『バカ論』 * No.3157

あっちもこっちもバカばかり
どいつもこいつもバカばかり
いつの時代もバカはバカ
同じバカなら言わなきゃソンソン


はびこり
えらそうに
のさばり
他人の不幸は蜜の味
ふくろだたきばかりするバカ
欺瞞野郎バカに迎合するバカ
野次馬にパカバカ パカバカ
画面に巷にお隣りに


よっぽどひまか
よっぽどワケワカメなのか


自分を探すバカ お上に頼るバカ
クレームしか知らぬ孤独なバカ
忖度しか知らぬ姑息なバカ
バカなことを踊らされるバカ
毎日バカばかりが見るバカテレビ
渡る世間はバカばかり


相手が読めぬバカ
話が通じぬバカ
まぬけ とんちんかん
バカがバカと言う
たかがバカに過ぎぬおいらに腹立てるバカ
自分のバカに気づかぬバカ
バカ社会を見抜けぬバカ
ああ、ああ、息苦しい!!
バカは死ななきゃ治らない


おいらもバカ バカがバカを笑う
なかにはあんなバカを好きになる
こんなバカもいる


おいらはやっぱりバカとしか言いようがない
バカは死んでも治らない






※『バカ論』ビートたけし