2016-07-01から1ヶ月間の記事一覧

『ろくろく』*No.2691

どんな苦悩でも どんな困難でも どんな憂鬱でも おお、やって来たぞ いい修行になるぞ ちょいとしばらく苦行修行をしまひょか 期間はあの時ぐらいまでになるかいな U〜NN 長引きそう MMMー! がまん我慢 修行の終了を想定して さて その次は何をしよう…

『教訓』*No.2690

歴史の 教訓として 数々あるはずなのに やっぱり 分からず 生かされず またそれが 歴史の教訓となる 人間界の滑稽さ (ヒトの歴史もいつまで続くんだろうな) ・ ・ ・ ・

『あるおとこ』*No.2689

どこかでひんまがって なにかがゆがみ どこかでとどこおって なにかがくさって いま このひとがある ゆがんでいるゆえに どうしようもない このおとこ まわりにあくしゅうをはなっているが におわない じぶんはただしい えらいとしんじきっているが はれもの…

『一〇二歳のバイカー』*No.2688

欲をもたず 何事も素直に受け入れ 強い信念と 根性をもって 何事にも囚われず 山に暮らし 日々好きなことをやり 楽しく 生きています まだまだ生きまっせ (兵庫県作用町在住の方を見て) ・ ・ ・ ・

『一笑一若』*No.2687

今日も笑ってみよう 人のおこないを見て 自分を笑う みんな自分がもっている変こつで 滑稽なもの 他人じゃ無いよ自分だよ ちょっとこの人ヤバイよ あはは 笑うと一歳若くなる あはははは カゼ、ひくなよ ・ ・ ・

『消費生活』*No.2686

さらっと みずにながす ざらりと よこにながす ポイッと 捨てる みーんな見て見ぬふり どころか みーんな見ているけど 全然見えていない ・ ・ ・

『お客さんはいいかもです』*No.2685

客をいいカモやダシにして 膨れ上がる組織がある 言葉巧みに色々チラつかせて 上手く騙す方法と技術を社員教育に取り入れ 綺麗な言葉と理念で二重にも三十にも包み 見えないように飾り立てている このようにして欺しの組織は 日々膨張と拡大を繰り返している…

『ふぞろい』*No.2684

みんな同じサイズで キチンと揃えられているものは なんだか異常で 不気味 とても怖い気がする それに まったく美味しくない (バカな現罪人どもよ) ふぞろいで それぞれなのが自然 ふぞろいこそが 生きものが永らえてゆく 生き残り戦術 この曲がりぐあい …

『曲がり角』*No.2683

なんだかドキドキするの 行ってみたいわ 何があるかわからないけど とにかく胸がときめくの あの曲がり角の 向こう きっと見つかるわ わたしの探している あれ が ・ ・ ★ ・ ・

『写真』*No.2682

この一枚の セピア色して ひとりの老人が写った写真から かれの時代と 人生が走馬灯のように見えてきて いつしかぼくは その老人になっていた ・ ・ ・

『過去』*No.2681

得たものと 失ったものを計りにかけてみる バランスがとれているとおもいきや あっとうてきに重かった 失ったもの ・ ・ ・

『生成30』*No.2680

ついさっきまで 大地そのものだったのに 今はすこし ほんのすこし 大地から顔をだして ・ ・ ・ ・

『たらいまわし』*No.2679

ぐるぐる回して ぶつぶつ交わし合う いつものように ふーっ これであんしん むかんしんに ほし ん?

『近視的雑感3』*No.2678

出した杭は 打たるれば打たれよう どうぞお好きなように また別の処で 杭を出しますから なんなら もっと出しましょうか ・ ・ ・ ・

『近視的雑感2』*No.2677

内へ内へ 向かって引きこもる ウツむきかげんで 病んだまま ・ 老害 いつまで執着するのか こまかいつまらないことに 他から見たら笑われるようなことに オレサマのみ このムラの柵 ・ ・ ・

『近視的雑感1』*No.2676

失ったものは大きい その揺り戻しが顕著 ・ ずれたおじさんが 右往左往しながら 夜道を歩いて お家に向かっている ・ 強いものにすがりつきたい たよりたい 先の見えない不安のなか ・ ・ ・ ・

