2012-08-01から1ヶ月間の記事一覧
この夏の 元気な便り 元気づけてくれる便り みんなそれぞれ自分の生活を営んでいる 街のあちこちから声が聞こえてくる ぼくはぼくなりに営んでいる、か 家中掃除機をかけて洗濯物を干す 朝から日射しがいたい 風があり 急ぐ旅人のように雲が流れている あば…
いま、この街を歩く いま、あの街を想う 女性ジャーナリストが撃たれて死んだあの遠くの街を ここ、楽しく語り合う食事 ここ、あの時を想う 空襲の恐怖に逃げ惑うあの時 同じ<いま>に 平和な<ここ>と 流血の<あそこ> 同じ<ここ>に 心地よい<いま>…
ぷつぷつ、ぷつぷつと 額から、首から、背中から、腕から汗が噴き出し シャツはもうじゅくじゅく、ズボンはべとべと 汗よ、もっと出でよ 体中から水よ、流れよ 朝6時から畑に出て草を刈る、土を寄せる 何時間かが経ち、腰も痛い もう限界だ 喉もカラカラ こ…
攻(責)めれば、攻(責)められる 囃し立てれば、囃し立てられる とれば、とられる 犯せば、犯される ののしれば、ののしられる あざ笑えばあざ笑われる しっかり見つめれば、しっかり見つめられる 認めれば、認められる 寛容をもってすれば、寛容でもって…
くっきりと白 うつろう雲 立ち止まった夏が描く 白い創造 夏に生みだされる 無垢と歓喜 朝顔と白百合 ○ ○ ○
家中の窓という窓を開けっ放しにする すると風がこそっと入ってくる 通り過ぎたり、忍び寄ったり 夏のぼくの田舎家は風の通り道 猛暑だって涼しいんだ 山や野原の風を連れて来るんだから 〜 ※ぼくの田舎家ではここ数年、エアコン(たった一つある)をかけて…
透き通った青のなかに白が綿のように貼り付いている ちぎられた真っ白な綿は少しずつ変化して流れていく この壮大な 青空に白雲のちぎり絵が描かれながら またたくまに百年が経つ * これも壮大な青のなかに 半島や列島や大陸が貼られている ときどき白やグ…
玄関先に蝉が ポロンと死んでいた ありったけ鳴いて ありったけ生きた後の ポロン 聴こえる蝉の声声声 声のなかで死が騒いでいる 突然、生と死が変わって ポロン 蝉がけたたましく鳴いている ●
暑いときは 冷たいビールに限る 汗を流した後は 冷たいビールが一番 真っ昼間から ぐぃっぐぃっ ああ、うめーー その後はお昼寝で ぐーっぐーっ ※草刈りをしてしこたま汗を流した後は、冷たいビールが最高にうまい!! その後の昼寝もまたいい。 /
何がよくてこんな場所を選んだのか アマガエルは動かず カタツムリはじっと 1日、2日と経つがまだ動かない 水もない、食べ物もないのに ふたりは仲良くお互いの場所で居座っている おい、ひからびてしまうぞ それでもビクともしない 玄関戸のアマガエルと…
時代が進んで時代に取り残されても 時代に合わなくなっても 頑と今までと変わらず固くなにやり続ける その一徹の凄さと滑稽さと しんどさ 頑固者との付き合いは たいへんだたいへんだ もうどうしょうもない ・
あれどこいった あれさがして あれって何よ あれはあれ だからあれって何? あ、あれやん ・
庭に草花が増えると 蛙も増えた ぼくが歩くとぴょんぴょん逃げる おまけににょろにょろ 蛇も逃げた 〜
もう朝から夏はデンと居座っていた 陽の光は寝床にきつく射し込む 夏が、早く起きろと言っているのだ ぼくは寝ぼけ眼でトイレに行き 新聞を取りに行くために玄関のドアを開けると パッと真っ白に明るくなって ドッと洪水のように暑い夏が入って来た おはよう…
ひとは愚かだ ひとはやはり愚かだ ひとは常に愚かだ その愚かさがつくりだした 時代 数十年経っても 尾を引いて いまだ愚かなまま ・
