『自由5』*No.2495

どこからともなく聞こえてくる声がある
外から
いや天から降ってくるような
なんだろう
よく分からない
なんだか尊くて愛しいような
自分が全面的に信じ頼っているような
母なるもののような
神のようなものから
自分はすべて認められて
身を委ねる
このようなものがいるので
自由なのだ


そのものから呼びかけられる
私は応じる
それが責任を持つ
ということの
意味




大澤真幸『自由の条件』参考