2009-05-01から1ヶ月間の記事一覧

『場所』 言葉の展覧会768

この場所では あらかじめ欠落が含まれていて 議論とともにそれを埋めていかなければならない けっして記号に頼らず 変革の物語にも熱を帯びない 長らくの停滞の後5人は集った 重い口を開いたAは全体的な知が必要ではないかと問う 共存のための倫理を課題と…

『告白』 言葉の展覧会767

だだっぴろい ぬらぬらした海底教室に 机と椅子がある そこだけぼんやりと光が当たり ゆらゆらゆれている 誰も座っちゃいない いつからだろう 海上から 育て の毒が落ちてきた 毒の滴は滲み出し枝のように拡散し 蛸壺にみるみる広がる 暗黒に 育ち ってなん…

『工学』 言葉の展覧会766

とっぷりとぬるま湯につかったような なまあたたかい「悪い場所」 甘やかされた猫たちが集う「島宇宙」 そこでじゃれあう「動員ゲーム」 じこじこじこじ固持誇示 事故自己目的化した「コミュニケーション」 ときにお祭り血祭り熱狂ゲーム ちっ 設計のミスか …

『海』 言葉の展覧会765

渺々たる海原 縹渺たる水平線 ゆったりと 滅びを待っている地球 ●

『マスク』 言葉の展覧会764

さあ たいへんだ たいへんだ しんがたインフルエンザがやってくる こわいこわいインフルエンザやってくる いれるなこばめ飛行機から いれるないれるなふさぎましょう こわいウィルス防ぐため さあ たいへんだ たいへんだ しんがたインフルエンザがやってきた…

『百足』 言葉の展覧会763

意識無しの暗闇で どこか何か チクッ と痛みが 走る 深夜の熟睡の痛みのぐっすりの左腕の暗闇の 繰り返すチク チクッイタイイタイイタイ!! なんやねんこの痛さ ガバッ と起き 明かりを点けた ようみたら おぞましい百の足をぞろぞろ ぞろぞろさせて枕元を…

『読む鄴』 言葉の展覧会762

それは外からやって来る 向こうにあるものを呼び寄せ さらに内に引き込んでみる 自分を空っぽにして いろんなものを受け容れよう やすいもんだ ・

『五月晴れ』 言葉の展覧会761

雲一つない すっからかんの青空 スーラスーラスイー 遠く近く燕が舞うよ 緑の山 いろいろみどり スーラスーラスイー 遠く近く燕が舞うよ 人っ子見えない 明るい街 スーラスーラスイー 遠く近く燕が舞うよ この星ってふしぎ くってくわれていのちをつなぐ ス…

『ウィルス』 言葉の展覧会760

うようよいるぞ宿主が あちらもこちらも かっぽかっぽ感冒かっぽ それ、中へ進入だ! 気付かず1つが4つに ぞろぞろ動く乗り物へ 海越え山越え街越えて あっちからこっちへ かっぽかっぽ感冒かっぽ それそれ、人間様へ進入だ! 知らないうちに4つが46に …

「さいしん」 言葉の展覧会759

遠い地の出来事だと思っていた 出すことで潤ってきた まさか だが最深まで落ち込んでしまった 自分の近くの地にふりかかってくるとは だが再審し入れることに最新の技術で 細心注意しろ (*・*) ○

『星の言葉』 言葉の展覧会758

表と裏がある 言葉 明と暗がある 言葉 朝と夜、そして昼がある 言葉 夏と冬、そして春、また秋がある 言葉 言葉には躁あり鬱あり 希望あり絶望がある ぼくにとって幸せなのは それなりの何気ない日常の言葉 ささやかな楽しさを秘めて そんな日常につづく未来…

言葉の展覧会757

▼ よいことは誰も見ていない所でこっそりやるもんだ よいことは誰にも自慢しないことだ よいことは自分にも嘘をつかないことだ ▲ ・

『杉浦茂・展』 言葉の展覧会756

デンデレデレデレデーン デラデルデレデロー〜ン ジライヤ なんちゅうサスケ ドロドロドロンちび丸 ヘンシ〜ン!!したら おどろおどろしいオバケ 目また目 手だらけ足だらけの パンの羽ねはえたかわゆい かわゆいオバケ へんてこてこてこマンガ コロッケや…