『大都会の交差点』*No.2675

猥雑だ が居心地の良さを感じる 混沌と しているのに妙な魅力 毎日は嫌だが偶に行きたくなる 宿命を背負って 美も醜も受け入れてきたこの街 一人暮らしの若者も 着飾った娘も 高層マンションのセレブも うつむいて歩く人も 混在している街 何者かになろうと…

『にしたによいしょ』8月号

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『大きな移行期』*No.2674

ぐんぐん成長する どんどん広がる セイタカアワダチソウ 別の名を アメリカキリンソウ これらをすっきり刈れば これまで見えなかった草 潜んで待ち望んでいた草の種たちが おおよろこびで 芽を ・ ・ ・ ・ ・

『便器に座って』*No.2673

いろいろありまっせ 世間 いろいろやな 人生 便器に座って ぼそっ ぶつっ ふ〜っと ため息をつく ・ ・ ・ ・

『世の間』*No.2672

荒れ地に 突っ立っている 朽ちた一本の棒 ざわざわと あるとき あるあたりから 騒がしい声が漏れている いつの時だっただろうか 時は去ってゆく 棒は腐って倒れ 人の愚かさと 儚さが 身に沁みた草たちが 一斉にゆれる ゆれる ざわざわと ・ ・ ・ ・ ・

『時間というもの』*No.2671

いつのひか みーんな いなくなった きれいさっぱり消えていた人類 滅びは 遠い未来でなく いま ここにある ・ ・ ・ ・ ・

『青い時』*No.2670

こころに傷を持って 持ち続けて 社会の隅の吹き駄目に追いやられた女と男 オマエのためなら死ねる 走る走る走る ぶっ飛ばし また違う傷をおった者と出会う ホンキで恐く ホンキで好きだ いま、今だけのオマエ バーカ 苦くて 苦しい青い時がある ぶつかって耐…

『ぎゃんぶる』*No.2669

ワクワク ムクムクともたげる欲望 ヒリヒリしたドキドキ感 愚かさが見え隠れする 世間からはみ出した 人間同士の仕掛け合い 居場所を失った者たちの 逃げ場所 ああ 幻想を手に入れたい ・ ・ ・ ・

『見えない』*No.2668

この眉が濃く太い老人は 長年培った巧みな言葉と 狡猾な舌で民をまく 着物の下の鎧が見え隠れして 見える人には怖く見えて 見えない人には剛腕に見えつつ 皆目見えない ・ ・ ・ ・

『黒豆苗植え』*No.2667

畝の草を採り、土を細かくしてから 一昨日は夜中の9時半 昨日は9時 今日は10時まで 種から育てた黒豆の苗を植えた 日中は暑いので夕方からの作業だ ああ、植えた苗が枯れている すぐに植えりゃよかったのに・・・・ なんでも後悔が先立つばかり・・・ で…

『硝子コップ』*No.2666

青い硝子コップが テーブルに置かれている 眺める目の時間 奥行きと ふくらみ 光が入ってたわむれる 眩しさ ・ ・ ・ ・

『空き家』*No.2665

閉ざされた戸や窓 積もる埃 そのうえの蜘蛛の巣 真っ暗闇の じめじめとした部屋 腐った畳の異様な臭い 戸の隙間から僅か射し込む 一条の光 その光線の周りを キラキラ 塵が舞っている かつて 団欒の場から聞こえてきた 数々の笑い声 流れる時の 速さ ・ ・ ・…

『山人』*No.2664

あの山人たちは どこへ行ったのか 囲いだしたものたちに 追いやられ 滅ぼされたのか ただ 消えてしまいそうな記憶だけが 私の細胞の中で 微かに 動く ・ ・ ・ ・

『目覚め』*No.2663

いつのまにか 知らない自分にすり変わっている 少女は心地好いため息をついた あ〜終わった 手続きの完了だ 目を見張った 何もかもが新鮮だ ためらいながらちょろちょろと流れていた水は 高い方へ流れ出した ・ ・ ・ ・