『生の明かり』 No.3620
石に灯す
ほのかな明かり
死者の記憶
死者への哀悼、祈り
再生の
生
生きる
生きている証の明かり
灯る生のほんわりとしたよろこびと
永遠の問いと
生きるとはどんなこと?
灯りがゆれ 石がゆれ
生がゆれる
どんなことがあっても
とにかく 生きることだ
※前夜、宝塚南口にある武庫川中州の石積み「生」にみんなで灯りをともしました。
薄暗がりから闇へ。急に寒くなってきました。あの25年前の悲惨な災いのために落とされたいのちへの哀悼と祈りをこめて黙祷。
家々の灯りがぼやけています。それぞれの営み、それぞれの生。喜怒哀楽。生きるって何でしょう。生という謎。永遠に問い続ける「生」・・・
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『石を積む』 No.3619
すでに忘れ去っていた記憶が呼びもどされる
災い
災厄がふりかかる
大地がふるえ
地が割れ電柱が倒れ家が壊れ人が死ぬ
死ぬ
死
崩れる すべてが崩れて
終わってしまう やがて
生きとし生けるものあらゆるものが死ぬ
「死ぬときは死ぬが候」 自然(じねん)のままに
石を積む
だから
こそ
「生」という字に仕立て祈りをこめて
石を積む
壊れても流されても積む
積み始めて15年が経った
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