自問自答する誠実 自問自答ばかりする誠実 自問自答してぐるぐるぐるぐる 回っている誠実 強度はあるが 相互応答がない哲学者 ・
このムラの長老たちは いまだ固く、口を閉ざしたままだ きちんと語ろうとしない どうしたのだ老いた親たち 時代は流れ、もう記憶が薄れてきた どうしても語りたくないのか 忘却の彼方に追いやられ もうおぼろになって、いつまでも曖昧なまま 未来の行方を見…
オレンジ色にあからむ雲の向こうに 透き通った青空が広がっている 海の向こうのどこかの小さな島で 為政者が声を荒げて煽っている こんなくだらぬことに乗るまいぞ 大地は薄暗くなったが 夕焼けは止まったままだ 蝉がいまなおジージリリリーと鳴いている ・
てんしんらんまんな あかちゃん ないてわらって 星がまたたく そのえがおをすこしもらったよ 〜♡
どこかにきっとある 彼方の 憧れ 現実との隔たりを埋めるように 裏腹な 追い求める言葉 盛り場を越え 過ぎゆく日常の風景 移ろう時代の中で 感じる善 感じる美 憧れ *
ある時 そうまさにある時なんだ ふっと 暗闇からときに夢の中から 意識が戻ってくる それはぼーっとじょじょにじょじょに たまにハッと急に明るくなる 目覚めっていったい何んなんだ ねぼけながら考える 眠りからの回復? 休息していた脳の覚醒作用? それと…
このムラの人々は 上から均一の物語が下ろされてきて それを信奉して生きている かつてはT皇様の物語 それがあの大戦で甚大な犠牲とともに破綻した そして次はE神話の上り坂物語が始まった これは何十年も続き、いい思いをする人が数多だったが それも行き…
何もかも忘れて 何もかも断ち切って 遠くへ行こう ヒトの柵が感じられない場所 生き物たちが一瞬の命をよろこび合う場所へ行こう この地球のどこか 遠くに必ずそんな夢の楽園があるはずだ 遠くへ行こう そこで何をするかって? 詩や絵を書くんだ ● ●
持ちたい カネもモノも もっと もっともっと でもそんなに持っても 何になろうとも想う 昨日の不足は今日の充実になり 今日の繁栄は明日の衰退になるだろう おそらく 持てる資産はいつか汚く汚れ またたくまに消失するにちがいない 富裕は貧困である 持ちた…
小さな頃から あこがれ いつも見つめていた 愛しい ひまわり もうこんなに大きくなって カンカン日照り 暑くて暑くてたまらない 身が焦がれ恋焦がれ お日様の色に染まる 恋慕 夕立の雨をもらって 輝きを増し 周りを輝かせ しばし幸せに浸る ひまわりを楽しむ…
8月の染み入る蝉の声 とともに 銀がどうの金がこうのと 誰も彼も声高に言い合っている中で 僅か ヒロシマの少年と フクシマからヒロシマへやって来た少女の 6日8時15分の染み入る声 ●
真夏の夜の 街中の川の周りに 人がうじゃうじゃびっしり 押し合いへし合い集まって待っている やがてどこかから声が聞こえ 川の水面から小さな火の玉が夜空に上がって 暗闇からパッと 黄、紫、ピンク、黄緑、青、・・・ 色が浮かび上がり まるいさまざまな形…
どうか棒をおろしてください 平和はとても儚い 白い流れ雲をはずしたら たったひとつの夢の卵がこわれる ※憎悪のない世界をつくるには・・ ●
洗面所の排水口にたまっている毛 ちょこっと指でとってゴミ箱へ 風呂のタイル 黴がはびこってきたな ちょこっとたわしがけ 畳にゴミ ちょこっと拾ってゴミ箱へポイ 窓のさんのほこりもちょこっ 台所をちょこっ トイレもちょこっ 楽しい日常 (と言えるように…
昼はもわ〜ん 夜ももわ〜ん 暑さでもわ〜ん 身体も頭の中ももわ〜ん 青空ももわ〜ん もわ〜んもわ〜ん ※エアコンをつけてないので厳しいもわ〜ん。 でも、街のもわ〜んと田舎のもわ〜んは違う。田舎は快適なもわ〜んだ。 もわ〜んのなかへ、すこーし緑の風が…