『初冬の夜』 * No.3155

ぽつん ぽつん と
灯っていく明かり
ひとつひとつがいとおしい


夜寒や
生きている重さと軽さ


すこしよどんだ川に小石を投げてみる
閑として
空気澄み冷たく
月渡る


夜の向こうのはるか彼方
海の音と
もどってきた星の
よろこびの歌を聴く
あなたを想いながら


MARGA
幸せは足許にありました