2017-10-02 『10月は黄昏の国』 * No.3092 若いころ、「10月は黄昏の国」というレコードをよく聴いていた 小椋佳と加川良の歌だ 一人は癌にかかり、一人は今年の冬に死んだ 黄昏 たそかれ 誰だあのひとは あたりがおぼろになって 誰だかわからない 薄暗闇の中で ひとと風景と生命が溶け合うとき 西の空の夕焼けの残像 黄金の夕陽の名残り ひとりでいることが 哀しく また愛おしくおもえるひととき しんみり ギターをぽろんと響かせ 小椋佳と加川良の歌を歌ってみる 一杯の酒をちびりながら ・ ・ ・ ・