『初夏の里山』 * No.2989

             「木を見て森を見よ」
**          「野草を見て里山を見よ」


ハルジオン ハルガヤ
チガヤ
ヤマボウシ タラ ヤブヘビイチゴ
カモジグサ


ヒカゲカズラ
ヤブコウジ
シュンラン   イナカギク
ツルリンドウ  カクレミノ
コバノミツバツツジ
ツルアリドオシ
タムシバ
ミヤマウズラ
サルトリイバラ    サワギキョウ
ボロギク
   アギスミレ
 アメリカセンダングサ
スズメウリ


セリ
キセルアザミ
ササユリ
ウド
チレミズヒキ
シソバタツナミ
キクバヤマボウチ
タカノツメ
コシアブラ
 コナラ
 ナラガシワ


カンアオイ
キッコウハグマ
イチヤクソウ
 ミヤマガマズミ



ヒメアギスミレ
ツルアリゾウシ
ショウジョバカマ
ヤブコウジ トウゲシバ
アリマウマノツルクサ


****
いちばん、感動!
     **

里山の奥にひそかに
つつましく咲いている
ツルアリゾウシ
ちいさなちいさな 可憐な二つの花が
寄り添って
咲き
やがて
一つの実をつける



****

      ツルアリゾウシ



今日は、宝塚自然保護協会副会長のモリモトさんと、コサカさんとぼくの3人で、里山「やまもり山里」に入り、モリモトさんに丁寧に教えてもらいながら野草や木々を見て回った。
初夏の里山は、少しずつ緑を深めている。
まだ春の名残のシライトソウが咲き、里山のあちこちにササユリが、わたしもここでこうして生きていますよとつぶやいているように咲いていた。
だれも全然気づかないようなところに、ひそやかに、小さく、けなげに2輪だけ咲いているツルアリゾウシにはいたく感動した。
里山にはいろんな木々や野草が生きている。
あっ、こんなところに・・・・


帰宅後、しばらく庭の白いテーブルでハヤシさんも加わり歓談した。


別れた後、畑を見ると、コムラサキさんが一生懸命畑を耕していた。コンビニの店長をやっていてその仕事帰りに寄ったのだ。
ぼくは裏の畑からカボチャの苗を取ってきて、一緒に植えた。9苗植えた。
「もうすぐ雨が降るみたいだから水はやらなくていいですね」
でも、水をいっぱいやった。
もうあたりはすっかり暗く、近くの街頭で元気な苗が見えた。お互いの充足した顔も見えた。
「さあ、みんな育ってくれるかな」
野菜は世話をしなければ、育たない。でもカボチャは条件さえ良ければ、放任でもよく育つ。楽しみだ。
時計を見るともう8時半だった。
「もう終わりましょう」
「終わりましょう」