「やきもちやきの女の子」言葉の展覧会755

やきもちやきの女の子 捨てちまいなよ 欲張りな所有欲と 詰まらない比較癖と 余計な自尊心の勘違い <「やきもち」よりも「つきもち」や「ゆきもち」をやこうよ どう? 雪もちやきの女の子 月もちやきの女の子 いいネーミングだね> *

『自己修正力』 言葉の展覧会754

なさけなく もうてにおえないまま じぶんでこねくれたどろのなかにしずみ だめなんじゃないかとおもっていたのに わがことだけじゃなくたをおもいかくごして けつだんすれば こんなにかわるなんて じぶんをかえることができたのですね あなたはやっぱりすて…

言葉の展覧会753

>> ********終わりと始まり の同時期+++ ・端境・ <<<<<<極端に縦に分断強固な壁>>>>>> 〜〜〜〜〜〜〜あえて隙間を狙って〜〜〜〜〜〜〜 1点突破 横断 せ よ !

「恐慌」 言葉の展覧会752

資本主義ってものは何でしょう まわるまわるぐるぐるぐるぐる 欲望にまかせてぐるぐるまわる 資 本 さあ、投資だ どこかに どこかに投資しなければ 儲けるため生計たてるため幸福をつかむため たくさんの人が参加して未来をつくろう そこで力をもった者たち…

『鶯』 言葉の展覧会751

ケケケケッ ケキョン ケキョン ホケキョ ケキョン ホーッケキョ ケキョ ホーッホーッ ホーケキョン ホケンキョ ケキョケキョ 鶯 も いろんな声で鳴いている < ● ) < ( / ==/ ・ ※写真は、田舎の畑から裏山を望む

『一つの消滅あるいはシャッフル』 言葉の展覧会750

ツツツツツーーツーーー ッ 最後の言葉の残滓が消え去ろうとしている これは起きるべきして起きたこと・な・の・だ・ろ・ う 薄暗く 殺伐とした冷たい底の世界 そこには信頼や希望なんて微塵も無い ナイ 目ニ見エナイ 見エナイカラコソ 消滅ナノダ 液状化す…

「限界」 言葉の展覧会749

限りある世界 ▲

『悪意』 言葉の展覧会748

悪意が蔓延っている 悪を悪だと知らずに悪をはたらく人がいる つまり悪を正義だと勘違いして悪を実行するのだ 思い込みも甚だしい 仕返しを恐れるから余計残酷な悪を遂行し 実にたくさんの犠牲を出して終わる 後で謝って済むものでもない でも罪を償い謝り続…

『箱庭の子ども』〜子どもの日に〜 言葉の展覧会747

箱庭の都会 「安心安全セキュリティ」と言ってる間にぷっつり子ど もの遊ぶ声が途絶えた私んちの近所「いいがっこい いかいしゃいいじんせい」と言っている間にこせこ せせこいいびつな子どもが大量生産けんかすらもい びつなけんか消費主体が内面化され幼児…

『しかたない』 言葉の展覧会746

境界線があやふや 出鱈目 もう全部の底が 抜けている なにもかもよくわからない もうこのままじゃだめになってしまいますよ しかたない わかっているけど しかたない どうかんがえてもむじゅんしてりふじんですよ しかたない りふじんはわかっているけど く…

『今なお新しい私』 言葉の展覧会745

もう歳をとりましたし 近頃の風潮を見ていましたら もう余命も幾ばくかと 思っていましたが なんとか生きながらえております これも私を支えてくださった人たちのお陰だと 感謝しているのです 自分の私腹を肥やしたい人によって骨抜きにされ 勇ましい人や凶…

『老猿』 言葉の展覧会744

薄暮の空 枯れ枝の先に やわらかに腰を下ろした 霜のように白い 老いさらばえた 一匹の孤高の 猿 もの問いたげな 達観したような 心中を探るような まなざし 夕闇が迫る 孤独の時 何を語ろうとしているのか この私に 老猿を乗せた 枯れ枝がかすかにゆれる あ…

『劣化1』 言葉の展覧会743

もはや完全に失われてしまった 気分だけがぷわぷわと漂って 蜘蛛の巣にかかってばたばたと熱狂 どっちが好きなの 好感度で選ばれる 決断主義者 やりきれないことことの問題 あれかこれかではもうどん詰まり 変わる程益々悪化する お外に出たくない 出るのが…