『5度目の再「生」』言葉の展覧会1480

aiueokaki2012-12-09

こんな川の中州にも
繁茂して
なんと旺盛な生命力
根茎を至る所に長く伸ばして
刈っても刈っても
生えてくる
しぶとい草
おお、これこそ「生」!
それを散髪してさっぱりしてから
石を積む
冷たく凍り付きそうな風を受けて
負けずにしぶとく石を積む
流されていた大きな石たちを
また摘む
水が浸食してきているが
たくましい石の「生」
ほんの一瞬、ふわ〜っふわりと
雪が舞った
「初雪だ」
〜○





※朝、大野さんの車に乗せてもらって、宝塚南口の武庫川中州に行った。「生」(大野良平作)、5回目の石積みだ。午前中は草を刈り、午後から石を積んだ。積んでいるときに誰かが空を指して「あっ、ゆき」と言った。見上げてみると、ひとつの白くふんわりした雪が青空を舞っていた。一瞬のショー。