『なぜかわけのわからなさ 1』*No.2862
・・・・・・・<森>
ここを曲がって
あっちを曲がって
くねくね曲がって
森を見つける
たったひとつのわたしだけの森
一番気に入った木に
抱きついてみる 目を瞑り
やさしく つよく つつむように
ああ、
わたしはずーっと
こうしていたい
生きていたい
生き続けていたい
何百年も何億年も
生き延びたい
わたしだけの木
わたしだけの森
わたしは木漏れ日のもと
ふんわり枯れ葉のじゅうたんで
寝そべっていた
一日中
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