『未明、ベッドの上』 * No.3115

午前3時
目覚めた、と言いたいが
まだ半分眠い朦朧の中
おそらくまたもうひと眠りするだろう
ベッドの枕元に置いた本とノートとボールペン
足下の簡易テーブル上のノートパソコン
ぼくの活動世界はこのベッドの上で十分だ
ただやっかいなことに生理現象でトイレに行かなければならない
まあこれも運動だと思えばいいだけのはなし
条件は完全に整っている
それでは上体を起こして
暗がりの中でノートをひらき、ボールペンを持って
想い浮かぶことを記していこう
明るんでいくのを待ち望みながら
そして
徐々に夜は明けていく