『夜中の大嵐』 * No.3112

眠れずに大嵐の音を
病床からずっと聞いていた
これでもかこれでもか
と窓を叩き付ける風雨
荒れ狂う風の絶叫
これでもかこれでもかと
夜中じゅう吹き荒び
一睡もさせてくれない


朝になると
空はもう別人のようになって
雲間から陽の光が差し
別世界のおとぎの国にきたように
きれいな虹がかかった