『THINKing MARGA*4』 言葉の展覧会1158

aiueokaki2011-11-06

  

透き通った青空のなかに
どっかりと雲が居座っている
陽に当たった部分がやけに白く明るい
その下の地上は刺すような寒さで指先がいたい
寒い寒い朝 なんとはなしに
ぼくはマーガのことをかんがえる


それは誰も知らないし
おそろしく根気がいって
報いのないたいへんな作業だと言われている
でも誰かそれに気付いたものがやらなければならない
そうしなければみんなはズルズルと滅びの方に行ってしまうだろうから
だからぼくはきみのことをかんがえつづけている
マーガ





あの青空をみつめていると向こうから
そしてぼくの内から
何か交換し合う音が聴こえてくる
音は様々なオノマトペの声となり
やがて歌となり
透明な風となる