『真夏の夜の花火』言葉の展覧会1375

真夏の夜の
街中の川の周りに
人がうじゃうじゃびっしり
押し合いへし合い集まって待っている
やがてどこかから声が聞こえ
川の水面から小さな火の玉が夜空に上がって
暗闇からパッと
黄、紫、ピンク、黄緑、青、・・・
色が浮かび上がり
まるいさまざまな形をつくりひろがる
夜空に描いた光の芸術
人はどうして何百年の昔から花火を愛でるのだろう



何か
どこか
真っ暗闇から
パッと浮かび上がる生命の
原初的な美しさに触れ
ドーンと命の根源に響く音のなかで
いっぱいに湧き上がる
よろこび





※ナカヤスさんの、宝塚「はなの道」横のマンション12階宅から眺める花火は最高だった。オカダさんとナカヤス宅に招待され、20代前半のカギヤマさん、タカハシさん、ヤマモトさんらと一杯飲みながら花火を見た。