『吹っ飛んだ夢』 No.3664
しこたま強い風が吹いて
ぼくの夢がどこかへ吹っ飛んで行った
夢なんてどうだっていいんだ
と言って出かけた
この地域ではハザードにどう対処するかはお上頼みじゃなく
結局は私のハザード・カード(マイ避難カード)を作って自助するしかない ご近所さんと助け合いながら・・・等とみんなにこやかに語り合う
会は、なるほど、だ
次に 行く行くと言っていたカフェにやっと行けた
もう貸し切りで 美味しいオーガニック野菜カレーとサラダを食べ
上品なコーヒーを飲みながら 店長のヒカリさんとゆっくりお喋りをする
「あなたとカフェ、そして誰か」 みっつの点がつながる
このコンセプトいいですねぇ、あの壁に貼ってある「さんかくカフェ」のうたい文句
ヒカリさんは嬉しそうにほほ笑む
それから スーパーでちょっとした日常品の買い物
あの~、シャンプーどこにありますか あそこですよ いっしょに行きましょう
人と出会い、つながる
これ、ぼくの夢のひとつにあったなあ
家に帰って来た時 ふと上を見上げると
おや、あの木の枝に引っ掛かっているよ
ぼくのささやかでひ弱な夢 ふるえながら
また、降ろさなければ そっと
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