『いま、ここ』言葉の展覧会1400

いま、この街を歩く
いま、あの街を想う
女性ジャーナリストが撃たれて死んだあの遠くの街を



ここ、楽しく語り合う食事
ここ、あの時を想う
空襲の恐怖に逃げ惑うあの時



同じ<いま>に
平和な<ここ>と
流血の<あそこ>



同じ<ここ>に
心地よい<いま>と
地獄の<あのとき>




朝日新聞の若い作家本の書評で、はっと気付かされた<いま><ここ>が書かれていたので、それを思い出して詩にしてみた。時は移り、地も変わる。その中での<いま>と<ここ>の不思議さとかけがえのなさ。そして想像力の大切さ。