『6月の黙想』言葉の展覧会1645

目を瞑って 闇を覗く
奥の奥の宙をみる
自分であって自分でないような
いや自分なのだが自分とは関係なく
何かが出て来てしまう
それは何か




この星の一画では
空気がピリピリと張り詰めている
私はここに在るのだけれど在ない
周りで音が飛び交う
言葉を発する
言葉は身体を通り抜け 音とともに
海に入る
時間だけが 静かに
動く