『あなたへ』No.3442

あなたはあそんなにしてまで
したいの


もう遅いのよ
なんにもしないあなたは


あなたといても ちっとも安らげないの
楽しくもないわ


狭くて閉じられた夢ばかり見て


あなたはとてもえらそうに
口汚く罵るように言っているけど
あなたがこわくなるときがある
そんなことしてなんになるの
みんなわがままだって
あなたは良心の疚しさを隠しているのがわかるわ
いまのあなたは 恥ずかしいだけ


あなたはそんなにしてまで
生き延びたいの





  根本右世さんに