『とんび』*No.2421

とんびが大空を舞っている
すがすがしい朝だ
いつまでも見ていると
いつしかじぶんのなかから
とんびが飛び出し舞っていた
ヒューンヒュルルルル−
かろやかに ゆかいに
ささいなことはどうでもいい
ちっぽけな自分とうごく社会をながめる
風の流れは見誤らず
山の向こうや遠くの空を観る
とんびは
急激な変化にふりまわされない
ヒューンヒュルルルル−
ヒューンヒュルルルル−
ああ、きもちのいい朝だ