2013-06-01から1ヶ月間の記事一覧

『もつれた糸玉』言葉の展覧会1653

縺れてしまった糸玉 解きほぐすには あまりにも 気が遠すぎる きちんと伸ばしていくと ひょっとしたら 切れるかもしれない まき直しは できないかも かといって 縺れたままでは ああ、あたしの存在理由は・・・ 混乱した 愛の意味 * ● ・

『腰痛の薬』言葉の展覧会1652

横向くといたい 少し屈んでもいたい 歩いてもいたい 座るといたむ いたたたたーと 仰向けになって ふーっと 一息 じゅくじゅくの畑で 一日中じゃが芋掘りをしていたので 腰が痛くてしょうがない 痛みをとるため 気付け薬 冷たい缶ビールをゴクゴクと飲む も…

『日常片付け編』言葉の展覧会1651

ほっ散らかしにしていた ショルイやモノが部屋中あちこちにいっぱい ごちゃぎちゃして まるで混乱した脳 ゴミの海 かくなる上は 片付けるしかない えい!! おもいきって 1年ぶりに整理をした 閑をぬって 5日かかったが まだ少し残っている 後、家の中では…

『雨雲』言葉の展覧会1650

雨雲 流れに 流れて 乱れた水墨画 ひとしきり 降り 暴れ やがて 消えてゆく まるで何もなかったかのような すっからかんの 青い空 ● ・

『政治家』言葉の展覧会1649

置き去りにされた 大切なもの と売り とう 略 おもわく かけひきばかりが うじゃうじゃと せんきょに占拠された 国かい ゴミ箱に捨てられている 無駄金と時間 あるいは腐臭の 未来 ※電気事業改正法案や生活保護法案等重要4法案廃案に。 時間をかけて話し合…

『音無、』言葉の展覧会1648

宙 の 乱高下 宙 の乱高下 宙の 乱高下 はてなき宙の 乱 高 下 おとなしく (音無句) ・ ・

『反転』言葉の展覧会1647

あたたかだった人が急に冷たくなった なぜかわからない えっ 敬虔だったあの人がこんな自堕落に う〜ん 真っ青な空から黒灰色の嵐の空へ 陽から陰 聖から邪 善から悪 生から死へ 幸せな暮らしから不幸のどん底へ よくあることだ ・ ありとあらゆるものは対を…

『キセキのじゃがいも』言葉の展覧会1646

ひと鍬入れ 土をもたげると 出て来た出て来た でっかいじゃがいも 小さいのやひんまがったじゃがいも・・・ 土に水が染み込んで、腐ってもうあかんと思っていたのに こりゃ、キセキだ やったぜ!! まだ寒い日に 86の母が種ジャガイモを半分にして 灰にま…

『6月の黙想』言葉の展覧会1645

目を瞑って 闇を覗く 奥の奥の宙をみる 自分であって自分でないような いや自分なのだが自分とは関係なく 何かが出て来てしまう それは何か この星の一画では 空気がピリピリと張り詰めている 私はここに在るのだけれど在ない 周りで音が飛び交う 言葉を発す…

『緑のかがやき』言葉の展覧会1644

夏へと移ろう 濃くなる緑 春の淡から濃へ 雨が降り 目を見張るばかりの緑のかがやき でもあたしの心は 濃から淡へ 緑がまぶしい ● *

『やっと梅雨』言葉の展覧会1643

やっと降りだした雨止まず喜ぶ草木喜ぶ蛙 * 二日目の今日も一日中雨が降っていました 三日目の明日も降り続くそうです 降り続いて じけじけと * 乾いたら乾いたで 降ったら降ったで かなわんわ もうどないせーちゅうんじゃ * ・

『紫陽花』言葉の展覧会1642

アジサイの薄緑の蕾 やがて紫を帯びて花に 紫陽花 変わりゆく色彩 色のゆらぎ 移ろいのあざやかさ とらえたい時間の美しさ ** ・

『それから』言葉の展覧会1641

朝、裏の畑に行った 雨が降ると言っていたので 畑の蒔種に水をやらなかった ・ それから 野菜を数種類採って サラダにしたり炒めたりして朝食をとった ・ それから ハヤシさんが来訪して 山登りやパソコンの話を楽しくした ・ それから 農会の回覧を届けに行…

『散乱』言葉の展覧会1640

時が積もり まがいものの 散乱 拠り所の喪失 やりたいことがあるようで これといってやりたいことがない 塵が積もって あちらこちらに チリチリ 散り散り 乱れ * + ・ ・

『言葉以前』言葉の展覧会1639

名付け得ぬ何か が ぬっと 夢の中に あらわれ出る ああ 誰かがよんでいる 言葉の前の声で 奥の深い深いところの 誰かが ● ・

『からつゆの涙』言葉の展覧会1638

からっと梅雨に からから笑うしかない 日照りの夏 雨乞いしながらオタオタ歩く あまりにもからからに 乾いていた空が 今日は少し涙を流してくれた ・ ・ ○ * ・

