言葉の展覧会44

往くだけでなく
還る姿になりたい


往く
目的地に向かって
まっすぐに
急いで
でもそこには偶然が入るんだ
人を助けてもそれだけのこと


還る
日常から出て日常へ還る
道草をくって楽しげに
周りはすべてがひらかれていて
ひとりの人を助けるだけで
大勢を助けることになる
還る
知から非知へ


この列島のひとは往くだけで
還ることを全くしていないと言う
そう言うこのぼくも
未だ片道だけの人生



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『思想とはなにか』吉本隆明+笠原芳光(春秋社)読了。
久々の吉本節を聴く。吉本隆明ももう82歳になったんだなぁ。この歳でボケずにこれだけのことが喋れるとは・・・、もう感心するしかない。
往相だけでなく還相が必要だ。


■田舎で年末の大掃除。だだっ広いので、片付けても始末しても、掃いても拭いてもなかなか終わらない。
■夕方は、カミさんと正月料理材料の買い出し。夜に九州から上の息子が帰ってきた。