『SeiSei 変奏』*No.2407

遠くから近くへ
ポッ
なにものかがあらわれ
ポッ
流れ消えてゆく
点ではなく

そして中間
ぼけてぼかされて隙間だらけのわがみ
そのなかに花をさかせよう
雑草の
生々としたその記憶と
持続を入れて
ひらかれて
せいてはならぬ けっして動きすぎても
静かに つぶやくように
新しい衣服を纏うのではない
新鮮で新しい芯を夢想することである
断ち切ること 
いったん 
あの自信満々な腐食した妄想とカラクリを 正々と
愚かなのであるどこまでも 人間
どこか何かが欠けているサル
目先の欲望と破滅へ進んでゆくこの生き物の未来
それを気付かないヒトばかりが溢れる地球
海への動物への草への
星への宇宙への
そしてあなたへの
清々とした 生成
微粒子が散らばりあちらこちらに漂っている
それぞれ おたがい ちがった
雑多の細かな断片
そうだ関係、そうだ繋がり、そうだ流動、そうだ変化

とともに