星 なんてこ…

『もう少し』 * No.3167

終わりそうで終わらない 終わりかなと思ったらまだまだたくさんある ちっとも終わっていない 新たな朝が来たら また明日にも新しい朝が来る 変わるようで変わらない日常のなかで もがいているちっぽけなホモ・サピエンス 頭を冷やさなければ でもあと もう少…

『波長の合う人と』 * No.3166

世の中には 肌の合う人と合わない人がいる 合わない人は自然と遠ざかる 知らないうちに離れてゆく 合う人がどこからか匂いを嗅いでやってくる 類は友を呼ぶ 波長の合う人は大好きで こういう人が友だちだ 親友にもなるし恋人にもなる 老若男女かんけいない …

『嫌いなひと』 * No.3165

ぼくは政治家が嫌いだ テレビ画面に出てくる政治家は 内は欺瞞の塊のようで胡散臭く 反吐が出そうなので 現れるとすぐチャンネルを変える 金というのも嫌いだ 金は今日無くてはならないし あったほうがいいけれど 金に目がくらんで金しか見えない人間や 金に…

『落ち葉の記憶』 * No.3164

活き活きして 華やかで 潤っていた 鮮やかで彩やかだったときの 記憶 消えゆく色 散りゆくいのち 風に舞い 散り際の一瞬の きらめき 刻々と やがて山は眠りに入る ・ ・ ・ ・

『誹謗中傷の処方箋』 * No.3163

対処1 こんなことで傷ついてたまるもんですか 自分らと違っているからって対処2 あなたから出た言葉は あなた自身に発せられているのよ対処3 後ろめたいでしょ 邪(よこしま)な心だから対処4 嫉妬、悪意、妬み、汚意、・・・ 時間を間違い 無駄に使って…

『紙切れの自分』 * No.3162

紙の切れ端に 自分というかたちを描く こころの似顔絵 紙切れに表れたものは下手糞な たいしたことない孤独な自分 何か叫んでいます 人は絶対独りなのです 人はみんなさみしいんです ひとはみんなかなしいんです 叫んでいた紙切れは 吹いてきた風にさらわれ…

『忙しさ同時進行』 * No.3161

もう何をやっているんやら 師走! 疾走!! 監査、締切提出、編集入稿、設置要望、後見人通知、作品制作搬入、・・・・・ 5つも6つもやらなければならないことが同時進行 あれしてこれしてあれしてこれして・・・ もうパニック もう もう モウモウモウ ・ …

『いい人だね』 * No.3160

ホントによくはたらくね 人のことなのに 夜もあまり寝ないで 助かるよ ありがとう いい人だね やっと言いたいことが言えた 柵から抜け出ようとしているあなた 自分の夢を自分で生きようとしているあなた 見直しました 実感しました 燃え上ろうとしているあな…

『2017年12月の「生」』 * No.3159

武庫川中州に冷たい風が吹き巡る 積んでは崩れ 崩れては積む「生」 また再び浮かび上がる生 再生 祈りと願いと夢実現の「生」 あれから十何年 積みつづける「生」 未来においても *今朝7時45分に大野良平さんと待ち合わせ、車に乗せてもらって宝塚南口の武…

『くつした』 * No.3158

ほんのちょっとした 心づかい かわいいデザイン はいてみると 足からほかほかあったまる 外は初雪がうっすら積もって 冷たい風が吹いているけれど からだはほかほか 外に出ても なんだかほっかほか ・ ・ ・ ・

『バカ論』 * No.3157

あっちもこっちもバカばかり どいつもこいつもバカばかり いつの時代もバカはバカ 同じバカなら言わなきゃソンソン はびこり えらそうに のさばり 他人の不幸は蜜の味 ふくろだたきばかりするバカ 欺瞞野郎バカに迎合するバカ 野次馬にパカバカ パカバカ 画…

『ぐち』 * No.3156

ぐち ぐちぐち ずっとぐち ぐちをきいてぐち ぐちぐち ぐちぐち くち からでる ぐち 口 からでる 愚 痴 ・ ・ ・ ・

『初冬の夜』 * No.3155

ぽつん ぽつん と 灯っていく明かり ひとつひとつがいとおしい 夜寒や 生きている重さと軽さ すこしよどんだ川に小石を投げてみる 閑として 空気澄み冷たく 月渡る 夜の向こうのはるか彼方 海の音と もどってきた星の よろこびの歌を聴く あなたを想いながら…

『未来が現在をつくる』 * No.3154

夢と希望をもちつづけ 未来を描くことだわ とあなたは、ぼくの目の奥を見て 呟くように云った まだ見ぬ未来が遠くから響いてくる ぼんやりと夢 おぼろな未来は おぼろな夢の中 過去が現在(いま)を照らし出すように 未来が現在を照らし出している ・ ・ ・ …

『どうして』 * No.3153

なんのひょうしにか なにをおもったのか ふぃっと あなたを描く 単純な線 想いは紙面に表れ 微かに姿が浮かび上がってくる なぜなのか おもいもよらぬ言葉が出る 好きです 大好きです と ぼんやりした輪郭のあなたは 少しほほ笑んだかに見えた MARGA こ…

『青い花』 * No.3152

あのときの あの明かりはどこへ行ったのだろう 鮮明に残る 30数年前の 絶壁に咲いていた可憐な青い花 その青い花を描く さまざまな青をそっと だいじにだいじにおいてゆく 人生が沈む前に もう一度 わたしの一瞬のかがやきを最後に見たい 飛んでゆく あら…