「つぎ来る春を待ちながら」言葉の展覧会500

aiueokaki2008-04-03

こころがよわっているときは
こころがしなだれ
うなだれ
もうちょこんとおさえただけで
ぽきんと
おれてしまいそう


こころがよわっているひとは
しんがやられているから
さくらのうつくしさもわからず
なにもできずに
ただうなだれるしかない
さらにうつむいて
とぼっとぼっとあるく


だから
みまもってあげること
なんだこいつとおもわずに
どうしてってとわずに
じっとじかんをかけて


しばらく
なにもきかず
なにもいわず
あったかくして
かんごしてあげて


そうすると
つらさと
くるしさがすこしずつ
ぬけていって
いきようとするしんが
自然にできてくるんだ
秋がきて冬がくるように
春はつねにやってくる
ふしぎだね地球って


しばらく
地球のじてんこうてんにみをまかせて
おれないよう水をあげ
しんができるまで
またつぎの春をまとうよ