『6月の夜』言葉の展覧会1637

眠ろうとしたが眠れない この夜、世界で何人もの人が愛の言葉をささやいている 咳をコホンとする 私をふり向く 宇宙のどこかがゆらぐ とっくにあの思い出は夜空の向こう 言葉は常に流れている 誰かが置いてくれた椅子に座る 時間が立ち止まり 足早になる 私…

『なにをやってもうまくいかないとき』言葉の展覧会1636

なにをやってもうまくいかないときは なにもしないにかぎる が、なにかをやってしまい ことごとく失敗する いやこれはなにかの合図で これを機会に 自分を正し、律しなければいけない と思いきや もうそれもすぐ忘れてしまう ほんまに人間ってやっかいな生き…

『人類のバランス』言葉の展覧会1635

男ばかりおったらろくなことがない 何をしでかすかわからない 女ばかりおってもろくなことがない 何がおこるかわからない 成人ばかりおってはおもしろくない 子どもも老人もいなければ 戦士ばかりおってはおそろしい たたかいばかりで やがて自分たちも殺し…

『本質』言葉の展覧会1634

点ではなく線 太さは無くて長さをもって ゆらいでいる ただ ゆらぎだけがゆらいでいる 線といっても 小さな微さな素のひものような粒子 粒子はゆらぎ ゆらぎそのもの 在ることの本質 そのゆらぎとゆらぎの 間の 力 ・ 〜 ・ ● ● ・ ・

『ヒト的課題』言葉の展覧会1633

どうもよくわからない 空っぽの頭を傾げてみる う〜ん 生き伸びることなのか あるいは限りあるなかで幸せに暮らすことなのか 空っぽの頭をたたいてみる 「生きろ」とか「生き伸びろ」とか言っているけど ヒトが生き伸びるとしたら いったいいつまで? 永遠に…

『若さのビジョン』言葉の展覧会1632

遠くまで見なくっちゃ 乱反射の彼方に真っ直ぐな光が見えるんだ君には そうだろ 薄闇を透かして見なくっちゃ 黒く過酷な道を踏み込める力があるんだ 若さゆえに どんよりとした灰色雲の向こうに 虹を想い描くことだって 太陽が燃えたぎる真っ青な空に つなが…

『ヤベーノミクス』言葉の展覧会1631

なんてこった なにもかもぐっちゃぐちゃで ガラガラポン アー ヤラレタ ヤラレター まけたまけた ソンソン 大ゾン ソング 期待してたのがみんな もうみんな無くなった もうおしまいだ ダマサレテイター カネカネ カネー カナワネー あーいいきみだ ナントデ…

『隠されているもの』言葉の展覧会1630

ごじゃごじゃと 線の闇に 少しずつ穴が空いて ひろがり 隠されていた 安らかな眠りがあらわれる ● ● ● ● ● ● ● ●

『文字』言葉の展覧会1629

時とともに ヒトとともに 記憶と差し出し伝える姿の 絶え間ない対話が続けられる それは遊ぶ その見た記号に見た絵に 使うだけでなく 伝えるだけでなく 余裕をもって遊ぶ 感じ 考え 美しさをも秘め持つ はたまた余白の楽しさ それは後からできて 限られてい…

『NISHITANI ART』言葉の展覧会1628

こんな片田舎にも 夢をつくる わずかな灯が点り 明日への明かりが かぼそいながら 一筋スッと見えだした 西谷で歩き 西谷で夢をつくる ・※NISHITANI ART「西谷でつくる」会のホームページできる!! http://nishitani-art.com/index.html (ボクのも載ってる…

『初夏』言葉の展覧会1627

夢を見た ようだが思い出そうとしても思い出せない 甘くていい夢だった 通りすがりの人に 道を聞き あれこれ質問していると 親しくなった 初夏の夜 会議の後、五人でタマネギや焼き鳥を食べ 未来を語り合いながら わいわい飲んだ 日照りの下の 涼しい緑の木…

『夏の訪れ』言葉の展覧会1625

歌が上手くなったウグイス 草むらから低い呻き声のカエル 緑に浮かぶ白や黄色の花菖蒲 恥じらいの紫陽花の蕾 どんよりとした薄グレイの空に 濃くなる山の緑 老いにも若きにも 訪れの戸をたたく 夏 ・

『ゆらぎ』言葉の展覧会1624

ここに わたしがいて あなたがいて 花が咲き乱れて 小鳥がさえずり 真っ白な雲が流れる なにもかもゆらぎながら ゆらいでいる あっちにこっちに ゆらゆらゆらと わたしのなかで あなたのなかで 草木のなかで 小鳥のなかで 水のなかで ありとあらゆるもののな…