『戸のすき間』 No.3530

いつもトイレへ行く所の戸を開けている
猫ちゃんたちの通り道だ 

その戸のすき間から夏の空気が入ってくる 

 

すこしひんやりと しめった梅雨時の

侵入してきた空気を肺にを入れて
ぼくはゆっくりと はき出す
息苦しさとか生きづらさって
そんなのどこにあるんだろう
朝の空気はとくにおいしい

 

猫ちゃんはぼくのソファを占領して
ぐっすり眠っている