窓から冬の光が入ってくる
このコーヒーカップへの日差しは
ほんの僅かの時
湯けむりがゆれる
ゆらりゆら じつにのんびりとあがってゆく
ぼんやりながめながら想う
内面が試されている
わかる人にはわかる
ひそやかな構想
様々に引かれた線
中間にいる愉しみ
なぜこうなったのか
だれがこれをつくったのか
不思議のくに
コーヒーをすする
ゆれうごく手のしぐさがなやましい
いい人はそんをしない
けっして
微笑みながらながい目でみることだ
コーヒーは美味しい
おいら、しばらく寒さに
耐えている草になる
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